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アテンション!
前回の続きだよ!
青組!
青水!
※これはある歌い手さんのお名前を
お借りしています
それじゃあ、いてふう!
いふside
明日だ…明日こそ、ほとけに告白する。
俺はそう意気込み、いつもより早く眠りについた。
ー翌朝ー
「朝や…今日だ.今日、全てに決着をつける!」
「何言ってんの」
「うぉ!りうら!?初兎!?」
「ふん…何言っとるかわからへんがまぁええ…
まろ、負けへんで」
…!やっぱり初兎もほとけの事…
「あぁ」
こうなったらもう仕方ない。正々堂々…勝負だ!
「ほとけっち、下で待ってたよ」
ガチャ
ビュン
「「はや…」」
初兎side
俺はいむくんが好きや。
恋愛対象として。
まろでも、りうらでも、メンバーでも、
誰であろうと渡さへん。
まぁでも、いむくんが選んだ奴なら、
マージのろくでなし以外は認めるけどな!
きっと…あの2人の様子から見て
両片思いなんだろうなぁ…
俺は負けた。まろに。恋に。
あはは…失恋って、こんな辛いんだなぁ…
ほとけside
今日、なぜかいふくんに呼び出された。
なんだろう。僕のこと嫌いすぎて、
いれいすやめたくなった?
「うっ…うっ…。゚(゚´ω`゚)゚。」
わかってたんだ。最初から叶わないことくらい。
一目惚れだった。
最初の集合で迷ってた僕を助けてくれた。
ー回想入るよんー「きも…」「ぴえん🥺」
「うぅ…ここどこ?」
僕は、皆に取っては2回目、
僕だけは最初の集合で迷ってしまった。
もう既に集合時間。
これは遅刻だ…そう思って絶望してた時。
いふくんが声をかけてくれた。
「あんた、ほとけ。って奴か?
なんでこんなところにおるんや?」
一目惚れだった。
サラサラな青い髪。それと同じ色の目。
そしてとても綺麗なそれぞれのパーツと
それを台無しにすることない位置。
とても、綺麗だった。
それしか言葉が出てこなかった。
「…?どうしたんや。
待ち合わせ場所、行かへんの?
もう時間すぎとるで?」
あなたはどうなんだ、と思ったけれど
そうは言えなかった。
「えっと…迷子になっちゃって…///」
それだけは言えた。
でも多分、僕の顔は真っ赤だったんだろう。
すっごい恥ずかしかったから。
「あー、迷子か…
俺まだ行かなきゃならへんとこあるんよな。
だから今日は行かないんやけど…
んー…」
すごい困ってるのが見てわかる。
だから僕は本当にできる確証もないのに、
「あ、大丈夫ですよ。自分で行けます。
スマホもありますし…」
と言ってしまった。
「充電切れてるんやろ?」
耳を疑った。
確かに充電が切れたから
調べることができなくて迷子になった。
でもなんでそれをいふくんがわかったのか
全然わからなかった。
「だってそうやろ、俺がなんも言ってないのに
携帯の話あって使ってない。
いや、『使えない』んやろ。それにその入れ方。
カバンの上の方に軽く置いただけ。
これは外で使ってしまってないと
そうそうならない。」
言葉が出なかった。
この短時間でそこまで見て、
そこまでわかってたなんて。
「うーん…あ」
どうしようか迷っていた時、
いふくんが電話をかけた。
プルルル
プルルル
「もしもしないこ?
なんかさー今ほとけと会ったんやけど、
迷子になってもーてるんよ。
俺用事終わったら速攻行くからさ、
むかえにきてやってくれへん?」
「ーーー?」
「あぁ、できるだけ急ぐ」
「ーーーーーー」
「ーーーー」
「ーー」
ガチャ
電話の相手は、ないちゃんだった。
リーダーにも迷惑をかけて、
本当に僕はいれいすになれるのか不安になった。
「今ないこがくるわ…そんな不安がらなくてええ。
そもそも分かりにくい場所やしな。
皆1回目は絶対迷うで」
「そう…なんですか?」
「あぁ。だからそんな気に病まんどき」
「ありがとうございます」
「あー…敬語使わんくてええよ。
どうせメンバーになるんやからな」
「本当ですk…あ」
「くくくっ…あははは」
初めていふくんが笑ったのを見た。
笑った顔も綺麗で、余計好きになった。
これが、僕の最初で最後の本気の恋との出会い
ー回想終了ー
あぁ…今思えば、色んなことあったなぁ。
最初は特別仲が良いわけでも、
悪いわけでもなかった。
でも、僕の最初で最後の本気の恋。
これは今日、終わるんだ。
ガチャ
「…!いふくん…」
「…」
ほら、無視される…
「…初めてあった時のこと、覚えてるか?」
…え?
それは、丁度僕が今、考えていたことだった。
「…そりゃ、覚えてるよ」
「あの時に俺は…」
あぁ、自己嫌悪の言葉しか出てこない。
「僕にムカついてたんでしょ…
どんくさくて、アホで、歌もうまいわけじゃない。そんな僕に呆れて、ムカついt…」
「違う‼︎‼︎‼︎‼︎」
さっきとは比べものにならない声で、
いふくんが叫んだ。
「違う…俺は…俺はあの時…
お前に一目惚れしたんだ」
え?
一目…惚れ…?
僕の聞き間違い?
「あの日、道端で困ってるお前を見て、
声をかけた時から!ずっと、今日まで!
俺は!お前のことが、好きなんだ…!
でもお前は…俺のこと嫌いだろ?
だから、気持ちだけ伝えたかったんだ。
悪かったな。それじゃあ…」
ギュッ
気づいた時には抱きついてた。
「…ほとけ?」
「えっと…僕も、あの日、
いふくんに一目惚れしたの。
あの日助けてくれたいふくんは
すごい優しくて、かっこよくて、
あの日からずっと好き。
だから…その…」
言っちゃった…
「待て。俺から言わせて。
ほとけ、お前のことが好きや。
だから俺と、付き合ってください」
「…!はい!」
終わると思っていたこの恋は、
奇跡と共に幕を閉じた。
「浮気したら、泣いちゃうから」
「/////いふくんの馬鹿…」