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母は、いつも言う
母「クロノアは、パパみたいに裏切らないで優等生でいてねぇ。」
俺は、その言葉に母が納得する返事しかできなかった。だって自分の親の悲しむ姿を見たくないから。…父は俺が小さい頃家を出て行った。違う人と今は結婚してるらしい、その家の子供は施設で預かったらしい、なんだかんだでその子供と俺は同い年だ。
だから、母はすごくその子供のことも家族のことも嫌いだ。だから、俺がしっかりすればなんとかなると思っている。
歩き登校、帰りも歩き下校。うちにはお金がない、母親しかいないし仕方がないと思ってる。だから高校卒業したらバイトをする。そして勉強。小さい時からお年玉や色々な小遣いを溜めてたかいがあった。
今日はなんかの相談らしい。大学は行くのか?どこに行くのか?将来どうするか?みたいな、正直自分はどうでもいい。真っ当な社会人であれば母さえ喜べばなんだっていい。
[ガラガラ]
教室に着く。いつも通りみんなはうるさい。でも最近“しにがみ”?って言う人が耳が聞こえなくなったらしい、大変だな、その原因はさっき言った俺の父と他の人の施設からもらって来た子供が大声を出しすぎたせい、だとか。ソイツはぺいんとって言うらしい。みっともないな
先生「はーい。席につけ〜」
みんなは静かになる。とても
ホームルームが終わって授業が始まる。そしたらみんな昼休憩、弁当を食べたりするんだ。
俺はいつも中庭で食べる。誰も居ないし時々迷い猫がいて猫に癒しを求めているからだ。
『にゃ〜』
ク「!」
今日はついてるっ!猫だ!黒い猫!とても可愛い、こんなこともあろうかと、コンビニで買ったチュールを用意してたんだっ!!早速あげよう!!
ク「はーい、どうぞ〜」
『にゃ!ゴロゴロ』
…不思議だ。心がこんなに落ち着くのは中々無い
し「…あっ、こんちにあ、」
ク「…!?」
そこには耳が聞こえなくなったしにがみ君、?が居た。知ってる。耳が聞こえないから自分の声もわかりづらいんだ。…筆談だっけ、
ク「え、えぇと、…」
し「…、!」
彼は筆談ノートを差し出してきた。
彼と筆談で1ページにいっぱい話した
《猫と遊んでるの?》とか《いつも1人なんですか?》とか質問ばっかりだけどとりあえず全部答えた。そしたら《明日転校生が来るみたいですよ!》そう、彼は書いた。俺はびっくりした。仲間になるかもっ!と、考えるが、無理って言う気持ちの方が大きい…
[キーンコーンカーンコーン]
チャイムが鳴る。彼と一緒に教室に行き、席に着く。
授業が終わり家に帰る。今日はいつもと違って少し、楽しかった。猫も居たしね!
[ガチャ]
ク「ただいま。」そういうと、リビングから怒鳴り声が聞こえた。そういえば靴が何個もある
ク「な、何?どうした…の…?」
そこには、怒り狂った母、そして父、父の再婚相手の母、そして、ぺいんと君…
ぺ「…!く、クロノア、さん、!!助けッ」
ク母「…ねぇ、クロノア?味方っ、してくれるわよね、?ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ!!!!」
……、あぁ“っ、
ク「…、」
ク母「あれぇ、クロノア?ねぇ?何迷ってるのよ、?もしかして、お父さんの味方するんじゃ無いわよねぇ、?」
ク「…でも、お母さん…、ぺいんと君とぺいんと君のお母さんには、罪はないッ」
ク母「うるさいッ!!」
全身が震え上がる。
ク母「あぁ?へぇ〜、クロノアまで味方してくれなくなっちゃったんだ。……もうお母さんいいや、疲れた…。じゃあ、クロノア、お母さん出て行くから、。」
[ガチャ]
すると母は何も待っていかず手ぶらで何処へ行ってしまった。
ク「…と、とりあえず。3人とも手当、するね、」
俺は、父、ぺいんと母、ぺいんと君に傷には消毒をして他のところには湿布や絆創膏を貼った。