テラーノベル
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救急隊が到着し、ミランが処置をしてもらった
一気にアジト周りから人が居なくなり、元の静寂を取り戻した
「すいませんでした、ボス」
「薬飲んだか?」
「はい、飲みました」
ミランは立ち上がると無線の電源を入れた
「まだこちらはかかりそうですね」
「そうだな」
「今から行きますか?」
「いや、きっと勝って戻って来る。信じてまとう」
「さすがボス!カッコいい事言いますね」
「うるせぇよ」
その時俺のスマホが鳴る
要件は不動産屋からだった
俺は通話しながら車に向かい、それに乗り込んだ
シートベルトを締めていると、隣に勝手に乗り込むミラン
俺は通話を切り、ジッとミランを見る
「とこに行くんですか?」
「ズケズケと乗り込んで来るのはお前くらいだよ」
「私も一緒に行っても良い?」
「降りろって言っても着いて来るんだろ?」
「分かってるじゃないですか」
「‥‥まったく」
俺はエンジンをかけ、アジトを出た
「で、どこに行くんです?」
「家を見に行くんだ」
「家?新しい逃げ込み先?」
「いや」
「‥‥?」
不動産に教えてもらった番地に到着した
東の海辺に立つ二階建ての一軒家
新しくはないが、眺めは最高だ
「ここですか?」
「そうだ。まだ誰にも教えたくはなかったが、お前ならすぐに匂いを嗅ぎつけそうだしな」
「私の鼻は利きますからね」
玄関を開け、中を見てみる
大きすぎず小さすぎない
そして周りに建物が少なく海が見えて落ち着く
「これって何に使う家なんですか?」
「これは俺の家だよ」
「えぇっ⁈ロウ君の家?」
「そうだ」
2階に上がると海側の窓を開けた
海の香りがこちらまで漂って来る
「じゃあまた遊びに来ても良いの?」
「もう来るな」
「なんでよ⁈‥‥でもそう言いながらロウ君は入れてくれるんだよね」
「入れねぇよ」
「そんな事ないもん」
「なんで言い切れるんだよ?」
「言ったでしょ?ロウ君は私に甘いって」
ミランがそんなことを言いながら俺の隣に立った
「ここなら‥‥仮面外してくれる?」
「‥‥嫌だよ」
「どうしても?」
「‥‥‥‥嫌だって」
俺の言葉を聞きながらミランは俺の頭へと手を伸ばして来る
「‥‥‥‥良いの?」
「‥‥‥‥何が?」
「このままじゃ私‥‥外しちゃいますよ?」
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ミランの指が仮面を結んでいる紐にかかる
それでも俺の手は窓の桟を掴んだまま‥‥
「え‥‥本当に外しちゃいますよ?」
「‥‥‥‥そんなに俺の顔見て何がしたいの?」
「ただ見たいだけです」
「見たいだけ?」
「‥‥‥‥はい」
ミランが摘んだ紐がゆっくりと下に引かれていった
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コメント
4件
第5話読み終えたよ〜!!😭💕 ミランがロウくんの家に「勝手に乗り込む」シーン、もう完全に信頼関係の証だよね!「ロウ君は私に甘い」って言い切るミラン強すぎるし、それに対して「入れねぇよ」って言いながらも結局連れて行くロウくんのツンデレっぷりが尊すぎる…!! そして最後の仮面外す場面、めっちゃドキドキした!!「見たいだけです」って真っ直ぐ言えるミランも、止めないロウくんも、もうエモすぎて叫びそうになったよ…!!次が気になりすぎる!!🌸