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凸べる
通話
「ぬぬぬっ……………」
私はベッドに転がりながら、好きな人――凸さんのLINEを開きながら悩みに悩みまくる。
電話していい?…とか聞くの変かなぁって…。
………どうしよ。まっじでどうしよ!?
今、10時!迷惑かな?迷惑かなぁ!?
どうしよ…と思いながら、言葉を打っては消すのを繰り返す。
……………………今は、まだ…友達…だし。
送っても……変じゃ…ない…かな…?
うーんもうっ!
うじうじしてても変わんない!
送っちゃえ!
私はもうノリと勢いで凸さんに、『電話していい?』と送ったのだった。
すると、結構すぐに既読がつく。
………………変に思われて…ない…よね?
私は少しビクビクしながら、凸さんの返信を待つ。
『寝落ち電話って感じ?』
と、結構凸さんらしい文が返ってきた。
ここで普通の電話って言わない所、凸さんらしい。
…………寝落ち電話……ねぇ。
…普通にやりたい。
絶対に凸さんの寝息を聞いてやるから。
『凸さんがいいならそれで』
私はそう返信をする。
『あっ、いいんだ!?』
凸さんからもすぐに返信が返ってくる。
…もう、これだけで幸せかも。
……じゃあ…
『電話するね!』
私はそう、送ったあとに、凸さんに電話をかけるのだった。
凸さんはすぐに通話を繋いでくれた。
…それから1、2時間ほど他愛のない会話をする。
……恋バナみたいな流れになって、二人ともパスをしてすぐにその話がなくなったこともあったけど…、。
それ以外は全然いつもと同じような、流行ってるものとか好きなものとかそう言うものの話をする。
……と、その後、猛烈な眠気が私を襲ってきたのだった。
ーーーーーーーーー
〜凸もり目線〜
べるちゃんの声が少し眠そうな声になってきた。
たまに意識飛び始めてるし……。
これ、本当に寝るんじゃねぇの?
………………えっ、彼氏でもない男と寝落ち通話とかする?普通?
これ、一応聞いたほうがいいよな!?
「べるちゃん、本当にこのまま電話繋いどくのか?眠いなら通話切って、普通に寝たほうが良くないか?」
俺はそう言葉を発する。
すると、べるちゃんから少ししてから返事が来た。
『………………やだ。凸さんともっと話したいもんっ』
………………これ、絶対寝ぼけてるよな!?
俺は桃色に染まった頬を冷ますために手で風を送りながらそう思う。
「…べるちゃん、ほら、彼氏じゃない男と寝落ち電話とかするもんじゃ………」
『……いいもんっ………凸さんだから』
俺が平静を装えてるうちに通話を切らせようと思いそういったのだけど、逆効果だった。
……………………うーん、静まれ、俺の心臓。
『凸さんは、信用できるし……もっと近くいたいし……一緒にいたい………から…』
べるちゃんがそう眠そうな声で言ってくる。
「…………可愛い」
俺はボソッとそう間違えて呟きしてしまう。
えっ、あっ……!!
これ、聞こえてないよな!?
大丈夫だよな!?
これ聞こえてたら、ただのキモい男になるかもだからな、俺が言うと!!!
俺はべるちゃんに聞こえてないか一瞬で不安になる。
だけど、その心配が無用だというように、べるちゃんの寝息が聞こえ始めた。
うあ
142
#死ネタ注意
k@
838
k@
627
「………………寝ちゃったか」
もう少し話をしたいなぁとか少し思ってしまったが、俺は電話越しに微笑んだ。
「好きだよ」
俺はそういったあとに電話を切るのだった。
なんかやっぱり申し訳ないしね。
彼氏とかじゃないんだし、俺は。
…………俺、いつか、べるちゃんの好きな人になれるといいんだけど。
ーーーーーーーーー
〜べる目線〜
……………………えっ…さっき…好きって言われなかった…?
き、きのせい!?
私は凸さんの声で起きてしまって、一瞬で頬を赤く染めたのだった。
コメント
1件
あーもう、この回めっちゃ尊すぎんだろ!! べるちゃんが電話していい?って送るまでの葛藤から、凸さんが「可愛い」ってうっかり口に出しちゃうとこまで、全部が甘酸っぺぇ〜〜!! しかも寝落ちたふりして聞いてたべるちゃんの「好きって言われなかった?」で確信持っちゃう展開、天才かよ。凸さん側の「彼氏じゃないのに」ってブレーキかけるとこも奥手でいいんだよな。この二人、絶対幸せになってほしいわ。次回が待ちきれねぇ🔥