ハッピーエンドバージョン
不破side
明那?
「ねぇ、ふわっちどうして、どうして俺だけをみてくれないの?ねぇなんで、こんなにも俺は…」
そういうと明那は手に持っているナイフを構えた
嫌な予感がする
「甲斐田!ここから離れろ!」
「でも、」
「いいから!」
そういって俺は甲斐田に指示を出した。
明那は、明那はこんなにも俺の事を思ってくれていたのか
「ふわっちの周りの男を全員消せばいいのかな…?俺たち2人だけの世界にしようよ」
そういうと明那は甲斐田の方へ向かって走っていった
「甲斐田くんごめんね、でもこれは俺たちのためなんだ」
だめだ
明那
そんなことしたらダメだ
俺の明那がこれ以上
思い悩むところなんて見たくない
きっとこのいっときの感情で
甲斐田を刺してしまったら
優しい明那は一生引きずってしまう。
瞬間俺は甲斐田の前に出た。
鈍い痛みをお腹に感じる。
「ガハッ…、ッ…イッ、」
俺はその場に倒れ込んだ
「え、あ、え?ふ、ふわっち…?ふわっち!!」
明那が困惑した様子で俺に近づいてくる
「な、なんで、グスッそ、そんなにそんなに甲斐田くんが大切だったの…?お、俺、俺じゃッダメだったの…?」
明那が泣いている
あぁ違うんだ明那
俺は、
俺は
「明那が…世界ッ、で1番、大好き…、だよ」
「グスッ…、え?」
そうだちゃんと伝えよう
俺の気持ちを
消えそうな意識の中振り絞って口に出す
「甲斐田には、ッ明那に触られるように、なるためにッ、つきあっ、てもらってて」
「俺は、ちゃんと…明那しかッ思って、なかったよ」
「…!」
あぁ明那、嘘だって顔してるな
やばいなもう声が出ない
最後の力を振り絞り俺は
明那にキスをした
あぁ、やっと明那に触れられた。
俺の意識はここで途切れた。
目を覚ますと白い天井が見える
ここはどこだ?
状況を把握する前に大きな声が隣から聞こえる
「ふわっち!!!!!」
「うぉっ、」
「いぎでで、よがっだぁー」
隣にいた明那に思い切り抱きしめられる
どうやらここは病院らしい。
そうか、俺生きてたのか
「グスッ…、ふわっち、ごめん。俺誤解してた」
「ずっとふわっちは俺に飽きちゃって、俺が嫌になっちゃったのかなって。不安になってた。」
「それで、あんな、ひ、ひどいこと…」
「ごめんなさい。」
明那は小刻みに震えていた
「いいよ」
「え?」
「俺こそ不安にさせてごめん」
「俺は世界で1番明那が好きだよ」
「!ふわっち〜!」
うぅ苦しい
「じゃあ改めて」
「帰ろうか!2人の家に!」
「ふわっちのかわいい声も久々に聞きたいし〜!」
「!//、は、恥ずいこというなや!」
「へへ〜」
HAPPY END
幸せな居場所
コメント
1件
まじで好きすぎる こういうのが一番好き