🇮🇹 side .
取り敢えず、ドイツと付き合うことになったんだけど……
不安でしかない!!
僕、ただでさえ人を愛した事がないのに……
でももう会社行かなきゃだよーー!!
「……どうしよ……」
……まあ、行くか……
「ぉ、おはよーございます……」
「あら、やっと来たのですね。」
げっ、ブリカス……
「……朝から上司に向かって、随分と失礼な口を利きますねぇ?」
あれぇ、口に出てたかな……なんて思いつつ、思ってもいない謝罪を口にする。
「ぁ、すいません……、」
「まあいいです、その代わり無断欠勤した分の仕事はきっちりやってもらいますからね。」
え?あ、そうじゃん。
うわっ最悪……こりゃあ残業確定だよ……。
「やっば〜い……、終わりが見えない……」
そんな事を1人で呟きながら残業を続ける。きっと今会社に残っているのは僕だけか、他の社畜共だろう。
でもうちの部署にはもう誰もいないんだよね……1人、怖い……
かたっ。
「ひっ、!?」
え、な、何、なんで、今ここ誰もいないのに、誰なの?え、どういうこと、待ってやだ、怖い誰か助けて、やだ____
「はぁッ、はぁッ、はぁッ、!!」
あ、まずい。呼吸乱れてきた。
「ヒュッ、ごほッ、はッはッお゛ぇッ、カヒュッげほっげほッ、!!」
やばい、落ち着かなきゃ、苦しい、誰か、助けて、苦しい、頭ごちゃごちゃする、冷静にならないと、落ち着け、落ち着け……!!
「イタリア!?大丈夫か!!?」
あぇ、だれ、声?苦しい、判別出来ない……もう誰でもいいから助けて……
「イタリア、1回落ち着け。それから俺と一緒に呼吸をしろ。」
「大丈夫だ、俺が傍にいるから。」
あぁ……安心するなぁ……落ち着いてきた……
「ヒューッ、げほッ、カヒュッごほごほッ、」
「よし、落ち着けてえらいな。じゃあ、ゆっくり吸ってー、吐いてー、……」
「……落ち着いたか?」
「うん、ありがとう。治ったよ……」
「それにしても、なんで過呼吸なんかに?」
言いたくないなぁぁ……絶対バカにするでしょ!誰もいないのに音がして怖かったなんて!
「……絶対バカに、しない?」
「?するわけないだろう。」
「…………その……誰もいないのに音がして、怖かったから……」
「なっ、なんだと、!?誰かいるかもしれないってことか……!?」
「ちょっ、怖いこと言わないでよ!!!」
「だってその可能性があるんだろう!!!
……ち、ちなみにどこら辺から音がした?」
「え何、見に行くの!?」
「そうしないと明日が不安だろう!?朝から警察沙汰なんて御免だ!!」
「えええ死なないでよ!?!?」
「イタリアを置いて死ぬわけないだろ!!!」
えっかっこいい……
「………………。」ガサゴソ
「な、何かいた?」
「いいや、特に何も。」
「ほっ、良かったぁ……怖かったよぉ……」
そしてドイツに抱きつくと、僕を安心させようとしているのか、ドイツも僕を抱き寄せる。
これが一番安心するんだよね……
……今日1人で家にいるの、怖いだろうな。
「…………。」
「い、イタリア?如何した?」
いやでも僕の家ちょっと散らかってるしな……
「……もしかして、1人が怖いのか?」
「んなっ!?そっそそそそんなわけ!!」
「ふ、可愛いヤツめ〜」
そう言って軽くほっぺを摘んでくる彼。
「い、いはい〜!!」
(痛い)
「嗚呼、すまんすまん。お前が可愛すぎてな。」
も〜……そういう所あるんだから……
「で、如何する?怖いのならうちに泊まっていくか?」
「えっ、いいの!?」
「勿論。」
「じゃあ泊まるー!!」
ドイツの事、スキになりそう……?
コメント
4件
こういう時のイタリーを逆に虐めてみたいではある…可哀想は可愛い 過呼吸可愛すぎるでしょ!!! こういう時🇩🇪が優しいからまっっじで沼りそうイタリー
良かったね★🫰
( ᐛ )🤞