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星乃みなと
寺育ちのK
嘘。
今まで生きてきた。
友達と笑い合う女子、談話をする親たち、働く者たち、政治家、
みんな嘘をついている。
表、裏、嘘がうまくできない人は嫌われ、離され、孤立する。
その瞬間、人間の資格がなくなる。
ラブレターが私の下駄箱の中に入っていた。
クラスで1番の美人と言われる女、柏木である。
私は女など興味がなかった。だが、どうしてだろう、
私は断る気がなかった。
この嘘は私の最大の嘘になるであろう。
この嘘こそ、 私が凡人だと周りに知らしめられる絶好のチャンスだ。
だが、私は男が好きだ。
いやだ。私は嘘をつきたくない。
私は私の愛を捧げたい。
この仮面をつければもう取れぬ、
私はなんのために生きている。私は何を楽しみで生きている。
人間は皆、何のために生きている。
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