テラーノベル
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〈前回のあらすじ〉
アメリカが神杯のことについて調べてたら寝落ちしたよ(詳しくは前回を読もう!)
〈本編〉
アメリカ:「神杯が眠気を!?ロシアのところに移動するために!?くそが………もしそうだと………し……た……ら………」
アメリカは寝てしまった。
???:「さん…さん…」
アメリカ:「誰だ…」
???:「に…さん!兄さん!」
アメリカ:「はっ!」
アメリカはカナダの声によって目が覚める。
カナダ:「やっと起きた…早くしなきゃ会社に遅刻するよ!」
アメリカ:「え?」
アメリカが机の上の時計に目をやると8時半を指していた。
アメリカ:「あああああああああああああ!」
アメリカはカナダの助けを借りて遅刻を乗り切った。まあ、カナダに助けを借りたせいでカナダも遅刻するところだったのだが…
アメリカ:「あああああああああああああああ!」
アメリカとカナダはオフィスに駆け込む
イギリス:「やかましいですね。朝から元気なことです」
アメリカ:「黙れ…こちとら、走ってきたんだぞ…」
アメリカは息を切らしながら言った。
フランス:「あれあれ?アメリカが遅刻とか珍しいなぁ〜?」
フランスは煽るようにして言う。
カナダ:「兄さんが珍しく寝坊してね」
カナダが額の汗を拭いながら言った。
フランス:「へーソウナンダ」
アメリカは自分のデスクにつくと荷物をおろし、深い溜息をつきながら椅子に座る。
アメリカ:「(はぁ…昨日は変な眠気に襲われて寝ちまった…くそ…神杯のせいか?でも、カナダがなにかを入れたって可能性も……….なに身内を疑ってるんだ…俺は…)」
アメリカ:「仕事しよ」
アメリカはそう言って自分のパソコンを起動し、仕事に取り掛かり始めた。
突然だがロシアの方を見てみよう
ロシア:「(今日も家に帰ったらいるのか?あいつ…めんどくせぇ…昨日はなんとかなったけど…なんか最近エスカレートしてる気がする…くそ、あいつの事考えてたらやってられねぇ…忘れろ俺)」
ロシアはベラルーシについて考えることをやめ、仕事に集中しようとする。
ロシア:「あ?なんだこれ?昨日、確認した資料の情報とぜんぜん違うじゃねぇか…」
ロシアが自分のカバンの中に入っている資料を取り出そうとする時、キラリと光るものが見えた。
ロシア:「?」
ロシアが不思議に思い、手にとって見る。
ロシア:「なんでここに…神杯が?」
ロシアは神杯だとわかるとカバンの奥に押し込んだ。
ロシア:「(これは…チャンスか?)」
ロシアは本来の目的であった資料を取り出し、仕事を再開しようとする。
が、
神杯が頭から離れない。
ロシア:「(神杯さえあれば…どうにかなる…でもいろいろとめんどくさいこともある……….あぁ、くそ!集中できねぇ!というか、情報全然ちがうじゃねぇか!あの馬鹿上司!!)」
ロシアはいつもより強くキーボードを打つ。
中国:「(あ、なんか苛ついてるアルネ…今日は絡まないでおくアル…まあ、あぁゆうロシアを見ていると気分がいいアル〜…)」
ロシアのレーダーが反応する。
ロシア:「おい、中国お前今なんて言った?」
中国:「な、何も行ってないアルヨ〜…」
中国はヘッタクソな口笛を吹きながら言った。
ロシア:「じゃあ、なんて思った?」
中国:「プライベートアル…」
ロシア:「そうかそうか…あとで覚えとけよ?な?」
中国:「あ、無理アル。最近物覚えが悪くなってるから無理アル」
中国は悲しそうに言った。
中国:「腰は痛い、肩も痛い、物覚えも悪い、それを香港に相談したら」
香港:「中国サン、それ老い」
中国:「って言われたアル…」
ロシア:「お前ってそんなに爺だったけ?」
中国:「いやそんなことはないアル…よね?」
中国は震えながら言った。
ロシア:「ま、いいや仕事しよ」
ロシアは仕事に戻った。
中国:「(ほっなんとか逸らせた?アル…)」
そして、時は経ち
退社時間!
中国:「(ロシアが帰ったら我の勝ちアル!!はやく帰れアル〜)」
ロシア:「俺はもう帰るよ…はぁ〜」
ロシアは深い溜息をつきながらオフィスを出ていく。
ロシアが完全にオフィスを出ていった。
中国:「しゃ!」
中国は小さくガッツポーズをした。
北朝鮮:「なんかいいことあったんですか?」
中国:「なんとかロシアが帰ったアル!」
北朝鮮:「あ、あとでロシアさんに伝えておくね!安心して師匠!」
中国:「え?」
北朝鮮はスマホを取り出し、ロシアにメールを送り始める。
中国:「ちょ、ちょ、ちょ!待つアル!」
北朝鮮:「送信〜」
北朝鮮はロシアにメールを送信してしまう。
中国:「おおおおおお、お前えええええええええ!!!!!」
中国は北朝鮮のスマホを取り上げようとするがしかしもう転送されているので無駄である。
北朝鮮:「明日が楽しみですね☆」
中国:「最悪アル!我になんか恨みあるアルカ!?」
北朝鮮:「しらん、でも兄貴が願いを叶える前はあったんじゃないですか?」
中国:「…」
中国は黙り込む。
北朝鮮:「まあ、俺帰ります」
中国:「気をつけて帰るヨロシ」
北朝鮮:「はぁ〜い」
北朝鮮がオフィスを出るまで中国は北朝鮮の背中をずっと見つめていた。
中国:「はぁ…願い叶える前の我は何してたアルカ…全然思い出せねぇアル…」
ロシアが家につき、玄関を開ける
ベラルーシ:「おかえり〜!兄さん!」
ベラルーシはニコニコ笑いながらロシアを出迎える。
ロシア:「チッ…」
ベラルーシ:「(舌打ちした!私のために!うれしい!)」
ロシア:「飯はいらねぇ。もう寝る」
ロシアはそう言ってベラルーシの横を通る。
ベラルーシ:「駄目だよ、兄さん!健康に悪いよ!」
ベラルーシはロシアの袖を掴む。
ロシア:「離せ、余計なお世話だ」
ベラルーシ:「離さない、兄さんのために作ったのに…私の気持ちを無下にするつもり!?許さない…」
ロシア:「は?」
ベラルーシは懐から小さなナイフを取り出してロシアに突き出す。
ベラルーシ:「食べて」
ベラルーシは目を大きく開けていった。
ロシア:「食べるわけねぇだろ」
ロシアはベラルーシを見向きもせずベラルーシの手を振りほどこうとする。
ベラルーシ:「兄さんじゃない兄さんじゃない…おかしいおかしいおかしい」
ロシア:「俺は俺だ。いいから袖から手を離せ!伸びるだろが!」
しかし、それはベラルーシには届かない。
ベラルーシ:「違う違う違う」
ロシア:「はぁ…」
バチンッ!
ベラルーシ:「へ?」
ロシアがベラルーシの頬を叩いた。思いっきり叩いた。
ベラルーシを叩いたと同時に袖から手が取れる。
そのうちに、ロシアは自分の部屋に逃げ込む。
バタン!!
ロシア:「はぁ…なんとか逃げれた…さて、神杯を…」
ロシアは神杯をカバンから取り出す。そして、ガンキを呼び出した。
ロシア:「ガンキ」
ガンキ:「おは〜」
ガンキはあくびしながら出てきた。
ロシア:「まあ所有権は俺で決まりだな…ベラルーシとかじゃなくてよかった…」
ガンキ:「いやここお主の家じゃろ…」
ロシア:「一応な…一時期、兄貴を匿っていたり姉貴を泊めてたり…まぁ、ほぼ宿だな」
ガンキ:「おーのーじゃな」
ロシア:「で」
ガンキ:「?」
ロシア:「願い叶えてくれるんだよな?」
ガンキ:「勿論じゃとも!!本人の意志によって左右されるけど」
ガンキは自信満々で言った。
ロシア:「じゃあ、もう叶える」
ガンキ:「え、はや」
ロシア:「ベラルーシが暴走しなくなるようにしてくれ」
ガンキ:「お前への愛の暴走を止めるんじゃな、わかった」
ロシア:「そうゆうことだ」
ガンキ:「汝の願いを叶えよう!!」
部屋が神杯の光で満ちる。
続く…
めっちゃ期間が空いてしまってすいませんでしたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
がちで土下座します。地球が真っ二つに割れるぐらい土下座します!
コメント
3件
うおおおお!神作ー!!!連さん土下座しなくてもいいんですよ!!