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第1の試練 水の洞窟
七海が箒に器用に乗っていると、箒が急に進路を変えた。
七海[何なのよ!?]
見ると、小さな洞窟がある。
その洞窟の入り口に箒は七海を降ろした。
七海[何?この洞窟。]
七海が洞窟に近づくとピコンと音がした。
見ると何か書かれている。
第1の試練 水の洞窟
七海[何これ?]
園おばあちゃん[七海ちゃん、聞こえる?]
七海[おばあちゃん!?]
園おばあちゃん[良かった。無事に第1の試練の洞窟に着いたようね。]
七海[それよりおばあちゃんって、伝説の魔女だったの?]
園おばあちゃん[あら?誰に聞いたの?]
七海[ここに来る前に寄った街で、徹平って子に会って、色々聞いたよ?]
園おばあちゃん[あら?もう魔女ってバレちゃったの?]
七海[路地裏に降りたら、見つかった。]
園おばあちゃん[ちゃんと口止めしといた?]
七海[多分大丈夫。]
園おばあちゃん[でも伝説の魔女だなんて、ちょっとはずかしいわ。]
七海[それより、この洞窟での試練について教えて?]
園おばあちゃん[簡単に説明すると、ミズゴケを採取したらいいの。]
七海[ミズゴケ?]
園おばあちゃん[そう。ミズゴケは傷薬の材料になるの。]
七海[分かった。]
園おばあちゃん[でも水グモに注意して?]
七海[水グモ?]
園おばあちゃん[ミズゴケを守ってる蜘蛛よ。]
七海[ボスって事ね?]
園おばあちゃん[そうよ。]
七海[大丈夫。行って来る。]
園おばあちゃん[気をつけてね!]
洞窟に入ると、水の洞窟と言うか、普通の洞窟だった。
壁画に書かれている以前の洞窟は、水で溢れていたらしい。どうやら水不足が原因のようだ。
たいまつの明かりを頼りに、洞窟を進むと、コケが沢山生えている場所に辿り着いた。
七海[これを採取したらいいのね。]
カサカサ。
七海[ん?]
水グモ[キシャー]
七海[こいつらがボスね。]
七海は、杖を一振りする!
ドーン!!
七海は閉じていた目を開いた。
水グモは全滅していた。
園おばあちゃん[七海ちゃん、大丈夫?]
七海[杖一振りで倒しちゃったみたい。]
園おばあちゃん[さすが七海ちゃん!じゃあミズゴケと水グモ、両方採取して?]
七海[水グモも?]
園おばあちゃん[その2つが傷薬の材料になるのよ。]
七海[分かった。]
七海は、言われた通りに採取して、洞窟を出た。
ピコン。
第1の試練 水の洞窟 クリア
??[おめでとございます。七海さん。]
七海[え!?誰!?]
大和[私は、魔法協会に勤めております。大和と申します。]
園おばあちゃん[あら?大和君久しぶりね!]
大和[その声は、園さん!?]
園おばあちゃん[そうよ。七海ちゃんは私の孫なの。これからよろしくね!]
大和[園さんのお孫さんですか?]
七海[てかおばあちゃん、どうやって会話してるの?]
園おばあちゃん[テレパシーだよ!]
大和[さすが伝説の魔女です。]
園おばあちゃん[よしてよ。それより大和君が来たって事はアレね?]
七海[アレ?]
大和[はい。このたび、水の洞窟をクリアした証として、七海さんに加護を授与いたします。]
七海[加護?]
大和[はい。授与いたします加護は、水の加護です。左手を失礼します。]
パア〜!
大和[これにて、加護の授与完了です。]
七海[うわぁ!ありがとうございます。]
大和[第2の試練は、火の洞窟になります。では、お先に失礼します。]
園おばあちゃん[良かったわね!七海ちゃん!]
七海[次の試練も頑張るね!]
こうして、無事第1の試練をクリアした七海は、次の試練の場所まで、箒にまたがり空へと昇って行った。
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コメント
1件
いやあ、第1試練クリアおめでとう!水の洞窟というわりに水が枯れてたのが意外で、そのへんの世界観のディテールにぐっときましたね。七海ちゃんが杖一振りで水グモ全滅させちゃう潔さ、気持ちよかったです。おばあちゃん=伝説の魔女の設定も自然に明かされて、大和さんの登場で加護システムが広がったのもワクワクします。七海とおばあちゃんの軽妙なやりとりも好きだな。次は火の洞窟、楽しみです!