翌朝。僕は気持ちよく目を覚ました。暖かい朝日が僕に向かって差している。
その後、朝食をとり僕は楽しみだった。これからご主人様に会えるかもしれないから。
僕はその後すぐに男にケージに入れられ車に乗せられた。ケージには目隠しがしてあるため周りが見えないが匂いからして多くの猫や犬がいる。これからどこへ行くのかわからないがなんとなく楽しみだった。
「おろしてくれ!」あの男の声だ。僕はその声を聞いて安心する。決して悪人に連れて行かれたわけではないと。
僕もその後降ろされ目隠しの毛布を外された。そこには大きな建物で少し古びており一番上には時計があった。その建物の近くには大きな車や大勢の人がいた。多くの人は僕達の方を見ていた。
すると僕達ケージに入れられた猫や犬はその建物の近くにある大きな広いオレンジのような茶色のようなピカピカとした床のある建物の中に入れられ、細長い机の上にケージを置いた。辺りを見渡すとテントのような青緑色のものでいっぱいだった。
「ここに愛犬、愛猫はおりませんか?いたら声をかけてください!金は受け取りません!」
男はそう叫ぶ。きっと僕らの飼い主を探してくれているのだ。次々と周辺に人がやってきて僕らを見る。たま~に飼い主の元へ帰る犬猫もいる。でもそれは少なかった。午後4時までには50匹中15匹ほど。僕の主人は来ないのか。そんなときだった。あの男が僕の前に来てケージを持ち上げた。そしてどこかへ連れて行った。
「お前は少し違うところへ連れて行くんだが安心しろ。悪いことはしねえ」
僕はちょっぴり安心した。少しして僕は違う部屋に入った。両脇はカーテンで埋め尽くされていた。男は右側の一つのカーテンを開けた。僕はその瞬間、喜びに満ちた。