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何…?これ…。私…ショックを受けている…?
もう…いいや。
「……めん…なさい…。」
ーーカターー
静かに席を立つ。食べかけのうどんもそのままに。
「あっ…ご、ごめん…言い過ぎて…ただ、俺は藤塚さんにそういう大人にはなってほしくなくて…」
店長が、いつものおどおどした表情に戻る。それでも私の心は変わらなかった。
「いえ…悪いのは…私ですし。…帰ります。これ、今日のお金です。お釣りはいらないので…」
そっと財布から1000円札をテーブルの上に置く。
「え?車で来たんだし、送っていく…」
「タクシー拾って帰るのでっ!!大丈夫です…!!」
無意識に声を張り上げて、店長の言葉を遮る。
何故か未だに痛む胸の奥を抑えながら。無我夢中で…走り出した。
遠くで店長が私を呼ぶ声がしたが、聞こえない振りをした。