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わに
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純音~ジュノ~ 🐍🎧🎶
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「あなたは生きて!!」
彼女はそう言って,嵐が迫る海にゾロを突き落とした.
「(これまた随分昔のことを….)」
電流が身体を巡る勢いで目覚めたゾロ.思わず手を胸に当てると,心臓を脈打つ音がやけに速いのがわかった.
「(やっぱりあいつはもう….)」
髪をなぞり,ため息をついて船首へ.
穏やかな海に浮かぶ,補給予定の島が見えたのでクルー全員を呼び起こす.
そこから,買い物するグループ・船を整備するグループ・散策するグループとお決まりのメンバーで各々街へ繰り出していく.
ほんでもって,1人で散策していたゾロはとある酒場にたどり着き,開口一番に.
「 おすすめの酒,あるか??」
言いながらカウンターにどっしりと座る.
「あるよ.」
店主はそう言って酒を並々に注いだジョッキをゾロに向けてスライドさせた.
「こりゃ旨い.気に入った.」
「朝から良い飲みっぷりだね.」
「駆けつけ一杯さ.さっきこの島に着いたところでね.」
すかさずおかわりを頼み,それを嗜んでいると,何者かが階段を降りてくる音が.
「おはよう🌸.そろそろ降りてくると思って用意したぞ.」
「ありがとうおじさん.あら,見かけない顔ね.」
長物の武器を背中に下げた彼女は,ゾロの一つ隣に座った.
「この御仁,今しがたこの島に着いたってさ.」
「そうなんだ.ねぇお客さん,この島には観光??それとも….」
「補給でしばらく居させてもらうだけ…俺の顔になんかついてるか??」
「ゾロ…??」
唖然とした表情の彼女に名前を呼ばれ身構えるゾロだったが.
「そのピアス…お前まさか!!」
*「🌸!!表で海賊通しが一触即発の勢いだ!!」*勢いよく開けられたドアと発せられた男の言葉に,雰囲気をぶち壊されたものの.
「わかった!!今行く!!」
コーヒーを一口すすった彼女は店を飛び出した.
「あいつ生きてたのか!!」
ゾロはすぐさま彼女の後を追う.
「こちらのお方は争う気はないようですよ.」
ゾロが人だかりをかき分けて前に出ると,彼女がルフィ側について喧嘩を仲裁しているところで.
「うるせぇ!!海賊通しの喧嘩に女が首を突っ込むな!!」
「はぁ…こう見えて私,この街の自警団なんですよ.どーしてもその振り上げた武器を下ろしてくれないなら….」
“お相手いたしましょう!!”と覇気ある声で言って,背中に下げた武器を構えた.
「やれるもんならやってみろ!!」
と海賊たちの勢いが良かったのも最初だけ.地面に突っ伏し声も出ないほど,完封なきまで彼女に打ちのめされたのだった.
「丁重に海に送り返してあげな.」
と部下に声をかけて,颯爽と武器を納める彼女.
「やっぱり🌸だ.」
ゾロの存在に気づいた彼女は,嬉々として駆け寄る.
「久しぶりねゾロ.」
「久しぶりっつーか.あの日あいつらからどうやって逃げ切ったんだ??」
「それはかくかく然々….」
話を続けようと思ったところに,騒ぎを聞きつけた他のメンバーが集まってきて.
「えー,昔ゾロと一緒に海賊狩りをしてた🌸です.どうぞよろしく.」
この言葉を皮切りに,先ほどの酒場で再会を祝う宴がスタート.そしてやはり話題になる….
「2人はどこまでいったの??」
ナミの一言に,ゾロは顔色変えることなく.
「手なんか出すもんかよ.」
🌸は身振り手振りで.
「そう!!ほんとに何もないです!!」
とそれぞれ答え,サンジの情緒は狂いっぱなしである.
「で,あいつらからどうやって生き延びた??」
何杯めかのジョッキが空になる頃,ゾロはまっすぐに🌸を見つめ話をふった.
「突堤からあなたを突き落としたあと,正面突破であいつらに斬りかかったの.私もかなりの重症を負って倒れてたところに,偶然薬探しの旅に出てたこの街の医者の▼▼先生が助けてくれたの. あの頃は対して強くなかったクセに,態度だけは無駄にデカくてさ.」
“嫌になっちゃうよね”と気まずそうに笑う彼女.そんな彼女のタンクトップから覗く傷痕にゾロは手を伸ばした.
「俺が弱かったばっかりにこんな….」
今にも胸先に触れそうな手つきに思わず顔が沸騰したかのように熱く赤くなる🌸.
「あー!!早く船に戻って買った荷物の整理しないと!!」
仰々しくナミは言って,抑え込まれてもなお暴れるサンジもろとも店から出ていった.
「やっと静かになった.」
ゾロはジョッキを2杯注文して,1杯を🌸に渡して.
「やっと2人きりになれたな.」
と笑ってみせた.
積もり積もった話がひと息つく頃には夕日が落ちはじめていて.
「船まで送るよ.」
「いや,大丈夫だ.」
「そっちは海と逆方向よ.やっぱり方向音痴は相変わらずか.」
「悪かったな.」
“ほら”と昔の癖で手を差し出した🌸は,気づいて慌てて手を引っ込めた.
「…明日もまだ居るでしょ??」
「そうだな.」
「ビーチで手合わせしてほしいな,なんて.」
「良いぜ.」
「朝早くてもいい??」
「構わねぇよ.」
「やった!!」
🌸は小さくガッツポーズをして.
「ここからはもう大丈夫よね??」
「あたりめーだ.」
「じゃあまた明日.」
「おう.」
船着き場の入り口で2人は別れた.
コメント
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おお、第1話からもう胸が熱くなる展開だな……! ゾロと🌸の再会、それに彼女が命懸けでゾロを逃がした過去の断片――「おはよう🌸」のくだりで一気に二人の関係性が滲んでくるのが良い。酒場の空気も、ナミとサンジの絡みも原作の匂いを残しつつ、ちゃんとこの物語の味になってる。特に「やっと2人きりになれたな」からの夕暮れの別れ方、距離感が絶妙だ。次が気になる!