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第二章:発情、強制。そして、番に堕ちる夜
喉が、焼けるみたいに熱い。
身体の内側から、何かがこみ上げてくる。
「んっ……はぁっ……っ……やだ、あつい……」
ベッドの上で膝を抱えて震えていた。
けれど寒いわけじゃない。むしろ逆。
呼吸するたび、肺が熱く焼けるように苦しくて、
下腹部が……ずっと、じんじんして、疼いてる。
「身体が……おかしい……っ、レイン様ぁ……っ」
助けを求めた声は掠れて、涙がにじむ。
扉の前に立つ男は、ため息をつくように言った。
「……薬、効いてきたみたいだな」
「薬……?」
「お前の夕飯に、混ぜたんだよ。Ω用の発情誘発剤。しかも、強いやつな」
——理解できなかった。
でも、その言葉の意味は、身体が答えていた。
「っ……そんなの、ひどい……っ、なんで……っ!」
「言っただろ。お前は“嫁”だって。俺の好みの身体してんのに、素直に発情しねぇのはつまらない」
「ひどい……っ、こんなの……っ」
「Ωは本能に忠実に生きてりゃいいんだよ。理性も拒絶も、ぜんぶ捨てさせてやる」
スーツのボタンを外しながら、レイン様が近づいてくる。
その匂いだけで、頭がクラクラした。
甘い、濃い、支配するような香り。
αの匂い——レイン様の匂いだ。
「や、来ないで……っ!」
「来るだろ。お前、今、俺の匂いに欲情してるじゃねぇか」
「そん、な……!」
ベッドに手をつかれ、僕の上にレイン様の身体が覆いかぶさる。
逃げられない。……逃げる力も、もう残ってない。
シャツの前をはだけられ、むき出しの胸が晒される。
汗ばんだ肌が触れ合って、ビクリと背筋が震えた。
「見ろよ、この乳首……勃ってんぞ。感じてんじゃねぇか」
「違っ……薬のせい、で……っ!」
「じゃあ、その薬、効かせてやるよ。奥まで、たっぷりとな」
レイン様の指が、僕の脚の間を撫でる。
もう、濡れていた。ぬるぬると、いやらしい音が立つ。
「ひっ、ぁ……や、やめて……っ……そんなとこ……」
「指、もういらねぇな。十分濡れてる。……入れてやるよ」
熱く硬いそれが、入り口に押し当てられる。
無理矢理、押し込まれた。
「やあっっ……! いった……っ、やっ、奥、ああっ……!」
「お前の中、熱すぎんだよ……気持ち良すぎて、溶けそうだわ」
ぐちゅっ、ぐちゅっ……といやらしい音が響くたび、腰が打ちつけられるたび、
奥が擦れて、またじわじわと快感が広がっていく。
「ほら、どうした? また締めてきたぞ。もっと欲しいんだろ?」
「違っ……違うのに……っ、やだ……っ、止まって、お願い……っ」
「お前がどんなに否定しても、身体は正直だ。——だから、“番”にしてやる」
「……えっ?」
「俺の番にする。もう二度と、他のαに発情できないように」
首筋に熱い息がかかる。
その瞬間、直感した。
——噛まれる。
「やっ、やめっ……いやだ、お願い……っ!」
「遅ぇよ、マッシュ。これでもう、お前は俺だけのものだ」
ガブッ
「い゛やぁあああああああっっっっ……!!!」
激痛が、首元を貫いた。
骨まで届くんじゃないかってくらい、深く、強く。
涙が溢れて、震えて、でもレイン様の熱が中にある限り、離れられなかった。
「っ……ふ、ぁ、あ、ああっ……!」
「ほら、番にされたからって、また締めてきたな……っ、可愛い嫁だよ、お前は」
「やだ……やぁあっ……ああああっ……!」
番の証が刻まれた場所が、熱く疼く。
レイン様が中にいるたび、首元からも快感が広がってくる。
「気持ちいいか? 俺の番になって、悦んでのか?」
「う、そ……こんなの……っ、いやだよぉ……っ!」
でも、もう戻れない。
番にされて、発情して、快楽に堕ちて、
僕の身体は、完全に“レイン様だけのもの”にされてしまった。