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愛してください。

9 - 第9話

♥

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2024年12月09日

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「 愛してください 」


・桃赤

・学パロ

・赤視点















。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。










桃 「 ねぇりうらはさ〜… 」




何故かは知らないが気づいたらないこさんと帰路を歩いていた。






桃 「 ねぇちょっと聞いてる? 」


赤 「 ……なんですか。 」





最近ないこさんと距離が近くなった。



とはいえまだ気まずく、タメ語と敬語が混ざった状態で話す毎日。






桃 「 りうらはいつからそんなにやさぐれちゃったの? 」


赤 「 、は? 」



いや失礼すぎだろ。




桃 「 いやなんか 」


桃 「 “かっこいい” だとか “なんでもできる” って言葉にいちいち笑顔振り撒いてるけどさ、 」





桃 「 明らかに顔に “こいつウザイ” って書いてあるんだよ?w 」




桃 「 特に俺に対しては態度悪いし、? 」













赤 「 ぇ…… 」


赤 「 ちょっと まって…… 」










動揺からなのか焦りからなのか、少し息があがる。




赤 「 ふ ーっ゛、はぁ っ… 」




桃 「 ……りうら? 」






正直自分でもなんでこんな風になっているのか分からない。



ただ今まで溜めてきた全ての物が崩れる気がして、視界が揺らぐ。






赤 「 ………ポロポロポロポロ 」


桃 「 ぇ、ちょ、どした?? 」




深呼吸をしようとすればするほど呼吸のリズムが崩れていく。





桃 「 ね、りぅ… ……ぇる? 」



ないこさんの声でさえ遠くなっているのを感じる。






赤 「 ひゅ っ、はっ゛゛ポロポロ 」





水で溢れていた視界も、段々と黒に染まっていく。












あ、やばいかも







なんて思ってる暇もないうちに 体が傾く。














そこからの記憶はなかった。


















┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈










物心つかないうちに両親が居なくなった。




だから “愛” という言葉を知らなかった。






 ”好き” とは何なのか、



俺にとっての “好き” に当てはまるものがなくて。








人を好きになったことなんて無ければ、




愛したこともなかった。








女子は俺へ一方的な “好き” を伝えてくる。



理由は、






 ”かっこいいから” 。









男子は、先生は、いや




ほとんどの人は






 ”なんでもできる” と言ってくる。






別になんでも出来るわけでもないのに。






一方的な愛を、


汚い 偽りの 愛 を伝えてくる人はたくさんいるのに。

























何故か俺に、







 ”本当の愛” を教えてくれる人は居なかった。













愛してください。

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コメント

3

ユーザー

こんな過去があったとは…続きが気になる…(っ ॑꒳ ॑c)

ユーザー

ついに赤さんの過去きたー! まさか、赤さんが学校で あんな態度をとって最初のきっかけが両親がなくなってるとは… ちょっと驚き!続き楽しみ!

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