テラーノベル
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「だから、クルタ族ってなんなの?」
私が改めて聞くと、
「ルカの出身地だよ」
とクロロが答える。
私の出身地…
あんまり覚えてない、何年も前だし、
「それがどうしたの?」
と私が聞く。
「さっき目赤くなっただろ?」
とクロロが言う。
「私の目が?赤く?」
なんで?と私が首を傾げる。
「それでウボォーに一発食らわせたんだろ」
クロロが言う。
「あ…確かに、食らわせたけど、」
目なんか赤くなってたっけ?
クロロ達が話している事はいつもよく分からない。
「そう言えば、シャル。ルカの方はどうだ?」
とクロロがシャルに聞く。
「随分成長してるよ、驚くぐらい。」
「じゃあ、もう行っても良いかもな。」
「え?でも、流石に早いんじゃない?」
「いや、大丈夫だ。丁度ヒソカが今年受けると言っていたからな。着いて行かせればいい。」
「あ、そっか。でも、ヒソカで大丈夫なの?団長あんだけ合わせたがらなかったのに。」
「まぁ確かに尺だが、ヒソカは腕は確かだし、大丈夫だろう。」
「僕はヒソカ=モロウ♡よろしくね♡」
と、ピエロの様な格好をした人が言う。
「よ、宜しくお願いします!」
「君、強化系でしょ♡」
「えっ、何で分かったの?!」
と私が驚く。
「ふふ…♡やっぱりか、バレバレだよ♡」
「で、団長♤この子とハンター試験に一緒に行って、守れば良いんでしょ?♡」
「あぁ、ヒソカ。変な事するなよ、」
「分かってるよ♡」
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「へぇ、ここが…って!ただの定食屋じゃない?!」
「違うでしょ♡」
「え、違うの?!」
「ご注文は?」
店員らしき人が訪ねて来た。
「ぇ、えーっと…」
「ステーキ定食二人前♤」
「…焼き加減は?」
「弱火でじっくり飽きるまで♡」
「奥の席どうぞ。」
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「ステーキ!ステーキ!」
「え?来ないよ?♤」
「ぇ、来ないの?」
「だって、あれは合言葉なんだから♡」
「ぁ、そうなんだ…」
「うん♡」
「こ、ここが!ハンター試験会場!」
「人が沢山…!」
「逸れないようにね♡」
「うん!」
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「私はサトツと申します。」
「それでは、これよりハンター試験を開始します!」
「私に着いて来てください、」
着いて行くだけなんて、随分簡単だな。
もっと難しい物だと思ってたけど…
持久力テストみたいな?感じかな。
スピードが上がったけど、ヒソカは余裕そう。
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「ねぇ!君、名前は?」
「ぇ、誰?」
「俺はゴン!君は?」
「私はルカ!」
「へぇ!ルカって言うんだ!よろしくね!」
「うん、よろしく!」
「ねぇ、君たちいくつ?」
「12歳!」
「16歳!」
「ふーん。」
「俺のペースに着いてくるなんて、やるじゃん。」
「そうかな?」
と私が言う。
「ていうかさ、ルカの横に居るヤツ誰?ヤベー感じのヤツじゃね?」
「ぇ、あぁ。一緒に来てる仲間なんだ。」
「ふーん」
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「ゴーール!!!」
「絶対私が一番!!」
「いーや!俺だね!」
「俺だよー!」
「どう思う?!」
「私には、みなさん同着に見えました。」
サトツさんが答える。
「ちぇ、なんだ。」
「んー、じゃあ!俺はキルアに奢って、キルアはルカに奢って、ルカは俺に奢って!」
とゴンがひらめいた様に言う。
「な、なんだよそれ…」
とキルアが呆れた様に言う。
「っははは!やっぱりゴンって面白い!」
「えー、そう?」
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