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1話の延長です
Ｅ.Ｍ side
『とも〜』
『甘いやつと苦いやつどっちがいい？』
｢苦いの｣
『わかった』
…あ、今のはコーヒーの話。
せっかくだしスタバに寄って行くことにしたから智に確認した。
智は甘いやつならエスプレッソ、苦いやつならドリップコーヒーって決まってる。
やけん、甘苦どっちがいいかを聞けばわかる。
(店員)｢ご注文をどうぞ｣
『トリプルエスプレッソ ラテのアイス、Tallで』
『あとドリップコーヒー…』
『智はホットとアイスどっちにする？』
「あー…どうしよ」
頭を撫で回すように触って迷ってるとも。4月は寒暖差もないし、ホットかアイスは悩みどころだ。
でもさっき手冷たかったし寒いのかな…？
『手出して』
「いいけど、」
『んー…』(ｷﾞｭｯ
『ちょっと温まってるけどまだ冷たいね。ホットにしよっか』
「そう？」
『ドリップコーヒーのホット、Tallでお願いします』
(店員)｢…あ、わかりました、！ご注文ありがとうございます…//｣
「…もう手離して」
智が恥ずかしそうに言ってくるから言う通りに手を離す。
耳が赤いのは照れかな笑。相変わらず照れた時に赤くなるのは変わってないらしい。
(店員)｢こちら、トリプルエスプレッソ リャテのアイスとドリップコーヒーのホットです！｣
『ありがとうございます』
「どうも」
コーヒーを受け取って外に出る時
｢めっちゃかっこよくなかった？｣ ｢手冷たいからホットにしよ、はイケメンすぎる！！｣
｢こっちまで照れちゃって噛んだよ〜笑｣
っていう店員さんの話し声が聞こえたから少し恥ずかしいけど笑。
「…店で真摯な行動すんな」
手を握った時は照れてたくせに、今はだるそうにしてる。
この態度の違いにも慣れたものだ。
『でも店員さんが褒めてくれてたよ？』
「お前は顔がいいから余計に言われるんだよ」
「あと、普通に恥ずいから、」
『ふふ、ただの照れ隠しか〜笑』
「…違うから。バカ元稀」
『顔も赤いのに？』
「これはホット飲んでるから！」
『温まってるなら結果オーライやん』
「それはそうだけど…」
『智の家なら2人だし、その時ならいいんでしょ？笑』
「…お前だる」
「見透かされてる感じムカつく」
そう言いながらも、繋いだ手に力がこもってきてるのが智らしくて可愛い。
家では会えなかった分まで甘やかしてあげよう。
コメント
1件
この｢手冷たいからホットにしよ｣のやり取りは実際にしてるカップルいるんですよね…(X引用して書きました)
