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/ す ご い …… 。 す ご い ………… 。 す ご す ぎ る と 言 葉 出 て こ な い っ て 本 当 な ん だ …… 。 ( 語 彙 力 な く て す み ま せ ん )
なんか、言葉に出来ない好きが襲いかかってくる…… ありがとうございます()
えもう好きぃ、… こーゆう愛の形がほんと刺さる()
少し肌寒く、手袋をつけたくなるような寒さの冬の夜。仕事が無事に終わり、相方である凪ちゃんと一緒に帰っていた。そんなある日の夜。
「月が綺麗ですね」
そう、微笑みかける凪ちゃん。
「死んでもいいわ。って返して欲しいの?」
「さぁ?どうでしょう」
愛というものを知らずに育った俺は、好きという感情がわからない。凪ちゃんが俺に抱えている感情が好きという過剰であることは知ってはいても、恋愛感情なのか、はたまた友人としてなのか。俺には理解し難い。けれど、俺はあくまで友人としての愛情だと受け取る。
「綺麗ですね」
「月のこと?」
「いいえ、あなたの瞳がですよ」
そう、すらっと答える君。
「あなたの瞳はほら、青と赤色じゃないですか。青の部分に星が映ると夜空のように、赤の部分に星が映ると夢物語のように。綺麗に映っていますよ」
「それは凪ちゃんの瞳もだよ〜」
凪ちゃんの青と紫の曖昧なあの色に夜空が映るとまるで宇宙のような、幻想的な瞳になることを君は知っているだろうか。
「あら、ありがとうございます」
二人でゆっくりと足を進めていく。他愛のない話や、世間話。二人で笑い合いながら景色を眺めながら進んでいく。
「大事な話があるんです」
そう言い始めた君。何か、あったのだろうか。身の危険があったのだろうか。
「何?凪ちゃん」
何もわからないように、普通に話す。焦っていると伝わらないように。
「私はあなたを愛しています」
そう囁かれた言葉。凪ちゃんの瞳に映る俺。凪ちゃんは瞳を瞑った。
「私はあなたを恋愛的に好きです。友人としてではなく、あなたの恋人として隣を歩きたいです」
俺は、何をするのが正解かわからなかった。何も、わからない。
「、、、無理な話とわかっています。私のあなたに対する感情が、叶わないものであることも」
悲しむわけでもなく、喜ぶわけでもなく、俯く凪ちゃん。それを眺めることしかできない俺。
「ですが、あなたから友人としか見られないのは辛いですから。ですが、この手を取らなくても私はあなたの隣を相方として歩きたい」
それが私の想いです。そう今度は俺の瞳をじっと見て伝える凪ちゃん。俺は、どう返すのが正解か。頭の中で悩んでいた。
「凪ちゃん、俺は凪ちゃんに対する好きって感情が、恋愛なのか友人としてなのかわからないんだ。だから、今の俺だったら凪ちゃんと付き合っても、凪ちゃんを愛せないと思う。だから、俺に好きって感情を、教えてくれない?」
俺は、凪ちゃんを傷つけたくない。これが一番の想いだ。凪ちゃんと付き合ったのに、愛せない。これは凪ちゃんが一番苦しむ道だと思うから。しっかりと区切りたかった。
「もちろんです。あなたが私の隣を歩んでくれるのなら」
これが最善だと思っていた。
知っています。あなたの私に対する感情が、友人として大切にしたい。という感情であることは。それを承知の上で私はあなたと付き合いたい。あなたにその感情が、恋愛的に好きという証拠だと教え込めばいいのだろうか。どうすれば私はあなたから好きと言ってもらえるのだろうか。
「セラ夫、手を繋ぎましょう」
「セラ夫、ハグをしませんか」
「セラ夫、キスをしてみましょう」
セラ夫は恋愛に疎いですから、恋人同士がやる行為に恥ずかしいと感じています。その感情は、私とだから。だからあなたは私が好きですよ、と教え込んでいった。もちろんそのような行為をするのは私とだけですし、彼がなれることはない。
「俺、凪ちゃんのこと。好きかもしれない」
そう彼が言った瞬間、私はとてつもなく嬉しかった。友人としか見れなかった私のことを恋愛的に見てくれたのだと。私は愛している彼と結ばれるのだと。
「あ”///な、凪ちゃ♡♡」
私よりもはるかに身長も高く、体も大きく、フィジュカルお化けとも呼ばれるセラ夫が可愛らしく私の下で喘いでいる。愛というものに飢えている彼を私のものにするのは容易かった。ただ、甘やかせばいい。毎日欠かさずに愛してるや好きと伝え、頑張ったのなら褒めてあげる。無理を強要せず彼の全てを認め否定しない。そうすれば簡単に彼の心は私のものになった。私の恋人であれば全てを認めてくれる。まるで危険な薬のように私に依存してくれる。
「セラ夫、愛しています」
「俺も♡」
彼を私のものにできて私は幸せですし、彼も愛してくれるものが見つかって幸せ。これこそがHapp Endでしょう?あとは、彼が他の人に誑かされないように、私と彼との二人っきりの空間で甘やかせばいいだけ。