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も露ほど思いませんでした。
大きくなってキラーナより少し小さいくらいの大きさになった子どもたち。キラーナの横暴な恐怖政治は子供が大きくなっても日に日に増すばかり。そして暴力の対象は闇の軍団のメンバーだけでなく、我が子にまで及ぶようになってしまった。特に一番最初に生まれたオスのハイエナ二匹はよくキラーナに叩かれたり噛みつかれたりするようになった。少しは手加減しているのでしょうが、それでも子どもたちにとって、戸惑うばかりでした。
ブチハイエナは、オスよりメスの方が順位が高く、リーダーはメスの仕事。メスがオスに、「その獲物よこせ」と言ったら逆らってはいけません。だから、ハイエナのオスはスよりよく狩りをする性質があることがわかっています。また、最初に生まれた子供より、妹のほうが順位が高くなることもわかっています。
キラーナの血を多く引いた末娘のヴィクシーは、兄や姉たちよりも、キラーナからは攻撃を受けにくい様子でした。
冷酷で残忍、残酷な女王の政治に群れのメンバーの不満は風船のようにどんどん溜まっていきました。それが破裂するのは、そう遠くないことでしょう。
まともに戦っても負けて殺されるだけ。だから、みなは、一番キラーナが油断していると思う人物(ハイエナ)に助太刀を頼みます。
誰に頼んだかって?
それは次の女王となるヴィクシーです。ヴィクシーの後見人として争いを起こす。最強のブチハイエナ女王でも、何匹もいたら、かなわないでしょう。
さて、やっぱりそんなことはつゆ知らず、キラーナの今度の野望は、親子のチーターを排除すること。
闇の軍団の縄張りの狭間に、ディケレディという若いメスのチーターがいます。今、子育ての真っ最中。獲物を取り合う存在なので、キラーナたち闇の軍団にとってもディケレディがいなくなることは嬉しいことなのです。
ディケレディは子育てをしながらこの闇の王国を生き延びてきました。そして、なんとかこの闇の狭間から抜け出そうと奮闘していました。
そしてしばらくして。闇の軍団はこの親子を排除することに成功したのです。
そしてそのタイミングで、闇のならず者たちは本格的に動き出したのです。