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あっと視点
やはりというか、俺達に関する噂が多い。一番多いのは「付き合ってる」という噂。まあ、一族とかには関与してないので俺は、ノーダメージなのだが、ちぐが一番ダメージくらってそう。まあ、俺が見てきたちぐの性格であるのならば、そうだと思う。考え事をしていると番号が呼ばれ、食品をとりにいき、ちぐと一緒に食べるのがほぼ習慣化している。まあ、俺的にはいいのだが…
「「いただきます」」
「あっとくん?」
「どうした?」
「噂について、どう思ってる?」
おそらく、ちぐが言ってる噂は俺達が付き合ってるという噂だろう。まあ、俺は何とも思ってない。
「別になんとも?」
「ふーん」
「なんだ?不満気?」
「別に」
なんか、俺の知っているちぐよりツンデレが増してる気が…気の所為か。
「あっとくん、その食べ物って…」
「ん?卵焼きだけど?」
「えっ…?」
何かやらかしたか?家ではというか、俺には卵焼きが出てこないので、いつかは食べてみたいと思ってたが、卵焼きを食べたとき、何故か記憶がない。何故だろう?それから食べないよう、きつく言われているが、年齢があがったから、大丈夫だろうと思ったが…
「あっとくん、卵焼き、食べないで」
「えっ?どうして?」
「理由は放課後。あ、屋上来て」
「わ、分かった」
じゃあ、卵焼き、どうしよう。
「ちぐ」
「ん?何?」
「卵焼きいるか?」
「貰えるのなら」
「貰えるも何も俺、食べない方がいいらしいし、食えるのなら、ちぐにあげたほうがマジだ、食材もったいないし」
「確かにそうだね、貰っておくよ」
「なんか上から目線だな」
「五月蝿い」
「「ご馳走様でした」 」
そのまま、教室へ向かった。まあ、噂は途絶えないのだが。