テラーノベル
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あぁ、とうとうこの日が来たんだな
吉田:仕事、見つかったんだね
佐野:え、なんで
吉田:毎日勇斗のこと見てたら分かるよ
佐野:…そっか
吉田:まぁ、俺も朝起きれるようになってきたし、丁度いいタイミングだ
佐野:仁人、
吉田:まぁ、そのために勇斗を拾ったんだし
佐野:仁人
吉田:俺も勇斗も一人前の男になれたってことだし
佐野:仁人っ!!!
勇斗が俺に抱きついてくる。こんなこと、今まで1度も無かったのに
吉田:…どうした?
佐野:泣かないでよ、俺まで、泣いちゃうじゃん
吉田:…え?
気が付くと、俺は泣いていた
吉田:あれ、俺、泣くつもりじゃ無かったのに
佐野:こんなに良くしてもらったのに、自分勝手に出ていくとか言ってごめん、ほんとごめん、
ごめんを繰り返す勇斗。違う。俺は、勇斗にこんなことを言ってほしいわけじゃない
だから、俺は勇斗の頬に手を当て、目を真っ直ぐ見て伝える
吉田:…俺が、俺が命令したんだ。俺が会社に間に合うように起こす。ただそれだけ。勇斗は毎日起こしてくれた。家事もしてくれた。そのおかげで起きれるようになった。しかも、今までヒモだった勇斗が仕事をしてる。お互いにとってこんなに幸せなことないじゃん
佐野:…うん
吉田:…なのに、勇斗は俺にとって奴隷なのに。ただポイって捨てればいいだけなのに。なんか、一緒にいるのが楽しくて、初めて、人に対して居心地の良さを、感じて、勇斗、と離れるのが、勝手に悲しくなって、
ダメだ、言葉が詰まって、上手く話せない
でも、勇斗は俺の気持ちを汲み取ったようで、ポツポツと話し始める
佐野:…俺も、ずっと仁人と暮らしたいって思っちゃうくらい、だった。でも、それと同時に初めて俺も、なんかしなきゃって思うようになった。家事も、今までは捨てられないためだったのに、仁人がありがとうって言ってくれるのが嬉しくて、撫でくれるのが嬉しくて、仁人のためにやってた。だから、なんも稼いでないのに、一緒に住んでるのが申し訳なくなった。だから、ちゃんと働いて、仁人と堂々と暮らせるようになるまで、頑張る
吉田:…頑張れよ
俺に出来ることは、勇斗を見送ることだけ
だから
俺はいつもみたいに、くしゃくしゃと勇斗の頭を撫でた。勇斗は、今にも泣きそうな顔だった
佐野:俺、仁人のことちゃんと好きだから。絶対帰ってくる。約束する。だから、待ってて
吉田:…俺、も好きだから、待ってる
佐野:え!!!!
勇斗は驚いた顔で俺を見てくる。え、俺なんか変なこと言った?
佐野:い、今、好きって、
吉田:…俺もよく分からない。恋愛経験あんまないし。でも、一緒にいるのが嬉しくて、こうやって抱きしめられるとドキドキするのは、好きってことじゃ、ないの?
俺は色んな人と色んな恋愛をしてきた。でも、全部違った愛で。無理やり性的行為をされた、暴力も振るわれた。それもぜんぶ愛情表現だった。なにが本当の愛なのか、好きってなんなのか、分からなかった。ドキドキ?トキメキ?俺は、生きるための愛しか知らなかった
吉田:でも、一緒にいるのが嬉しくて、こうやって抱きしめられるとドキドキするのは、好きってことじゃ、ないの?
あぁ、この人は本当に愛を知らなかったんだ。だって、こんなに純粋なんだもん。っていっても、俺も同じか。俺も本当の愛なんて、知らなかったんだ。いや、愛なんて何百通りもあるのか。その中で、俺にとって、仁人とって、お互いにとって正しくて、優しい愛を見つければ
それでいいんだ
佐野:仁人って、キスしたことある?
吉田:は?お、俺だってそんくらい、めっちゃ少ないけどあるわ!
佐野:じゃあ、してもいい?
吉田:…それは、挨拶の?
佐野:違う。仁人のこと好きだから俺がしたいだけ。でも、嫌だったらちゃんと拒否して
吉田:嫌じゃないっ!……あっ
佐野:…え?
吉田:……俺、ずっと勇斗とそーいう、やつしてみたかった、かも
俺は仁人が言葉を言い終わる前に唇を塞いだ。最初は驚いたようで怖気付いていたが、徐々に俺に体を任せてくれた
吉田:…ッ、んッ、、
佐野:、仁人、ほんとに経験あんの?笑
吉田:ここまでは、、ッ、誰ともや”っ、、ない”ッ
佐野:…初めてってこと?
吉田:ぁ、ッ、、ん”ッ、、そう、、ご、めんっ、、引かれるって、思っ”、、て
佐野:え?引かれる?そんな訳ないじゃん。なんなら、もっと抱きたくなったんだけど
吉田:ッ、えっぁ”ッ、、だめ”ッ、アッ、、おぐ、や、っあ”///
佐野:大丈夫だよ、、すげぇ、可愛い
吉田:あ,ッ、はや、と、、
佐野:ん、ッ、、なに?
吉田:ずっと、、待ってるからね、、
佐野:、、うん、ッ、待ってて、、
吉田:ッ、、もぅ、、ン゙ッッァ//、む、りヅ、いっしよ、イこッ、?
佐野:、っ俺ももう限界、、イクよ、
愛を知るまであと0日
次で最終話です
最終話短いですが、ぜひ見届けて下さい
♥100いき次第載せます
コメント
1件
みぅです🖤 第5話、ついに二人がお互いの気持ちをちゃんと言葉にできたのが嬉しくて泣きそうになりました…。仁人が「好きってことじゃないの?」って問いかけるシーン、すごく胸に刺さりました。今まで愛を知らなかった二人が、ゆっくりお互いにとっての正しい愛を見つけていくのが尊すぎる。最終話、絶対見届けますね🥀