【永遠】
⚠️死ネタ⚠️病み⚠️アメ日帝⚠️微ソナチ⚠️微ソ日帝⚠️BL
日帝視点・
あぁ。なんで生きているんだ?
ここはどこだ。
そもそも、『奴ら』は無事なのか。
そんな数々の疑問が解決するまで、そうそう時間はかからなかった。
??『やっほー。元気?』
このいけすかない声。
聞いただけで虫唾が走る。
誰かわかってしまう。
日帝『…米国…』
俺はあいつをキッと睨む。
いつだってヘラヘラしてるあいつは、
珍しく顔を歪めた。
アメ『おいおい!!!そんな顔しないでくれよ!!cuteな顔が台無しだぞ!!!』
前言撤回。
ヘラヘラしてやがる。
日帝『いいか、米国。これから俺の質問n…ッ』
今いるベットから降りようと体を動かした。
すると、全身がとてつもない痛みに襲われた。
アメ『動くなって!!!安静にしてなきゃだめなんだから!!!!質問なら…大体答えてやるから!!?』
米国に支えられて、なんとかさっきの位置まで戻る。
日帝『…ありがとう。』
と、仏頂面で言う。
アメ『へへ!どーいたしまして!!』
と、満面の笑みを浮かべる。
頭沸いてんじゃねぇか?
アメ『質問は???あるんだろ?』
米国に促されるまま、口を開く。
日帝『じゃあまずは。ここはどこだ。』
最初に聞きたかった質問だ。
嘘をついたらすぐにわかる。
この帽子の中の耳で心音が速くなったら、
嘘だ。
アメ『んーと。俺んとこの病院!!お前、プライド高いから自国の病院なんて行ったら切腹も厭わないかもだからな!!笑。あと、こっちの方が物資が多かったんでね』
…本当みたいだ。
あと、俺のことどこまでわかってるんだ。
気色悪いな。
日帝『ふん…。じゃあ、今は何月何日だ?』
多分…戦争には負けてしまった。
あれからどのくらい経ったのだろう。
気候が違うからかもしれないが、
灼熱の8月は過ぎ去った。…と思う。
今8月なら、こんなに肌寒い筈がない。
アメ『今日は確か10月17日だぜ!!お前、あれから2ヶ月も昏睡状態だったんだからな!?』
日帝『そっ…そんなにか…。だからこんなに肌寒いわけだ。お前のところの気候はあまり暑いわけでもないしな』
アメ『え、日帝、寒いの!?俺のコート貸すぜ!!!首のところがふわふわしててあったけーんだ!!』
と、ベットにどかっと座ってきて、俺にコートをかける。
米国の体温がまだ残っていて、随分とあったかかった。
日帝『…//、次は…あれだ、仲間の質問だ。、多分俺たちはお前らに負けた。アイツらはどうしてる。』
米国は何故か眉を顰めた。
アメ『…あの、な。』
歯切れが悪い。
日帝『なんだ?はっきり言ってくれ』
アメ『…日帝、落ち着いて聞いてくれ…結論から言うと今お前は…』
ナチスの心臓で生きている。
日帝『…は?』
どういうことだ、思考が全く働かない。
俺が先輩の心臓で生きている?
新手の枕詞か、?
アメ『…あのな、ナチス…さんは、最後、銃で頭を打って死んd』
日帝『そんなわけない!!!!!!そんなわけないじゃないか!?!?先輩が!!!!!俺が…俺が起きるちょっと前まで、一緒に…!!!笑い合ってたんだぞ!!!』
俺はベットを拳で殴った。
だが、ふかふかのベットからは、ぽすっと言う音しかならなかった。
アメ『落ち着いて聞け!!!!!』
日帝『ひっ…』
米国の怒鳴り声を初めて聞いた。
とても驚いて
身体中の力が抜けた。
アメ『…、同時期にお前も俺の国の原爆を喰らった。ナチスさんは脳死状態、お前は瀕死状態。…それで、ナチスさんがたまたま…、心臓提示カードを持ってたんだ…。』
日帝『…そん、な』
頭が追いつかない。
なんで、
先輩。
あぁ、目から熱いものが伝ってやまない。
こんなことしたってなんにもならないのはわらってるはずなのに。
俺はさっきまで途方もなかった拳を、
ギュッと握った。
アメ『…、俺じゃこんなこと言えないかもしれないけど、さ。ナチスさんの分まで生きちゃくれないか、日帝』
先に沈黙を破ったのは米国だった。
キリッとした太眉をへにゃっと威厳なく落として米国は笑っていた。
…いつものヘラヘラした仮面はどうした。
『素』が出てるぞ、
何てそんなことは言わず。
日帝『はは、お前らしいな。そんなこと。それじゃ、生きなきゃいけなくなるじゃないか』
と、俺もアイツと同じ顔をした。
ーー
それからは、平和になったな。とか、
再興が忙しくなるな、とか。
そんなたわいもない会話をして、
これからはまぁ…仲良くしような。なんて言うと、アイツは自分から寝ててなんて言った病人の俺に、抱きついてきた。
ーー
米国が帰ったあと。
俺はこれからのことを考えた。
多分、『日本』は、息子である日本に引き継がれるであろう。
…これで俺も旧国の仲間入り、か。笑
前までは隠居になったら、
こんな堅っ苦しい軍服なんか捨てて
ちょっと今より狭い家に引っ越して
白い猫でも飼って
晴れの日は散歩して
雨の日は読書でもして
たまに日本たちのところに遊びに行く、
それから…先輩のところにも。
それから…、
いや。なんでもない。
…
なんて事を考えてたが、
俺は今や一般国から虐殺軍人にまでなってしまった、
俺にはそんな資格がない。
別に天国には行きたいとは思わないが
現世での罪は現世で返す。
それが俺の信念だ、
ーー
それから3日間くらい。
この病院の方に世話になった。
元敵国である俺にとても献身的に世話してくれた。
検査を沢山してもらった。
診察してもらった。
美味い病院食を作ってくれた。
塩を普段の半分振りかけただけでとても青ざめられたが…
なぜだ…。
とても気さくで真面目。
米国とは似ても似つかないな。、笑
とまぁ、久々の、何も検査も問診もない今日。
特にすることがなくて物思いに耽っているわけだが…。
アメ『日帝ちゃぁぁぁぁぁぁあん!!!あっそっびっにきたよーーーーーー!!!!!』
あぁ…さよなら俺の平穏…泣
アメ『あのなあのな!!!!日帝これ好きかなー!!!!っていっぱい買ってきた!!』
って、その大量の紙袋と包装された箱は…
アメ『そ!!!日帝ちゃんへのプレゼント!』
…嘘だろ、
日帝『だめだ。受け取れん。全く、どのくらい金をつか…ゥ』
米国が眉をハの字にさせて、うるうるの目で訴えてくる。
はぁ…。
俺はこの顔にどうしても弱い、
日帝『…受け取る、ありがとう。』
アメ『パァァァァァア』
日帝『ただし、これからは持ってきても受け取らん』
アメ『(´・ω・`)…』
表情がコロコロ変わって面白いな、はは
アメ『あ!!!日帝ちゃん笑った!!』
ペッカー!!!と文字がつきそうな顔をする米国。
アメ『あ、そうそう!!明日さぁ祝日でこの病院休みなんだよ。でも人は何人かいるから何かあったらすぐいうんだぞ!?』
ほう…。
日帝『そうか。ありがと。』
アメ『プルルルルルルル』
米国の携帯電話がなる。
アメ『…うん。…うん。…え!?』
ぶちっっとすごい勢いで携帯をきる。
何か大変なことでもあったのだろうか、
アメ『うわぁぁぁあ!!!最悪だよ!!こんな案件…、ごめんかえる!!じゃーな!!日帝ちゃぁぁぁぁあんっっ』
ガラララララぴしゃーーーーんっっ…ドドドド
…嵐だな。、
…今夜、か。笑
ーーーーーーーーーー
アメリカ視点・
へへ、日帝chan…プレゼント全部開けたかな?驚いたり喜んだりする顔見てぇ〜泣
俺は今…とんでもなく長い会議中だ。
あぁぁぁあ””””早く終わってくれ……。
『これで会議を終了する。各自己の資料を次回までにまとめておくように』
俺は上司のそんな言葉を聞くと、一目散に病院へ突っ走った。
雨はまだ降っていた。
…
ここは都会に近いものの、緑が豊かでとても落ち着いていて質の良い俺の中で1、2を争うgoodな病院だ。
休みとは言え、そこにいる患者達の話し声で多少の活気は溢れている。
俺は最上階の個室ーー…つまり日帝chan がいるところーーについた。
そこからだ。
俺が違和感を感じたのは。
『…日帝chan…、?』
返事がない。
無視されているのか??
いや、寝てるんだな。きっと。
『も〜驚かせないでくれよ〜!おはよ!日帝…ちゃ…、』
俺の違和感は当たってしまった。
“日帝がいなくなってたんだ。”
はやる心臓と顔に浮かんだ青筋をどうにか堪えて手掛かりになるものを、さがす。
机やベッドは跡形もなく片付けられている。
とても綺麗で、山のように積み重なった俺からの贈り物が、身震いがするようなコントラストを生み出している。
置き手紙も、ない。
今日は…雨、だ。
雨で足跡が流れて、追跡が困難になる。
脱走するには絶好の機会ってわけだ…。
HA HA…
『絶対…見つけ出すからな、』
これは国の支配欲とか無視した、
俺の気持ち。
ーーーーーーーー
日帝・視点
『はぁっ…””、ァ、…、フゥッ…”』
俺は、今、
ーソ連行きの船に乗り込んでいるー、
ろくに治療が完治してないのに、突っ走ってきた。
周りはコンテナしかなくて、くらい。
…、
俺は、あの日からこの体を『自分身体と思えなくなった』。
先輩の心臓で生きている、この体。
先輩の心臓が送り出している血液。
その血液で動いている、内臓。
自分のモノなんて、この意思だけで、
尊敬していた先輩、先輩の心臓で生かされてる。
……倒れてった国民、兄弟、そして…先輩方
今更自分だけノコノコ生きて、自国に戻れたモノじゃ無い。
だから…
…、
はは、あーーーー、ぬかった。
わかりきったことじゃないか…なんで忘れていたんだろう。
とても…、寒い、
ただでさえ弱った体にしみる。
10月とはいえ、ここはソ連。まだ生あたたかさが残る我々の国じゃ考えられないような寒さ。
、あ、まずい…ねむ…い、…
ーーーーー
目が、覚めた。覚めたんだ。
床に絨毯が敷かれている。ここは、何処なんだ。
???『よぉ、大日本帝国様』
…その、声は…、
日帝『ソ連…』
ソ連『そ。でさ、』
陽気な感じから急に雰囲気が変わる。
ソ連『何しにきた?俺んとこの船なんかに乗って。しかもアメリカ発の。』
…、ま、怪しむよな…。
俺は、ここに来た経緯を大まかに話した。
ソ連『ふーーーん…アイツがお前の看病を、ね…それで???何しに来たか話されてねぇんだけど』
ソ連は苛立っていた。
日帝『あぁ…、その、な』
俺の、いや、先輩の恋人になってくれやしないだろうかー
ソ連『…、は、????』
ーーーー
ソ連・視点
日帝『俺の、いや、先輩の恋人になってくれやしないだろうか』
うんうん( ^ω^ )…、は???????
…まて、どういうことだ。
敵国だが好き、ということか?
ならば少しなりとも頬を染めても良いはずだ。
え、は???、?、
ソ連『な、なんでか…聞いてもいい、か?』
当然のことを問う。
日帝『あぁ、この体は自分のモノではない。先輩のものだからだ。』
さも同然かのように答える日帝。
……アメリカのクソからは聞いてはいたが…まさかここまでとは。
日帝は重度の傷を負い、そして…
精神病を患った。
何かはわからないらしい。
躁鬱等言われてはいるが、当てはまらない症状だって見られる、
ここで、俺の…いや、[俺たち]の最適解は、…
ソ連『…あぁ、嬉しいよ、日帝…いや、ナチス。オレタチは今日から恋人だ、』
日帝『あぁ、』
とても、嬉しそうにする[ナチス]
…そうだ、そう、俺ら国は、化身とはいえ一個人の感情も持ち合わせている。
俺は、ナチスが好き。
[ナチス]も俺が好き。
なんて…、なんて…は”ハ、虚しいんだ。
ーーーーー
日帝・視点
その夜、ソ連と体を重ねた。
とても良かったのだ、と思う。
そしてふと、たまに[前の自分]が出てくるんだ。
ー自分の身体だろう。
全部、お前のせいじゃないだろう。
先輩は死んだんだ。
それでお前はあm、ー
うるさい、うるさいうるさいうるさい!!!
そんなの、そんなの、[俺]が1番わかってる!!!!!
出てくるな!!!!
話しかけるな!!!!!
ドンドンッッ
ソ連『なぁ、大声が聞こえたが大丈夫か?』
日帝『う、ぁ、ソ、れ』
ソ連が駆け寄ってくる。
ソ連『だいじょうぶ、だいじょうぶだ、』
そういって、背中をトントンと優しく叩いてくれる。
だけどやっぱり、その日は夢見心地が悪くて悪くて、どうしようもなかった。
ーーーーーーー
アメリカが、死んだ。
何が、起きてるのか、わからなかった。
どうやら、俺を探してる途中に嵐の後で足場が悪く、落ちてしまったらしい。
ソ連『…葬式、行こうな、』
心なしか宿敵のはずなのに、ソ連も気持ちが沈んでいるように思える。
ソ連が部屋から出ていった。
あたりはなんとなく、薄暗い気がした。
日帝『何してるんだろ』
その言葉を言ってしまえば、もう、抑えてた感情が溢れ出してしまって。
日帝『ハハ、』
自分の首に手をかける。
力を込めようとするが、何故か、出てくるのは水で。
『ナチスのために生きちゃくれないか、日帝』
そうやって笑うあいつの顔が脳裏に焼き付いて。
日帝『ぅ、”あァ、,あ、あははははハハは!』
やけに痛い心臓を服の上から掴む。
この臓器が己の体を拒絶しているかのようだ。
俺は、一生苦しみ続けるのだろう。
この、【永遠】に。
ーーーーーーーーーーーーー
僕の文才が無さすぎand遅れてごめんなさい…リクエスト…(´・ω・`)
分からなかった方向けの要約!!!
日帝はアメリカのことが敵国ながら好きになってしまった。しかし戦争で先輩や兄弟を失いナチスの心臓で生きることになる。後に自分のせいでアメリカまで失い、死ぬこともできずにズブズブと病んでいく…みたいな感じです!!(((適当かよ。
コメント
17件
リクエスト失礼します!韓国×日本お願いしたいです!
初コメ失礼します。一気見したんですが、最高でした
アメリカァァァァァ…(絶望)