テラーノベル
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「着いたぞ。立てるか」
医務室のドアの前に来ると
兵長は私に尋ねた。
「はい、だいぶ落ち着いてきました…」
いや心臓の方は落ち着いてないんですけどね
なんて心の中でつっこんだりしながら、
地面にそっと足をつけた。
…うん、もう立てそう。
──フラッ
その時、
足に力が入らずよろけてしまった。
地面にダイブする前に兵長は
反射的に私の腰を支える。
「……」
「……」
一瞬目が合う。
顔が近い。
「あっ、失礼しました!
本当にもう大丈夫です!!
兵長は仕事に戻ってください!」
兵長は何事もなかったように手を離し、
「医官の話はちゃんと聞け」
とだけ言って、去って行った。
……
はぁ…
ドキドキした…
呼吸と顔の火照りを落ち着かせてから
私は医務室のドアを開けた。
「ヒビ入ってますね」
「え?骨にですか?」
「他に何があるのですか」
嘘でしょ…気づかなかった。
医官は淡々と答える。
「ギプスつけますから、
4週間から6週間は絶対安静ですね。」
「あの、その間訓練は…」
「無理に決まっているでしょう。
2ヶ月もすれば再開できると思いますが
まずは安静にすることです。」
それから…と医官は続ける。
「少し熱が高いですね。
骨折の影響かもしれません。
念のため今日は医務室のベッドで
休んでください。
痛みが強いときは
痛み止めを打ちますので
言ってください。」
「わかりました…
ありがとうございます」
はぁ…情けないなぁ
同期にも心配かけてしまう。
早く治さなくちゃ。
ベッドに入り、
骨折のせいなのか否かわからない熱に
ぼーっとしながら私は目を閉じた。
#夢小説
さらん
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さたん📖🕊️
22
#不定期更新
コメント
1件
あー、第17話読みました!兵長との「……」の間、めっちゃドキドキしましたわ…あの一瞬の沈黙がもう、なんか特別な空気作ってて。で、医務室でまさかの骨折宣告、しかも「ヒビ」ってサラッと言われた後の展開が「え、結構ヤバいやつ?」って感じで心配になりました。主人公が自分を責めるとこ、不器用な頑張り屋さんすぎて応援したくなります。早く治ってほしいけど、この状況でどう動くのか続きが気になる🔥