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🇮🇹side .



あれからずっと、会社を休んで。

色んな人に、迷惑をかけて。






はあ、もう死んじゃおうかな……。






きっとその方が、みんな楽になるでしょ?





愛用のカッターで、手首も足も太腿も二の腕も全部全部傷をつけていく。


でも、この傷は僕が人を傷つけた分の傷だから。



因果応報、自業自得。




全部、僕の所為なんだから。



……ぴんぽーん。



げ、なんだよこんな時間に。今は平日の9:00だぞ……?あ、もしかして宅配かな?


やべ、腕とかに包帯巻かなきゃ……

いや、長袖と長ズボンで十分か。


ただでさえ動かしたくもない足を引き摺りながら、僕はのろのろと玄関へ向かった。



「は〜ぃ……、って、は……」


「なんで……どいつが……?」


「イギリスからお前が無断欠勤を続けていると聞いてな。様子見に来たのと、この前の事を謝りたくて……」


「っ、やだ、帰って。」


「ioは大丈夫だから____」



がしっ。



「なぁ、お願いだから避けないでくれよ。」



痛い、痛い、

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!



「〜ッ!!!!」


「触んないでよ!!!!」


「っあ、すまん……!」






🇩🇪side .



咄嗟に腕を掴んでしまった。すると彼奴が短く悲鳴を上げた。

少し顔を出した加虐心を押し殺しながら、俺は思う。

俺の手、血が_____



あ、まさか。



「イタリア……?腕、見せてくれないか……?」


「ッ、なんでお前に見せないといけないの?嫌に決まってるでしょ。」


「……俺の手に、血、着いたんだよ。」


「……は……、」



そして彼は唖然とした表情をして、此方を見つめてくる。驚いた表情も可愛いんだな……

いや、この表情は「弱みを握られた」とでも思っているんだろう。



「……他の人には、言わないでよ……」


「勿論だ。」



そして、俺だけにその無数の傷を見せてくれる。自分で、こんなにも傷つけたのか?



「……大分、つけたんだな。」


「てかなんで包帯すら巻いてないんだよ。」


「いや……切ってる時にドイツが来ちゃったから……」


「取り敢えず、止血すんぞ。救急箱は?」


「……ioの部屋にあるけど……」


「あっでも入らないでね?」


「なんでだ?今は緊急だぞ?」



まだ秘密を隠してるのか?



「……ioが取ってくるから……」



結局、俺に全てをを曝け出してくれる事は無いんだな……



「ったた……ん、救急箱……」


「Danke.じゃあ消毒とかして____って、おま、足!!」


「へ?あ、やば……」



脚もかよ!?






「……ふぅ、出来たぞ。」


「ん、grazie……」



意外と綺麗にできたな……なんて思いつつ、彼奴の顔をちらりと見てみる。


……それは如何言う表情なんだ……



「よく見ると、何考えてるかわかんない顔してんだな。」


「はァ?ドイツだってずっと何考えてるかわかんないよ。」


「俺はお前が可愛いなって思ってるだけで……」


「え?」


「あ。」



やっべーー……やらかした。



「いっ、意味わかんない……!ほんとに何考えてるの!?」


「ッあ”〜、言うつもり無かったんだけどな……」


「その、お前のことが好きで……」


「じ、じゃあなんでぶったりなんか……!」



気持ち悪いって、思われないといいな……

お願いだから。そんな事、言わないでくれよ?



「それは……俺が、キュートアグレッションってのを持ってて……」


「……な、何それ……」


「何か、可愛い物とか好きな人を見ると、加虐心?に駆られるんだ……」



頼む、頼むから理解してくれ……



「……へぇ、そっか……」


「じゃあ、僕のことだーいすきなんだ?」



そう言って悪戯っ子の様にクスリと笑う彼。嗚呼、なんて可愛くて愛らしいんだろう。



「……そうだぞ?」



そう言ってやると、彼はなんとも言えないような表情をした。



「っはは、ごめんね。僕も付き合ってあげたいんだけど……」


「僕、ビョーキ?なの。」


「性格もだいぶ歪んでるし、我儘だし、癇癪起こしやすいし、何より『人の愛し方』ってものを知らないし。」


「それでも俺は、お前が好きだ。」


「きっと酷いこともしてしまうかもしれないが……、お前を、幸せにしたい。」


「ッ〜……それはもうプロポーズじゃん、?」



そう言って顔を赤らめて。なんだ、恥ずかしいのか?可愛いヤツめ……

そんな顔をされたら手が出るじゃないか……



「……そんな顔をされたら俺が耐えられないぞ……」


「なあに、キスしたいの?」


「……ダメか?」


「ん〜〜……1回だけだよ……?」



恥ずかしがりながらも、少し此方へ寄ってきてくれる。はぁ、可愛い……もっとあーしてこーして(自主規制)してから(爆弾発言)もしたい……



「ん、するぞ?」


「……やるなら早くしてよね……」



なんだツンデレかよ可愛い

そんな事を思いつつも、彼に優しくキスをした。初めてだったのか、ぎゅっと目を瞑って不安げに待っている彼がとても可愛らしくて、思わず頬を少し摘んでしまった。



「ふ、可愛いな。」


「〜ッ、うるさい……」


「じゃあこれから宜しくな、イタリア?」


「ぅ、うん……」


「明日からはちゃんと会社来いよ〜笑」


「わ、分かってるよ!!」







なんとか、やって行けるといいな。

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