キーンコーンカーンコーン
休み時間になり、僕は少し緊張していた。何故なら佐藤くんが僕に目配せして、綾瀬さんが来るのを待っているからだ。正直僕はほっといて欲しいやら、これで僕が開放されるならやら…色々と考えた結果、佐藤くんにすべてを投げることにした。つまりは丸投げである。
ガタンッ
(来たな…綾瀬さん)
「ねぇ、高橋くん?」
「何?綾瀬さん。」
よし…ここで佐藤くんが来てくれれば…って、あれ?佐藤くんが居ない。
「高橋くんってさ、佐藤くんと仲良かったっけ?」
「そ、そうだね。仲良かったと思うよ。」
僕は内心すごく焦っていた。佐藤くんがどこに居るのかキョロキョロ探してみると、佐藤くんの『焦っている音』が聞こえた。
(どうしたんだ?)
佐藤くんは何に焦っているんだろうと、音のする方へ顔を向けると、そこには先生がいた。内容は課題の提出が遅れているということだった。
(いや、ちゃんと出せよ!?)
僕は途方に暮れるのだった…
コメント
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佐藤くんww また明日見るね続き