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3 - 第3話 ギブム・アーガイトとトモダチゲーム

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2024年12月31日

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「とゆうことでミント!ギブムの街の案内よろ〜」

「え?」

「ミントが一番詳しいじゃん!だから頼む!」

「その間私達はサボっ…ゲフンゲフン!仕事しておくからさ!ミントの分まで!」

「……サボるって言いかけたなぁ…」

「そ、そ、そそそ、そんな、そんなぁことないじゃないですかぁあ〜!!!ねぇ???」

「はぁ…まぁ、いいよ。分かった。行こうギブム」

「え、うん…?」


──街の案内中


「あこそが駅で〜それで、あれが神社で〜で、あれが──」すると当然…ガコン!と音がして足元が消える感覚に陥る。足元の地面がぽっかりなくなっていて、まるでブラックホールのように真っ暗な底。そしていつまでも浮いているわけではない。落ちるのは当然だ。

「うわぁーーーーーー!!!?!??」

ぽすっ…柔らかい地面に体が埋まる。そして体を起こすと地面が固くなっていく。穴の中は白くて大きいタイルの様な模様が入った部屋だった。あたりを見渡すと人が大勢いた。まぁ、大勢と言っても10〜15人くらいだが。

「人がいる?とゆうかここどこなんだろう…ミント、分かる?」

「分からぬ…」

「…てか、なにあのでっかいモニター。今にも【やぁやぁ才能の原石共よ】って言うなおかっぱメガネが出てきそうなやつ」ギブムがモニター暗いままのモニターを見つめながら文句を言う

「ブルーロッ●じゃん」

「BL?」

「そっちじゃない!」(※ブルーロックを英語にしてBlue Lockになるので頭文字を取るとBLになる)

そんな話をしていると、真っ暗だったモニターがブチッ─と光に包まれ電源がつく。すると真っ白のフードで顔が半分見切れていて、口元だけが見える一人の少女がモニターに移される。

『はじめまして。早速だけど君たちにはゲームをしてもらうよ』

「ゲーム?」部屋にいる人たちが首を傾げる

『そう、ゲーム。その名も【トモダチゲーム】今から二人グループを作ってもらうよ。そして、配布される薬を飲んで目隠しをつけてもらうんだ。そしたらゲームは開始。簡単でしょ?』

「よぉし…ギブム一緒に組もう!」

「押忍!」すると上から小さは小瓶が一つ、目隠しが二つギブムミントペアに配布される。

『目隠しをつけてから薬を飲んでね。』ギブムが先に薬を飲むことになり目隠しをつけて薬を飲む。

「…変わったところはない?」

「うん、変化は何もない」安心したようにミントも目隠しをつけて薬を飲もうとしたとき…チャリンっ─と何かが落ちる音がする。

「え?え?なんの音?」

「ギブム、何か落としたよ」拾って落ちたものを見るそれはロケットペンダントだった。

「ペンダント?」

「あぁ、それね!落ちちゃったんだ。ミント、ごめんけど持っておいて!」

「うん分かったよ」ポケットにギブムのロケットペンダントを入れて、薬を飲む。

『じゃぁそこのペアはゲーム開始ということで。いってらっしゃ〜い!』すると目隠しをてて分かりにくいが反響具合と空気感が変わったような気がする。あと、周りの人の声が聞こえない。聞こえるのはミントの声だけだ。

『最初のゲームは【鬼さんこちら手のなる方へ】と君たちどちらかの子が手を叩きながら言う、そしてその相方にタッチできたら君たちの勝ち。でも、それ以外のものにタッチしたら…死、だよ。タッチする側は君にしてもらうよ。えーっとギブム?だったっけ?』

「え?僕?」

『じゃぁーゲーム開始ー』

「しゃーないやるしかないよギブム。」


「おーにさーんこーちらーてーのなーるほーうへー」─違う

「おーにさーんこーちらーてーのなーるほーうへー」──違う

「おーにさーんこーちらーてーのなーるほーうへー」…ミント?

ミントの声が聞こえる方に歩みを進める。すると──

「おーにさーんこーちらーてーのなーるほーうへー」

「っ…?!」先程ミントの声が聞こえた方とは違うところでミントの声が聞こえてくる。

(こっちからもミントの声?)

(僕の声の真似をしてるやつがいる?…まずい、このままじゃ……っそうだ。お願い、気づいてギブム!)

「おーにさーんこーちらーてーのなーるほーうへー」チャリン─チャリン─ミントの声とともに異音が聞こえる

(チャリンって音がする…そうゆうことか…!ミントはこっちだ!)思い切ってミントに抱きつく。

「〜〜っ!?」ミントの顔は微かに火照っている

『おーよくわかったね!ダミーに騙されないなんて!』

「いやーミントにペンダント預けておいてよかったよー」

『ということで!目隠しは外していいよ!さて、次のゲームだよ!次のゲームは【ドッペルゲンガー】次はミントが当てる側だよ!本物とギブムのドッペルゲンガーどちらかが本物か当ててもらうよ!でも、全てが完璧にコピーされているから気をつけてね!指をパチッて鳴らしたらドッペルゲンガーが出てくるから話し合いとかが終わったら鳴らしてね〜』

「話し合いってなんかある?」

「ない…んじゃない?」

「じゃぁやるか」ギブムがパチッと指を鳴らす。すると…瞬く間にギブムのコピーが現れて高速で本物とシャッフルされる。本物化を見分けるためには質問をいくつか投げかけないといけない

「名前は?」

「ギブム」「ギブム・アーガイト」

「ん〜あっている…苗字まで要求はしてないけどまぁ、いいでしょう」

「僕の名前は?」

「ミント」「ミント」

「…君はどこに所属して───」あらゆる質問を投げかけるが全て正解している。あとできるのは一つ…

「ペンダントを出して」

「えっ…ペンダントって─」「…これ?」一人のギブムがポケットからペンダントを出す

「…ふふっ本物はこっちだー!」

『またまた成功!なんで分かったの?』

「ギブムのペンダントは僕が持ってるんだよ!」

『じゃぁ、【トモダチゲーム】全部クリア!』元の場所に戻る

「あ、戻ってきた」

「…一旦帰ろ?」

「…へい」

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