コメント
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センシティブになっててみえないのでここで…最高です!
無事昇天しました。
あれまぁ これはタヒ人が出てもおかしくないくらいに尊いわ:(´◉ᾥ◉`): 墓立てておかないと 🪦🪦🪦🪦🪦🪦🪦🪦🪦🪦🪦 GOOD LUCK(×○×)
続きです、!!何話かにわけてちまちま投稿するつもりだったのですが、何故でしょう。この話で終わりそうな雰囲気です、続きは皆さんが書いてくれたりしませんかね〜、、
ということで、地雷な方は回れ右、御本家様には一切関係ございません。節度を守って楽しみましょう。
では、小説の世界へ行ってらっしゃい。
帰宅後、お風呂に入り夕飯を食べ、時刻は九時、今日はハードル疲れたし、早く寝ようかな、なんてぽすん、とベットに寝転がる。寝る前にスマホでクラロワでもしようかと思い、スマホを開いてみると、みんなとのグルーブLI/NEの通知がピロンっ、と小さく鳴った。なんの話しをしているのかとグループLI/NEへ飛んでみると、みんなが、明日どこかに遊びに行こうか、なんてやり取りをしていた。そうだ、すっかり忘れていた。今日は金曜日、明日と明後日はお休みだ。ようやく思い出せば、一人勝手に喜んでいると、またピロン、と通知が来る。「ぼんさんはどこに行きたいですか?」みたいな内容の連絡がみんなから来て、少しびっくりする。全員俺の行きたいとこ優先なのね??とは思ったが、皆と好きな場所へ遊びに行けるのならなんだっていい。自分は「俺皆とゲーセンいきたい。」なんて在り来りな場所を指しては、やはり全員ゲーム好きだ、すぐに承諾してくれた。そして待ち合わせ場所、時間などを決めたあと、「やったー!」と小さい子供のように喜んだ様子の文面を送れば、皆子供みたいとか、そんなに嬉しいですかとか聞いてきて、「当たり前じゃん!!!」とボイスメッセージを送ってやった。その後既読がついたまま、何故か会話は途絶えしまった。流石にはしゃぎすぎたか、今になり恥ずかしくなってくる。みんなの先輩なのにみんなよりはしゃいじゃって、恥ずかしい、なんて顔が少し熱くなるも、ま、いっか。明日また普通の反応しとけば何とかなるでしょ。なんて考えることをやめた。
「皆と久々のゲーセン、楽しみ〜、」
んふふ、と嬉しそうにはにかんでは、一人スマホをぎゅ、と握りしめ明日のことを想像しては胸を高鳴らせた。数分後、今日は、早めに寝よう。明日ゲーセンで眠くなっても嫌だし、とスマホでアラームをかけて、眠気に手招きをされ、夢へと飛び込んだ。
朝、ぱちりと目が覚める。あれ、そういえば今日みんなと出掛ける日じゃない?なんてまだぽけーとする霞んだような頭を起こし、スマホで時間を確認する、
「やば、!!!寝過ごした!!!」
急いでベットから出ると若干感じる肌寒さにびくりと肩を震わす。そんなことも気にしていられないと、クローゼットから服を急いで引っばりだしては着替え、朝食は戸棚にあったカロリー/メイトを食べながら鞄を手にぶら下げ髪が整っていない、寝癖がぴん、と立っている状態で急いで家を出た。そこからはもうカロリー/メイトを食べながら全力疾走した。カロリー/メイトはこの味がいちばん美味い。とか余計なこと考えながら足をひたすらに動かした。結局、着いた頃には待ち合わせ場所に全員集合していて、時間は少しだけ、遅刻してしまった。
「あ、ぼんさ〜ん!こっちですよ〜!」
「全力疾走してますねぇw」
「はや、ぼんさん運動神経だけは高いですよね。」
「んふ、w共感、」
「はー、·····ごめん、寝過ごした·····、」
なんて皆の元へ駆け寄れば、俯き、地面を見つめながら息を吸って吐いて、挨拶はしなくてはいけないと、ふらふらな様子で手だけ振る。みんなからは家から飛ばしてきたんだな、とすぐバレてしまう程わかりやすい反応だったと思う。息が整うと、顔を上げて、笑って見せれば、いきなりみんなの手がするり、と伸びてくる。
「へ、」
「も〜ぼんさん寝癖直さないで来たでしょw」
「ははッw寝癖を治すことなんて誰でも出来ますねぇ、」
とやれやれ、といった様子で微笑まれては、髪にさらりと優しく触れてきて、丁寧に撫でるように寝癖を治してくれるドズさん、MEN。この二人、こんな髪の毛の触れ方出来んだ、流石モテる男は違うな。なんて不意に思っていると、また頬に優しい手つきで手のひらが二本、するりと伝う。
「朝食カロリー/メイトですか?wちゃんとしたの食べてくださいよw」
「寝坊してカロリー/メイトなのも、ぼんさんらしいですけどね。」
なんて柔らかくふわりと微笑むおらふくん、おんりーチャンが視界いっぱいに広がれば、頬についたカロリー/メイトを指で丁寧に拭い、ぺろり、と二人が舐める。その光景が驚きすぎて、目を見開いたまま、二人を見つめていると、「ん!この味美味しいですよね〜〜ッ」とか平然と話を続けるものだから、ドキドキと煩い心臓の音は、自分だけであって、気の所為なのかと疑問が残ったまま、半ば無理矢理割り切ってしまった。
「よし、いこっか!」
ドズさんの言葉に皆がこくりと頷けば、俺を中心に、いつものように横に一列に並ぶと、ゲームセンターへと足を踏み入れた。
そういえば久しぶりに来たな、とか思っていると、久しぶりに来ると辺りを見回すだけでも充分楽しいな、なんて思ってしまう。目をキラキラを光らせては、辺りをきょろきょろと見回す俺に、皆笑いを堪えてみる様子で、少し恥ずかしくなってしまった。けれどそんな自分にお構い無しにみんなはぐいぐいと手を引っ張ってくる。楽しそうにはしゃぐ彼らを見ていると、なんだか羞恥心も置き去りに、自分を連れてってくれる気がして、なんだか胸がぞくりと震えた。
「ちょっと待ってくださ、ッ!これムズ、!!」
「んっふふ、おんりーチャン頑張れ頑張れ〜〜っ!!w」
「ぼんさ、上手くないっ!??」
「でっしょ〜?はい俺の勝ちーー!!」
「はぁ、ッ·····つかれ、·····た、」
「次、僕もやりたいです!!」
モニターに表示された矢印の通りに、軽快なステップを踏みダンスで魅せる。一時期やりこんでいたのもあって、みんなといつもやっているようなPSが求められるマイ/クラよりも得意だと胸を張って言えると思う。いつもはおんりーチャンに負かされてばっかだけど、こういう時くらいカッコつけたいのが本音。一頻り踊り終え、満足した俺と、疲れ果てたみんなの姿があった。
「ぼんさんに負かされてばっかじゃ嫌だからワイこれやりたいなあ、」
ドズさんが指差したのはモニターに表示されたゾンビを銃で打ち殺すタイプの所謂シューティングゲーム。こういうの別に嫌いでは無いし、むしろ結構すきだ、だけど上手いかと言われたら話は別な訳で、さっき俺が全勝した為、仕返ししたいという彼の思考がスケスケである。でも勝ってばっかりなのは自分もなんだかいつもは負かされている為、慣れない。これぐらいの塩梅が自分としては丁度良いのかもしれない。なんて自分はこくりと頷いた。
「ちょ、待って待って、!!!し、死ぬ死ぬ!!!!助けてぇ゙えドズさんっ!!!!」
「わ゙ぁっ、!!??ぼんさん右右!!!!危ないってばあ!!!」
「んふ、wドズぼんコンビ声の声量も驚き方も似てへん?w」
「おふたりさん、ゾンビなんてマイ/クラで飽きるほど見てるでしょ?ほらぼんさん、」
「へ、え、ちょ、」
MENが俺の銃を持つ手に重ねるように手をのせる。後ろの耳元からMENの声がして、少し擽ったい、これ、結構やばいかもしれない。
「このゲームのゾンビは脳を撃てば早く死にますから。」
慣れた手つきで自分の手を包むようにして握りしめては、殺すのを手伝ってくれる。あ、そうやって撃てばたまを最小限に抑えられるのか、脳を撃つのね·····なるほどなるほど、·····って違うのよ、!!!やばいやばい、声が後ろからして正直めちゃくちゃ擽ったいしなんか心臓バクバク言ってんだけど、!!??相手はこっちに善意でやってくれているから余計に心臓バクバク言わせてる自分が嫌だ、ゲームに集中しないと、·····
「·····ぁ、死んだ、」
「あちゃー、死んじゃったか。」
「ぼんさん死んだ!!!??え、あ、僕も死ぬんだけど、!!あ゙ーー!!!」
ドズさんの断末魔と共に、二人の画面にはGAME OVERと大きく血糊みたいな文字がばばんと出てくる。このばばんと出てくる演出の方が、よっぽどタチ悪いな、とも思ったが、取り敢えずMENから離れると、すす、とおらふくんの元へと駆け寄った。心臓止まるかと思った、
「ぼんさんすっごい怖がってましたね?wそんなに怖かったですか〜?」
なんてくすくすと笑いながらこちらに揶揄うように擦り寄ってくる彼、クソ、怖がってたのが恥ずかしくなってきた。違うしぃ?と意地を張ってみるも、怖かったんでしょう?なんてまたいじられて自分の手には負えないことを悟った。はいはいそうだよ、なんて認めてやればやっぱり!とぎゅ、と抱きしめてくるものだから、怖かったのは本音だし、少しドキドキする中でも、ぎゅ、と軽く抱きしめ返したら、嬉しそうに抱きしめる力が強くなるものだから、心臓が持たない為、さすがに離して、と慌てて述べると、素直に離してくれた。
「みんなさ、俺と休日遊んでないで彼女でも作ったら〜??俺よりモテんだしさあ〜」
へらへらと笑いながらそう貴方たちに述べてみる、だって事実だもの。俺は全然モテないし、一緒にいてくれるのはそりゃあ嬉しいよ?でもさ、さすがに高校生なんて青春してなんぼじゃない。甘酸っぱい恋愛とかさあ、なんかこう、色々体験して欲しいのよ。みんなも何となく共感できない?え?できない?そりゃ残念、
みんなは目を見合わせると、ぱちり、と数回瞬きをした。すると、くす、と笑って皆何故かこちらを見つめてくる。
「俺たちは、ぼんさんとの青春だけで充分なので!」
楽しげに笑うみんなに、こちらもつられてくすりと笑う、なによそれ、女より俺との青春選ぶの?ほんと、みんな、モテる癖して、野郎との青春って、·····んふふ、
「あー、へんなの、まじでへんだよみんなしてw」
なんてくすくす笑う自分、段々と抑えきれなくなって、その場で大笑いしてしまった。みんなはその様子を見て、なんだか顔を歪めていたけど、多分俺の気のせいだと思う。
「ね、みんなまだ時間あるでしょ?家帰ってマイ/クラしよ!」
みんなの背中をぐいぐい押して、楽しかったこの場を離れる。みんなと青春やるには、丁度いいくらいの場所だったかも。とこの場を見回すと、ゲームセンター特有の音が、妙に頭の中に残った。
青春なんて上っ面だけのただの恋の病。みんなこの青春という病に侵され、戻れなくなる。その落ちた場所は酷く甘美であり、それでいて苦しい。解毒剤を欲はずにはいられないただの地獄だ。それを彼は、ぼんさんは知らない。いつか絶対に貰いますよ。貴方という名のこの病に終止符をうつ、解毒剤を。