一月目
「貴方の寿命はもってあと一年でしょう」
「…成程、分かりました。ありがとうございました。」
どうしても怖くて、病院からは逃げるように探偵社に行った。
あれ、なんでだろう
死ねるんだよ、長年の願望がようやく叶うんだ!
_____どうしても、死への恐怖からは逃れられなかった。
他でもないこの身体が、本能が、死にたくないと叫んでいる。
私もだよ、私もだ。
怖くて怖くて堪らない。
いつの間に、僕は死を恐れるようになったんだろうか。
その問の答えは、分かっているのに分からないふりをしていた。
「おはようございまーす」
恐れる物は、一つ。
乱歩さんの存在。
それが怖くて怖くて堪らなかった。
その目で、全てを見透かされるのが怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて堪らなかった。
許して
コメント
2件
え、まってめっちゃ好きです……