プロローグ
※黄青※
電車では静かに
リュックは前にして
邪魔にならないように
手も前にして
痴漢と勘違いされないように
次は、○○駅〜、○○駅〜。
_______________
プシューッ
青「よしっ」
今日も何事もなく駅に着けた
後は学校まで気をつけるだけだ
僕は青
真面目に生きる高校2年生
成績優秀で、
このままいけば1年間成績順位を1位で維持できたことになる
でさ〜w まじだるいー
あはw それな
明日── まじ?!
昨日の見た?
ほんと最高だった〜!
やめろってw
騒がしいな、
廊下では静かにって習ってないのかな
青「…」
ガラッ
青「おはようございます」
…
返事が帰ってこないのはいつものこと
けど、なんで返事を返さないんだろう
先生に挨拶は返しなさいって言われてるのに
青 ビクッ
な、なんだ?何が起こったんだ、?
おいwお前ドア強く開けすぎだってw
壊れたら弁償だからな〜?
黄「分かってるってw」
「たまたま強く開けすぎただけだし」
嘘つけ、絶対わざとw
黄「嘘じゃねーし?」
WWWW
あぁ、黄くんか。
黄くんはこの高校で有名なヤンキー
成績は最下位で授業を受けている所は見たことない
それに加えて、噂によると夜のホテルで女の子と、、
…考えるだけで嫌になる
噂だから本当かは分からないけどね
ってかヤンキーって昭和の時代で消滅したんじゃないの?
青「はぁ…」
このようなことから、
僕は黄くんがすごく苦手
一生関わりたくない
倉庫
先生に資料を倉庫にって言われたから来たのに
黄「スゥ…スゥ…」
青「…ッ」
黄くんが倉庫で寝てた
最悪、まさかここで会っちゃうとは思ってなかった
けど、寝てるから起こさずに資料を置けば絡まれないと思うし
そーっと置こう
そーっと、静かーに、
青「プルプルッ」
黄「あはっ、動きゆっくりすぎてぷるぷるしてるじゃん」
青「!?」
黄「実は君が入ってくる前から起きてたんだよねー」
「どうなるのかなと思って」
黄「寝たふりしちゃった」
青「そうなんですね 」
「全く気づかなかったですニコッ」
まさか起きてるとは…っ
けど大丈夫
落ち着け僕、普通の対応をするんだ
慌てず、落ち着いて対応すればきっとなんとかなる
青「僕は資料を置きに来ただけなので、失礼します」
「気が向いたら授業受けてくださいね」
青「では。」
黄「ねぇ」
青「…はい?」
黄「君クソつまんないね」
「そんな真面目に生きてて楽しいの?」
青「楽しいですよ、勉強してたら分からないことも分かるようになったので」
こいつ初対面の人にクソつまんないねとかよく言えるな
失礼にもほどがあるだろ
…早く教室戻りたい
黄「そっか」
「ならいいや、じゃーね。」
「クソつまんない真面目くんw」
青「さようならニコッ」
廊下
青「…」
はぁぁ?まじイラつくんだけど、
こっちはそっちの気を損ねないように気を使って丁寧な言葉で返してやってんのに
なんなんだよ、あの言われよう
僕だって人間だし傷つくんですけど
青「…ウルッ」
クソつまんない真面目ってことは
僕が1番分かってるっつーの、
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