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『村を歩く一行…』
ワルサ「やっと戻った…。」・自身の
頭を触った
バウロ「ヒミ。これから、
どうするんじゃ?」・その方に訊いた
ヒミコ「日が暮れてきたから、今日は、
ここに泊まるわ。明日の朝、別の村へ
出発よ。」・うしろのバウロに答えた
『宿屋で…』
ヒミコ「あんたは、ワルサと一緒で
いいわよね?」・受付でバウロに言った
バウロ「あの…。」・モジモジしている
ヒミコ「いいわよね?」・威圧的に
言った
バウロ「はい…。」
語り手「バウロは、ヒミコと一緒に
寝ることを諦めた。」
ワルサ「お前。年は、いくつだ?」・
足元のバウロを見た
バウロ「地球の年齢(人)でいうと、
70じゃ。」・ワルサに答えた
ワルサ「地球?」・首をかしげた
バウロ「ヒミが言うには、お前たちが
住む惑星オタマと、公転周期が、
ほぼ同じジャと。」
ワルサ「ジジイではないか。」
バウロ「誰がジジイじゃ(怒)!」
ワルサ「その年で一緒に寝たいなどと、
よく言えたな。」・よそを向いた
バウロ「おぬしだって、ただの
オッサンではないか(怒)!」
ワルサ「オッサンではない!42歳の
キレのある男だ(怒)!」・バウロに
向かって反論した
ヒミコ「ふたり共。早く来ないと、
丸コゲになるわよ。」・廊下の奥で、
ケンカをするワルサたちに言った
ワルサ・バウロ「はい!」・ヒミコの、
ところに向かった
語り手「ちなみに、ヒミコの年齢は
24。」
『翌朝…』
ヒミコ「どんな寝相なのよ(呆)。」・
宿屋の扉を開けて外へ出た
バウロ「ワシにも、よく、わからん。
起きたら、こうなっていたのじゃ(困)
。」・逆さまで、ワルサの顔に
へばりついている
ヒミコ「熱を使えば、ペロッと、
はがれるんじゃない?」・歩きながら
言った
語り手「ヒミコは、自身の周りに、
すさまじい熱気を発生させた。」
バウロ「ヒミ!待つのじゃ!ワシが
ガンバレば…(焦)!」
『次の村で…』
ヒミコ「魔法主体とはいえ、どこも
似たようなものね。」・村の中を見た
ワルサ「オレは変になっているのか?
」・ヒミコの、うしろで自問した
バウロ「ヒミ。向かってくる敵に、
いちいち撃ち込んでいては、おぬしの
魔力が…。」・ヒミコを心配した
ヒミコ「大丈夫よ。補給係りが居るから
。」・村の外を指した
語り手「レイアが、屋台の前で
待機している。」
バウロ「・・・・・。」
ワルサ「おい!オレは、変になって
ないよな!」・バウロに、すがった
バウロ「なっ、なんじゃ!おぬし(困)
!?」・泣きつくワルサを見た
ヒミコ「あら。車があるじゃない(喜)
。」・4人乗りのオープンカー(青)を
見て言った
女「いらっしゃいませ(笑顔)。」
ヒミコ「車屋、おふみ?」・ 看板を
見た
女「社長の名前が、ふみ、というので、
店の名前も同じにしたんです(笑顔) 。
」・ヒミコに言った
ヒミコ「そうなの。いいわね(笑顔)。
」・女をチラ見してから、看板を見た
女「車をお探しですか?」
ヒミコ「えぇ。そんなところかしら。
」・車を見ながら言った
女「この辺りでは、他の場所へ行くにも
遠いですし、便利ですよ。」
ヒミコ「瞬間的に移動する装置か、
そういった魔法はないの?」・女を見た
女「この世界に、そのような移動手段は
ありませんが、ここの車は、
全て運転者の魔力で動きます。」
語り手「5、6台の車が並んでいる。」
ヒミコ「ふ〜ん。」・車を見た
女「魔法が使えない人や犬は、魔石を
乗せる方法もありますが、切れるたびに
補充する手間もありオススメしません。
」・ヒミコに説明した
ヒミコ「魔力が高い人に、乗せて
もらうのが一番ということね。」・女を
見て言った
女「おっしゃる通りです。」
ヒミコ「免許は必要なの?」
女「はい。半日ほど講習を受けて、
試験に合格すれば乗れますよ。」
ヒミコ「なら、買うわ。いくら?」
『一方、バウロたちは…』
バウロ「おぬしは、変になっておらん。
この世界の空気に当てられただけじゃ。
元気出せ。」・座り込むワルサの足に、
そっと前足をそえた
ワルサ「うん…。」・顔をうずめたまま
、うなずいた
バウロ「重症じゃな…。」
ヒミコ「バウロ!ワルサ!」・手を
振りながら戻ってきた
バウロ「ん?」その方を見た
ヒミコ「車を買いたいんだけど、
おカネが足りなくて。アンタたち、
稼いできなさい。」・バウロたちの前で
言った
バウロ「え?」
ヒミコ「私は、免許を取りに行くから。
あとは、よろしくね。」・教習所の方へ
去った
バウロ「・・・・・。」
ワルサ「うむ、そうだな。まずはカネだ
。ウジウジなど、してはおれん。」・
立ち上がって奮起した
『夕暮れ時で…』
バウロ「ヒミ。」・教習所から
出てきたヒミコに声をかけた
ヒミコ「あら、バウロ。ちゃんと
稼げたかしら。」・立ち止まって、
その方を見た
バウロ「バッチリじゃ。道具屋で
儲けさせてもらったわい(喜)。」
ヒミコ「戦利品でも売ったの?」
バウロ「それがじゃな。魔力を
込めた道具と、ワシの知識を合わせたら
、バカ売れなんじゃ(笑)!」
ヒミコ「つまり、誰でも使える魔道具を
科学のチカラで改良して売った、と、
いうことかしら?」
バウロ「その通りじゃ。道具屋の主人が
、お礼にと売上げの一部を
くれたんじゃよ。」・吉、仕様の、
ふくろを出した
ヒミコ「あら。こんなに?」・ふくろの
中を見た
バウロ「ふふん(自慢)。」
ヒミコ「えらいわね。バウロ(笑顔)。
」・その頭をなでた
バウロ「そうそう、ヒミ。ヒミの
作ったナイフに魔力を込めてくれぬか。
」・その方に頼んだ
ヒミコ「こうかしら。」・ナイフに手を
かざした
「ヒュオン。」
語り手「ナイフが熱を帯びた。」
バウロ「ありがとじゃ。」・ヒミコに、
お礼を言った
ヒミコ「これも、バウロが改良したの?
」・バウロを見た
バウロ「うむ。このボタンを押すと…。
」・ナイフの柄の部分のボタンを押した
「ボゥッ。」
語り手「ナイフの先端から炎が出た。」
バウロ「敵を焼き切ることが
できるのじゃ。たいまつ、としても
使えるから便利じゃよ。」
ヒミコ「へぇ〜。」
バウロ「じゃが、魔力の供給がないと、
使えなくなってしまうのが、玉に
キズじゃな。」・ボタンを押して、
炎を消した
ヒミコ「ところで、ワルサが
居ないようだけど…。」・周りを見た
バウロ「あいつは、花屋で仕事を
しておる。」・ヒミコに答えた
ヒミコ「はなやぁ?」・バウロを見た
バウロ「なんでも、それと一緒に
遠くの町まで行く仕事じゃと。道中、
バカな魔物が出現するとか言ってたから
、たぶん、護衛じゃろ。」
ヒミコ「そっ、そういうことね(照)。
」・そっぽを向いた
バウロ「ふふふ(笑)。」
ヒミコ「何をニヤニヤしてるのよ(怒)
。」・バウロを見て言った
バウロ「いや別に(笑)。」・クチに
右前足をそえて、眼をそらした
ヒミコ「もう!あのバカ!花屋で
働いてたとか言うから…。」・腕を
組んで、よそを見た
『日が暮れて…』
ヒミコ「遅かったじゃない。」・
トボトボと歩いてくるワルサを見て
言った
ワルサ「車で行ったのだが、魔物は
バカじゃなくて、バカ強い方だった
(疲)…。」・ヒミコの前で、
へこたれた
ヒミコ「そう。なら仕方ないわね。
ケガもしているようだし、この薬草を
使うといいわ。」・ワルサに薬草を
差し出した
ワルサ「これは、ぷー吉ではないか。
」・その薬草を見て言った
ヒミコ「ぷー吉?」・聞き返した
ワルサ「ぷー太郎と一緒に居た奇妙な
物体だ。分裂したり、クチの中に
はいれたりと、色々できるぞ。」
ヒミコ「あら、そうなの。」
語り手「ワルサは、ぷー吉ふうの
薬草の中に、いれられた。」
ワルサ「・・・・・。」・ 薬草の中から
顔を出している
ヒミコ「じゃあ、私たちは、宿屋に
泊まるから。」・宿屋に向かった
ワルサ「ちょっと待て!オレを
このままにしておく気か(怒)! 」
ヒミコ「そこに居れば、明日の朝には
回復するわよ。」・宿屋に、はいって
行った