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現世くるり ◤ ペア画なう ◢
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凪
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いつから変わってしまったんだろうか。
夢も見れない昨日に、明日を目指すことも出来なくて。
📢「…だっる…」
静かな寝室の隣から聞こえてくる狂気じみた叫び声や、ガラスが割れる音。
いつも通りなのに、中々眠りに付けなくてイライラしてた。
📢「……ッ…っギュ(耳塞ぐ」
小さな頃からの癖で嫌なことがありゃすぐに耳を塞いで音を遮った。
それでも微かに聞こえてくる音は気持ち悪くて、恐怖を抱かせた。
『音なんて消えればいいのに』
誰の声も聞きたくない。自分の声すら気持ち悪くて吐き気もする。
そんな事で自傷をしだしてたら、いつの間にか深い眠りに落ち着いてた。
📢「…っ…ん…」
寝ている間に手を強く握りすぎたのか耳の端の皮膚に爪がくい込んで痛い。
時刻は既に11時。
腹の上だけにかかった毛布を乱暴に退けて遅刻でもいいから学校に向かう準備をする。
部屋の扉が音を立てて開く。
嫌な音だ。
「いるま。」
📢「んだよ、なんもねぇなら出てけ。」
「らん先生が来てる。さっさとでろ。」
📢「…は?なんで…」
ら
「こんな時間まで家にいるからに決まってんだろうがよッ💢」
スッ…(殴り掛かる
📢「今殴ったらバレちまうぞ?笑いいのかよ?」
「…ッちっ💢(舌打ち」
昨日の母親との喧嘩で傷ついた父親が俺に殴り掛かろうとするから、担任を使ってどうにかやり過ごす。
ガチャ(扉
📢「なに、」
🌸「なに…じゃないでしょ!?遅刻だよ!」
📢「わーってる。デケェ声出すな。」
🌸「なッ…」
こいつの女のような声の高さに後ろに構えてる父親もイライラしている。
🌸「休むなら連絡くらいくれていいのに…」
📢「なに付き合いたての彼女みてぇなこと言ってんだよ。うぜぇな…」
🌸「彼女じゃねぇし!一応お前の担任だからな?!」
彼女と言われて気に触ったのか、いきなり声を低くして喋りだした。
まぁ、どちらにせよウザイことには変わりがない。
📢「学校ならこの後行くし、そんな心配することじゃなくね?」
🌸「中学の時もこんな時間まで学校来なかったのか?」
📢「…まぁ…」
行きたいが起きれなかった…の方が正しいが周りから見た俺は寝坊して遅刻するガラの悪いやつでしかない。
🌸「待ってるから早く準備してこい。」
📢「は?待ってなくていいし。」
🌸「お前になに言われても俺は待ってるからな。早くしろ。」
先生のくせに頑固で自分の意見を曲げねぇやつは嫌いだ。 俺は大きくため息をつきながら1度家にもどる。
📢「ん、準備できたけど?」
🌸「はやっ…3分しかたってねぇけど…」
📢「着替えればいいだけだろ。んな時間かかんねぇよ。」
家の扉の横で黒いケースに包まれたスマホを弄りながらかばのように口を開いてるバカ面。やっぱウザイ。
📢「行くなら行くぞ。早くしろ。」
🌸「はいはい、でもその前にその制服の着方を直せ。」
📢「あ?」
ぐいっ(引っ張る
白のワイシャツを上から2個、開けっ放しにしていたら引っ張ってボタンを止めようとしてきた。
📢「さわんなッ…」
🌸「…?なんで…」
「いるま”ッ!さっさとてめぇは行け💢」
📢「…ッわーってる。」
酒を飲みまくって、いつも以上にうるさい親父の近くにいたらこいつ(らん)にまで危害を加えられる。
流石に法律に触れてこの家の財源が居なくなったら、俺が働かないといけなくなるから勘弁だ。
とことこ(歩く
🌸「んで、なんでいるまは朝学校に来ないの?」
📢「別に、」
🌸「教えてくれれば、こっちでも大学に響かないように対処するけど?」
普通のやつならここで、正直に話すのだろうか。
けど、俺には大学に行くなんて選択肢は残されてない。高校を卒業したら直ぐに就職してあの家を出る。
📢「……大学とか、どうでもいい。」
🌸「あれ、めずらしい…お前、どっちかといえば勉強は出来るほうだろ?」
📢「何言ってんだよ、俺は学年最下位だぞ。」
ついに頭もとち狂ったのかと顔を上げてこいつの顔でも見てやれば、真面目な顔で目を合わせてきた。
🌸「それは時間がねぇからだろ?普通の生徒よりも10分の1くらいしかない時間でもお前は誰よりも効率のいい勉強をしてる。」
🌸「俺から見た生徒の中では一番魅力的だけどな…」
嘘でも良かった、嬉しかった。
けど周りのヤツにそんな顔をして欲しくなくて、悟られたくなくて生きてきた。
📢「……きっしょ。」
🌸「はぁ!?ひど!?」
ありがとうの言葉を俺なりに変換して、口に出してみる。
けど、得られる表情は怒りよりも優しさの微笑みだけだった。
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