#流れ星からの贈り物
ほしの様のコンテスト参加作品_
「首に繋がれた運命の赤い糸」
※水桃バトエン
なんでも許せる方いってらっしゃい
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皆様は「首絞め」という言葉を知っていますか?
縄や紐、人の手でも絞められる…
首を絞められた人は最悪✗んでしまう…
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水「ないちゃ〜ん!」
桃「どしたのほとけっち〜!」
水「ここ教えてくんない?」
桃「ここ?いいよ〜!ここはね〜_」
ちょっとおバカでいじられキャラの君
頭が良くて皆から頼りにされてる君
そんな君を独り占めしたくて_
ー昼休みー
水「はぁ〜ッ、…」
大きなため息をつく
外はうるさい…何故かと言うと
水「ないちゃんはいいなぁ…」
桃「ち、ちょっと、…通らせ…」
ないちゃんは生徒会長で学校の皆からも人気、
だからあんな外がうるさい…
水「ジー…」
水「可愛いなぁ…」
不意にもそう思ってしまう、
桃「み、皆…ちょっと…」
通りたくてあわあわしてる君が愛おしくて
桃「ほとけっち(口パク)」
水「ん、…?」
桃「たすけて(口パク)」
水「…!」
バッ
ないちゃんに集まってる皆をかき分け、ないちゃんに近づく
水「ちょっとみんな!!!」
シーン…と静まり返る廊下、
水「困ってるでしょ?通らせてあげなよ」
サササと退く廊下の皆、
最初からそうしてあげなよ…そんな気持ちもありながら
ー放課後ー
桃「ほとけっち〜!」
愛おしい君の声がした、
水「ん…?あ、ないちゃん!どうしたの?」
桃「昼休みありがとね?」
水「あーあれね!全然!」
桃「口パクよく気づいたね?w」
水「ずっと一緒に居るもんねっ(ドヤッ」
桃「あははw」
こんな時間がずっと、永遠に続けばいいのに_
ー数ヶ月後ー
水「ないちゃん…!」
桃「ん〜?」
水「あの…放課後〜…さ、」
桃「うん、」
水「屋上、来てくん…ない?」
桃「屋上?いいよ?」
水「…!じゃあよろしくね!」
桃「は〜い!」
今日こそ言うんだ
あの言葉を_
ー屋上ー
水「まだかな〜」
ガチャッ…
水「お…!」
屋上へのドアが開く音がした、
きっと君だろう、
桃「ごめんほとけっち!待たせちゃった?」
水「ないちゃん!大丈夫!待ってないよ〜」
桃「で、なんで屋上呼んだの…?」
水「あの〜…ね?」
桃「うん?」
今日こそ言うんだ…
水「僕、ずっと前から…」
言え、言うんだ僕…ッ
水「ないちゃんのことが…」
水「好きでした…ッ!!!」
桃「…ッえ、…?」
混乱している君、
そんなところも愛おしいの。
水「どう、…かな…?返事…は、」
桃「はいッ、!」
愛おしい君の声が響く屋上
水「…!」
水「ないちゃぁぁぁぁぁんッ!!(ガバッ」
桃「おわっ!?」
つい嬉しくて君の名前を叫びながら抱き着いてしまう、
ありがとう_
ー数年後ー
僕とないちゃんは結婚して同棲をするほど仲が深まった
水「可愛い〜♪」
桃「ほとけっち何見てんの、…って…」
桃「なに俺の写真見てんのさッ!?(バッ」
水「返してぇぇ〜っ!」
桃「やだ…」
桃「し__んみ_くて____のいる__ょ…」
水「え、?」
桃「写真見なくても本物いるでしょッ…!!//」
水「…」
自分の写真に嫉妬したのか、大声で照れながら可愛い事を言う君、
水「…」
桃「あの、…え、っと…/」
水「もう〜っ!!可愛い〜っ!!!!(ガバッ」
桃「うおあっ!?」
水「僕達って運命の赤い糸で繋がれてるよね♪」
桃「急にどうしたのw」
水「え〜?だって本当の事じゃん♪」
桃「確かにねぇ〜♪」
幸せ…
しあわせ…
シあわセ、…
シアワ、セ…?
ー???ー
プルルルルルル…ガチャッ…
水「ないちゃ〜ん…今日は…」
桃「ごめ、…いつもよりも遅くなるかも…」
水「…ッ、わかっ…た、」
水「気をつけt…」
プツッ…ツー、ツー、
水「…なんで…ッ、だろ…」
いつからだろう、こんな風になったのは、
昔はこんなんじゃなかったのに…僕達の関係は…
桃「…ッ、…きっつ、…」
桃「けど、…もっと遠く、…ッ、」
なんで歩いてるんだろう。
なんで遠くに行っているんだろう。
昔なら元気に自分の家に帰っていたはずなのに。
桃「はぁッ、…もっと、もっとッ、…遠…くッ、」
山にまで入ってしまう。
もう頭は回っていない、足が勝手に歩いている。
桃「はッ、…ぁッ、」
桃「ふッ、はぁッ、…」
桃「あ”、………」
バタッ…
山の奥で倒れてしまった。
_きっと誰にも見つけられないだろう_
水「ない、…ッちゃん…」
水「どこッ、どこ…なの、ッ…」
水「居なくなっちゃうの、ッ?」
居なくなる。
居なくなる…
居なく…な、る…?
水「カハッ…ゴホゴホッ、…カヒュッ…」
愛しの人が居なくなると考えると、
息が出来ない_
水「な”ッ、…ゴホッ…ぃ、ぢゃッ…カヒュッ、カヒュッ、ッ」
水「や、だッッゴホッコホッ…いなぐッカヒュッ…ならなッゴホッ、ぃでッ、ゴホッコホッ、…」
水「首ッ、…カハッ…ゴホッ…絞めなッ、カヒュッ…ハッ、…ぃでゴホッコホッ、…」
首を絞められるような痛さ、
水「な”ぃ”ッ、カヒュッ、カヒュッ、…ゃッ、ゴホッ」
居るはずもない愛しの人の名前を呼ぶ。
水「あ”ッかッ、…カハッ…」
バタッ…
そこで僕の命は途絶えた_
遠くなればなるほど、苦しくなっていく…
それは、首に繋がっていた、
運命の赤い糸
の仕業…
なのかもしれませんね_
ーendー
コメント
10件
なんかすごい...全然バトエンいけることに気づきました(?)
腹痛と吐き気がする時に見るバトエンは丁度いいですね(?) ハピエン厨にはバトエン似合わないや…(いつからハピエン厨になったねん)