テラーノベル
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ただ、細長い影が見える。
1ヶ月もしない内に4キロは落ちた体重
男とも女とも言えないフラットな格好
紐が伸びる少し大きな鞄に
厚底のスニーカーが身長を少し伸ばす。
斜め掛け鞄の紐に手をかけて
スマホを触りながら歩いてゆく。
おおよそ耳上で短く揃えられ、
少年のようだと言われる髪型と
こんがりと焼けた小麦色の肌、
視界を遮らない中心で分けた前髪。
これこそ「私」であり、
みんなの見る「アイツ」である。
どれかひとつでも欠けてしまえば
存在意義なんて無くなってしまう。
だから、今日も私は生きていく。
馬鹿らしい夢を語って、
誰かのいちばんになるために。
『 英検ごうかーく!!!!! 』
特に何をする訳でもなく、
なんとなく一次試験を突破して
『 二次の勉強とかやってないけど 』
『 とりま全授業での漢検する 』
特に何をした訳でもなく
なんとなく漢検に手を出して
「 はぁ!?漢検今日でしょ!? 」
『 この嵩瀬様を信じなさい 』
なんとなく失敗して
《 面白すぎる笑笑笑 》
なんとなく、そう文字を連ねて
《 やっぱし馴染めないわ 》
なんとなく
幾数の既読だけ着いたLINEを眺めて
なんとなく、
君を助けを求めてみた。
人に何かを頼むのも、質問するのも
人を信じるのも、苦手だけど。
きみなら、
信じられるような気がしたから。
いつからか
楽しかったあの場所は
人が増える事に
私の居場所まではなくなってしまって、
いつからか
大好きだったあの人たちは
姿を眩ませて
残ったのは私大好きな人の面影ばかり。
いつか
この夢から覚めたら
いつか
この夢から覚められるのなら
私は、君を何を求めるのかな。
きっと、たぶん。
友達の作り方と
頑張り方と
君とずっと一緒にいる方法、かな。
赤薔薇よりも優れ
青薔薇よりも劣っていた。
そんな私なら幸せだった。
純粋無垢な小説を飲み込んで
真似して窘めてみても
残るのは、やっぱり
醜悪な汚染の一部だけ。
もう「私」には戻れない。
もう「アイツ」になんてなれない。
だから、お願い。
君にしか言えないから。
信じる勇気なんてないから、
人に信じられるはずなんてないけれど
君だけは信じてみるから
裏切られないと、信じてみるから
だから、私の弱さをみて。
私の弱さを認めて。
カッコよくて、馬鹿みたいに笑って
馬鹿らしいことが好きで、情緒不安定で
そんな「アイツ」になる方法を
実のところ、もう、忘れちゃったから。
会いに来て。
私を心の底から笑わせて。
そう願いを込めて
今日も、馬鹿らしい文面を吐いた。
『 │↴ 』
少しだけ言葉に詰まったのは
ここだけの秘密。
私の心の奥深くを覗いて
どうか、嫌いにならないで。
一期生だけに話してたけど
実はログインできなくなってました ^_^
Webもアプリも何もかもダメだったんで
もうひとつのスマホでログインしてます
実は誕生日にお下がりで1台貰ってました
いつも使ってる方が使えるよーになるまでは
こっち使います
色々試してるけど無理なので
一旦アプリやらGoogle垢やら消すの考えてる
コメント
12件
んふ、いつでもお~が先輩の事待ってます!!
ゆーっくり待ってる
1週間後.何も無かったねって笑お そしたら一ヶ月後に会おーね!