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「え、凸先輩、それほんとなのだ?」
「ほんとだって!さぁーもんっていう、多分俺達と同じ殺し屋。」
おどみんのアジトで俺はこの前のことを皆に話していた。
「…さぁーもん。私達と同じ殺し屋、けど一人で政府からの任務を受けている。…この人情報が少なすぎてこれしかわかんないんだよね。」
うたいさんはパソコンの画面から顔を上げた。
「…うーん、あの人おどみんに入ってくれないかなあ。」
「凸さん、それは流石に無理ですよ。」
しぇいどさんは半ば呆れながらそう言った。
「だって、あの人めっちゃ強いし、おどろくさんのポンコツなんとかしてくれるかもしれないし!」
「ポンコツな凸さんに言われたくないのだ。」
「………なんでこんな顔赤くなってんの…」
俺、さぁーもんはベットの上でそう呟いた。
あの日会った凸さん、凸さんに顔近づかれたら、何故か心臓がドキドキした。
「………に、任務に関係ないじゃん…なのになんで…」
あの人はポンコツそうだった。けど…優しくて、何故かすぐに心を開けた。
「………うぅ…」
俺は顔が熱くなるのを感じながら、毛布の中に潜った。