テラーノベル
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暖かい春の季節。
視界の端でチラチラと映る恋を探すような目。
どれもこれも俺には関係無いものだと思ってた。
🍍「よっ!また1年間よろしくなニコッ笑」
📢「だな。またお前と一緒だよ。よろしくな。」
中学で仲良くなった、楔 奈津。
友達なんていた記憶の無い俺にとっての友達第1号で、俺よりも俺の事を理解している珍しいやつだ。
🍍「それにしても、お前モテるよなぁ~、マジでずるいわ。」
📢「お前が何を言ってんだよ…お前こそモテてんじゃねぇか。なんだ、自慢か?」
🍍「自慢かも~笑まぁ、やっぱ俺イケメンだし✨️」
📢「はいはい、顔だけイケメンの人だー。わーかっこいいー。(棒)」
🍍「乗ってくれるならちゃんと俺を楽しませろよw そんな棒読み誰も喜ばねぇってw」
📢「知るか。このイケメンが💢」
🍍「妬みですかぁ〜?ニヒヒッ笑(煽」
なつは人を煽るのが大の得意で、多少はイラッと来る。
それでも俺が傷ついたように見えたらすぐに謝ってくる。素直でいいやつだ。
🍍「……いやだった?ごめん。」
📢「だから、俺の為にそんなこと考えんなって。お前らしくいればいいんだって……」
🍍「いやっ、でも……いるまは友達だから…」
顔も良くて女子からの人気度が高い所謂(いわゆる)人気者のなつが、
こんな目つきがら悪くて素行も悪い俺なんかと一緒にいていいのかと俺は疑問を持っていてもこいつはそんな疑問話す暇も与えてくれない。
📢「……友達なんだろ?なら素のお前でいいんだよ。女子共と話してる時みたいに、素のお前が隠れてるのは嫌だ。」
🍍「!……ありがと。やっぱお前は一生友達だわニコッ」
📢「そうかよ。⸝⸝⸝」
言い慣れない。自分の意見なんて言って得になることないって知ってるのに
……こいつが笑ってくれてるだけで嬉しいと感じることが増えた。
🍍「入学式の時ぐらい、だるそうな顔してんじゃねぇぞ?笑」
📢「知らねぇよ。これが俺の顔なんだから……」
🍍「ま、そんな顔でもかっこいいのは変わんねぇもんな笑」
📢「…そうかよ…⸝⸝⸝」プイッ
📢(こんなことで顔を赤くするなんて俺らしくねぇ……恥ずっ…⸝⸝⸝)
なつが俺といる所を誰にも見られないように学校の入口へと細道を通って行けば大通りが見えた。
そこからは、なつと話すことは無かった。いや、話しかけられても俺が無視をしたと言った方が正しいかもしれない。
少し肌寒い体育館に全校生徒が集まれば、俺となつは自然と別れた。
📢(……話しかけられるヤツいねぇな。)
中学の頃から人と関わることを避けてきた俺には当たり前の環境だった。
📢(……親しいやつもいねぇし、抜け出してよっかな…)
友達もいない。
喋れるやつもいない。
それに俺の親も俺のことを心底嫌っている。
育ててもらった恩なんてねぇ。体に傷をつけられた仇だったらあるけどな。
そんな退屈で、面白味の無い始業式が始まった。
🌸「1年1組の担任の桃瀬 蘭です、1年間よろしく。(ニコッ」
🍍「らん先生、男みたい。」
🌸「男ですけど??」
「あはは笑」
始業式が終われば、俺達は自分のクラスに導かれる。
運が良かったのか悪かったのか謎だが、俺はなつと同じクラスになった。
📢(あの担任チョロそ、多分授業抜け出しやすいわ。)
賑やかな笑い声が響くクラスの端で数人が静かに笑い声を零す。
いつもはクラスの中心にいるはずのなつもその数人の仲間入りをしてた。
🍍「いるま~?らん先生に挨拶しないのか?」
📢「………」
なつの近くの奴らか「そんなやつに話しかけんなくていいって」なんて声が聞こえてくる。
まぁ、そうだろうな。
🍍「…無視すんなって!」
数メートル離れた場所から、周りに聞こえる声で話しかけてくるなつ。
その瞬間、周りの声が一瞬静まり返った。
けども、3秒も経てばうるさくなっていた。
🍍「………」
黙り込んでしまったなつの横を通り過ぎて、俺は教室の扉に向かって歩きだす。
コメント
2件
あなたは神作製造機です 続き気になりすぎるんだが🙄((
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#御本人様とは一切関係ありません
現世くるり ◤ ペア画なう ◢
2,127
凪
510