響の手を、ブラの中に導いてしまった。
「…あ…」
響が膝に乗る私を至近距離で見つめる。
目をそらさず、ブラに入った手を動かされると…
「あ…!ん…ひび…き」
手が入って、やわやわと揉まれながら、もう片方の手が背中のホックを外した。
ポロリとあらわになる胸。
あんなに大胆なことをしておいて、途端に恥ずかしくなった。
「…や、だ…見てないで…」
「見てないで…触って?」
意地悪く言う響。
その顔は妖艶で、蕩けきったまなざしでむき出しの胸を見つめて、私を見た。
伸びてきたのは手ではなく、開きかけた美しい唇…
「あ…っ」
強烈な刺激に、思わず声を上げてしまえば…。
先端を口に含まれ、舌先でチロチロと舐められる感覚に、私の体が大きくのけぞる…
「初めてなのに煽りすぎ…覚悟しろよ」
ショーツだけになった私を横抱きにして、キングサイズのベッドにそっとおろした。
「ひ、響…覚悟って…?」
胸元を隠しながら上体を起こし、トレーナーを脱ぎ捨てる響に声をかける。
響はまるで聞こえないみたいに、ジャージをおろして…
「…っ!?」
思わず声を上げそうになって、両手で口元を抑えながら、ゆっくり視線を別のところに彷徨わせる…
黒のボクサーパンツ
…前に一瞬見たときと同じ?それ以上に盛り上がってて焦る…
あれが通常?
いや…待って…どうしよう…。
みるみる顔が赤くなるのがわかる。
ものすごくわかっていたはずなのに、たった今…自分と響の違いを思いっきり感じてしまった。
「琴音…」
獰猛にさえ見える一部分を持っているとは思えないほど甘い声…
私に覆いかぶさって、優しくキスを落とした。
チュっとついばみながら、舌を入れて角度を変える…
舌がもつれ合って、愛撫されて、自分の息があがるのを感じる…
「響…好き…」
胸元にたどり着いた唇が、柔らかい場所にたどり着いて、ジュッと吸い付いた。
チリっとした痛みは、その後何度も続く。
「琴音…愛してる…もう、狂いそうだ」
やわやわと揉まれた胸に舌が這う。
少しずつ…余裕がなくなっていく響の手が私のショーツにかかったとき、とっさに手を押さえてしまった。
「なんか…すごいことになってる気がして…」
「すごいことになってるとこに触るのは初めてじゃないだろ?」
瞬間、片膝を押さえられて、ぐっと広げられ…股間を覆う薄い布の隙間から指が入ってきた。
「…やぁ…っ!あ…んっ」
十分潤ってるソコに、響の長い指が触れていると思うと、顔が熱くなる…
つい力が入ってしまう体…
「…琴音、キス…」
誘われるようにキスをされてしまえば、響の柔らかい舌に愛撫されて、トロンと蕩ける。
体の緊張も次第にほどけて…
響の指にまぁるく撫でられた敏感な部分が、熱を帯びていくのがわかる…
「あ…はぁ…ん…あ…っはぁ…っ」
抑えようとしても、もううまくできない。
何かがせり上がってくる。
「…琴音、イキそう…?」
「あ…わかん…な…っ…いや…ぁっ!」
そっと挿し込まれた指はなんの抵抗もなく飲み込まれ、一定のリズムで抜き挿しされると、さっきとは違う快感が襲う…
「こっち…も?」
「んんっ!あっ…はァ…んっ…」
自分でも触ったことがないところを、今響が触ってる…
そう思うだけで、ジワジワとあがってくる何かのスピードは早くなり…
「あ…っ…あっ…ひ…ひびき…いや…っあっ…あぁ…っん…っ」
瞬間、弾けるような快感が下半身を震わせた。
初めての感覚に…ツーっと涙が流れ、息があがった状態で目を開けると、初めて見るギラついた表情の響。
「かわい…初めて…イッた?」
「わかんない…は、初めてだもん…」
「そっか…琴音…すごく可愛い」
呼ばれて視線を向ければ、下着を脱ぐ響の姿が目に入る…
と、いうことは…当然初めて見る…そういう状態の男性自身…。
「…いいか?」
そんな大きいの、入らない…なんて。
言えるはずないほど、その顔は欲に満ちた雄で…
「や、優しく…して」
「大丈夫…痛かったら言えよ」
潤みきった場所に分け入ってくるソレは、圧倒的な密着感で隙間を埋めていく…
同時に…感じたことのない感覚が襲ってきて焦る…
「ん…はぁっ…っ」
「ん…?痛いか?」
フルフルと首を横に振れば「…え?」と、拍子抜けしたような声
ゆっくり挿入しながら、最後は少しだけ、ズンっと奥まで貫かれた。
「入ったけど…大丈夫か?」
「うん…なんか…」
「…なんか?」
「キモチイイ…」
素直に言ってみれば、途端にキュンとしてしまう…
「…ああっ…!締めるなって…」
切なげに言うから…またまたキュンとする…
「は…っ持ってかれる…ヤバっ…」
挿し込まれた響のモノが、ゆっくり抜かれる感覚に驚いて見上げると「動くからな」と言われて、ちょっとだけはてなが浮かんでしまった。
「動くともっとキモチイイの。俺も琴音も…」
私の様子から、少し激しくしても大丈夫だと思ったらしい響。
私の上で腰を振る響がすごく色っぽい…
そんな姿に感じるなんて、私はもしかしてすごくいやらしいのかな…
「あ…ぁ…ンっ!」
思うそばから疼きが下腹部に溜まっていく
「響…好き…ひび…き…」
「待て…聞いてないぞ、琴音がこんなにエロくなるなんて…」
「…あぁ…っん…っ響、好き…ひ…びき」
「そんなに好き好き言うなって…ヤバ…い」
聞こえる卑猥な水音が、自分と響が繋がってる音だなんて…
なんて嬉しいんだろう…
「琴音…愛してる…」
低く耳元で囁かれた瞬間…
「あぁ…っ!ひびきっ」
下腹部に溜まった何かが弾けた。
「ん…っ…!」
低く呻いて、響の体が倒れてきた。
コメント
7件
響!やっと・・良かったね💕
やっとだねー。響,琴音ちゃんおめでとう🎉🎉🎉🫣🫣🫣🫣
キャー(,,> ꇴ <,,)ー!!💛 やっと。ついに結ばれたね。 無自覚に好き好き煽っちゃう琴音ちゃんが可愛い〜💗💗