テラーノベル
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その晩、ノブオは澄子のことばかり考えていた。(澄子はどういうつもりだろう。周りの男の気持ちをかき乱すのが楽しくてしょうがないのだろうか。俺は、始めは自分だけは澄子の餌食にならないと自信があった。なのに今はどうだ。澄子のことが頭から離れないでいる。)
すると、玄関のベルが鳴った。ノブオが戸を開けると、澄子が立っていた。「今晩は。」澄子は妖艶な笑みを浮かべた。「なぜうちが分かったんだ。」ノブオは半ば怒った声で 言った。「マリちゃんに聞いたのですわ。お邪魔してよろしいかしら。」澄子は甘えたような声で言った。ごねられると、近所に知られてしまうと思って、ノブオは澄子を部屋に入れた。
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