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俺は間違えたのか

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俺は間違えたのか

2 - 実は第1話はこういうことだ

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2024年03月10日

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俺は好きな女の子と寝落ち電話をしていた。一応親友という関係だが最近恋バナをしている感じ両思いだ。その子が聞く、いつ告白するのかと、俺は決心した。明日呼び出すよ。

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俺は好きな女の子を呼び出した。いくら鈍感でも流石にわかるようで、でも少しすっとぼけた様子で呼び出した公園にやってきた。後輩だそうだ緊張した。「ずっと好きでした。付き合ってください。」彼女は何も言わずにこっちを見ている。え?すると口を開いて「いいと、思います」といった。お互い緊張していたので過去形の告白、他人事なOKと違和感はあるものの俺達らしい始まりだった。冷やかされるのも嫌なので学校では内緒にすることにした。受験生だしね。

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あれから変わったことと言えば電話の中で好きだと言ってくれるようになった。幸せな毎日だ。だがこの日、彼女は告られたといった。後輩だそうだ。恐る恐るなんて答えたか聞くともちろんごめんなさいしたよって、安心した。人の不幸が嬉しかった。複雑だ。


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あれからも何度も彼女は告られたようだ。可愛いのだから仕方がない。毎日10時間をゆうに超える勉強漬けの毎日だったが、夜になれば電話ができる、それだけでいくらでも頑張れた。

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彼女の受験が2ヶ月後に迫ってきた。電話はしばらくできないや、そう言われた。俺も大人だからそれくらい我慢できる。2ヶ月我慢すればまたお話ができるんだ、その一心で頑張ろう、そう思った。


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嫌な予感がした。振られるんじゃないか、そのときは困らせないようにしよう。そう思った。


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夜勉強していると急に彼女から電話がかかってきた。実に1ヶ月ぶりの電話だ。妙に緊張していたのは嫌な予感があったからだろう。一呼吸置いて電話に出る。「もしもし、どしたの?」

「……あまり話せなくなったじゃん?……から…もだち……たのし…ったな……おもってる…」一瞬で理解した。これは別れ話だと。頭が真っ白になって意識がフェードアウトしていきそうになる。「つまり、別れたいってこと?」勇気を出して聞く。「…うん。友達に戻りたい」「そっか、わかった、友達、できるかな、、」というと「無理かな?」という。「頑張るよ、………」


もうこの後のことは覚えていない。とりあえずその後眠ることはできず、翌日の体育のサッカーで足が攣ったのは覚えてる。

まだ彼女のことが大好きだった俺はショックで、忘れられなくて、勉強に身が入らず、時間だけが過ぎていった。


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この合格発表を、持って俺の全落ち、つまり浪人が確定したわけだ。。。



受験と恋愛の両立は可能だ。しかし受験期に失恋したら100%落ちる、そう思って欲しい。

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