テラーノベル
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数週間ぶりに彼に会えるーー
「撮影お疲れさま。予定より早かったね、はやちゃん」
「柔もおつかれ!やっと久しぶりのオフだー!疲れた〜!」
そう言って笑う顔は、確かに疲れていた。目の下に薄い影ができている。最後に彼に直接会えたのはいつだっただろう。
「お風呂、沸いてるよ」
柔太朗はわざと何でもないことのように言った。本当は、この日のために新しいバスグッズを揃えた。アロマを基調とした香りのよい入浴剤、ソープ、柔らかなタオル。全部、勇斗に少しでも疲れを取ってもらいたくて。
気持ちに気づかれないよう柔太朗は話しかける。
「………一緒に入る?」
勇斗が少し驚いた顔をした。柔太朗は視線を逸らす。
「あの、ほら、新しく買った入浴剤があって。いい香りなんだ。一人で使うのもったいなくて」
言い訳めいた言葉が口から溢れる。本当は違う。ただ、一緒にいたかった。多忙な勇斗と少しでも長く同じ時間を過ごしたかった。でも、それを素直に言うのは恥ずかしすぎた。
「いいね。じゃあ、お邪魔しようかな」
勇斗がふんわりと優しい笑顔を向ける。その笑顔に、柔太朗の胸はぎゅっと締め付けられた。
浴室は湯気で満ちていた。柔太朗が先に入り、勇斗が後から来るのを待つ。
「おー、いい香り」
勇斗が浴室に入ってきた。シャツのボタンを外していく。柔太朗は湯船に浸かりながら、その様子を盗み見るように見ていた。程よく筋肉のついた美しい体、男性らしい鎖骨、慣れた手つきでベルトを外す仕草。どれもが、柔太朗の心臓を締め付ける。
「柔太朗、そっち詰めて」
サッと体を流すと、勇斗が湯船に入ってくる。狭い浴槽の中で、二人の肌が触れ合った。勇斗の体温が柔太朗の肩に伝わる。
「あったかい」
勇斗が呟く。柔太朗は何も言えずに、ただ頷いた。
ふわふわと湯船に浮かぶ大きな泡を手に取る。ふわりと広がる白い泡と、ほのかに甘い香り。柔太朗は勇斗の背中に泡をのせマッサージし始めた。
「気持ちいい?」
「うん。柔太朗、けっこう上手いね」
「そう?」
柔太朗は泡のついた手で、肩甲骨のあたりを優しく円を描くように撫でた。勇斗の肌は、湯船に浸かってほんのりと赤くなっている。
「はやちゃん、痩せた?」
「そうかな」
「うん。背中、そんな気がする」
「仕事忙しくて、あんまり食べられてなかったからかな」
柔太朗は胸が痛んだ。はやちゃんはがんばりすぎる。仲間のためを思うその行動は柔太朗もよく知っている。でも、会えない時間は寂しくて、切なくて。勇斗にもっと会いたかった。もっと、こうして触れたかった。がんばりすぎる彼のためにもっと力になってあげたかった。
「はやちゃん、こっち向いて」
柔太朗は背中を向けていている勇斗の顎に手を添えるとゆっくりと顔を振り向かせた。湯船の中で見つめ合う。勇斗の濡れた髪が、額に張り付いている。それを柔太朗はそっと払った。
「はやちゃん」
「ん?」
「会いたかった」
やっと素直に言えた。勇斗が少し驚いた顔をした後、優しく微笑んだ。
「俺も」
湯船の中で、二人の唇が重なる。最初は軽く触れるだけのキス。でも、すぐにそれは深くなった。勇斗の舌が柔太朗の口内に侵入し、丁寧に柔太朗の舌を絡め取る。湯船の中で水音が小さく響く。柔太朗は勇斗の首に腕を回し、より深く唇を重ねた。勇斗の手が柔太朗の腰に回り、引き寄せる。肌と肌が密着し心臓の音が高鳴る。キスは何度も何度も続いた。角度を変え、息継ぎをしまた重なる。柔太朗はもう、自分が何をしているのか分からなくなっていた。ただ、勇斗の唇が舌が、存在が、愛おしくてたまらなかった。
「柔太朗」
ようやく唇が離れた時勇斗が低い声で言った。その声には、いつもの優しい彼とは違う、少し掠れた熱を帯びた響きがあった。
「俺、疲れてるからお願い聞いてほしいな」
柔太朗は、どきりとした。勇斗の目がいつもよりずっと近くで、柔太朗を見つめている。
「俺に出来ることなら何でも……」
「柔太朗を、潮吹きさせてみたい」
その言葉に、柔太朗は固まった。湯船の中で自分の顔が一気に熱くなるのが分かった。潮吹き——そんなの、経験したことがない。というか自分がそうなるなんて、想像したこともなかった。
「え、あの、それって……」
「ダメ?」
勇斗が首を傾げる。その仕草があまりにも色っぽくて、柔太朗は顔を真っ赤にしてたじろいだ。勇斗の顔は整っている。整いすぎている。濡れた髪、意思の強い瞳、眉間から鼻先へ彫刻のように完成された造形。その全てが、柔太朗の心を揺さぶった。
「……はやちゃんが……そうしたいなら……」
消え入りそうな声で、柔太朗は答えた。勇斗がいたずらっぽく微笑む。
「ありがとう」
その笑顔が、ずるい。柔太朗は、もう逃げられないと思った。
***************
浴室を出て、寝室へ移動する。濡れた体をタオルで拭きベッドに横たわる。勇斗が上から覆いかぶさってきた。しっとりと湿った髪から、石鹸の香りが漂う。
「緊張してる?」
「……少し」
「大丈夫。ゆっくりするから」
勇斗の手が、柔太朗の体を撫でる。鎖骨、胸、腹、そして下腹部へ。丁寧に、時間をかけて。柔太朗は目を閉じその感覚に身を委ねた。勇斗の指が、柔太朗の中心に触れる。ゆっくりと確実に、快感が積み重なっていく。
「んっ……」
思わず声が漏れる。勇斗の指が柔太朗の最も敏感な部分を優しく刺激する。時々、唇が首筋や胸元に触れ柔太朗の体を震わせる。
「はやちゃん、俺最近全然してないから……」
「俺とするの待っててくれたの?かわいいね」
「ぅ……ぁ……っ」
感じやすい胸元の飾りを舌で転がしながら、勇斗の指が激しく柔太朗の中心を責め立てる。
「はやちゃん……それ、されたら、すぐイっちゃ……っ」
「いつもより敏感だね、もうすごい溢れてる」
「はやちゃんが……上手すぎるからっ……」
感じやすい部分をピンポイントで扱かれ、柔太朗は早々に限界に近づく。
「イっていいよ、柔太朗」
「あっ………♡ごめ……っ、すぐイって、、ごめんなさいっ……♡♡」
何日も触れていなかったそこは与えられる刺激に従順で、一度目の絶頂はあっけなく訪れた。体が痙攣し、息が荒くなる。でも勇斗は止めなかった。
「まだ、これからだから」
そう不敵にそういうと、勇斗は部屋の奥から真新しい箱を取り出した。
「な、なにそれ」
「うーん、いわゆる電マってやつ?」
そう言って、勇斗はその凶悪な振動をするもののスイッチを入れ、さっき達したばかりの敏感な部分に当てた。
当てられた瞬間、柔太朗の視界はパチパチと火花が散るように、激しい刺激に脳が灼かれるようだった。
「………!!!はやちゃっ……!!もう、、、むりぃぃぃ……!さっきイったばっか……刺激……っつよすぎ……!」
「まだまだ。お願い聞いてくれるんでしょ?もう少しがんばろ?」
勇斗の指が、滴り落ちた液体でドロドロになった後ろへ侵入する。その指は狭い肉壁を押し拡げるようにクチクチと進み、柔太朗の最も弱いポイントを見つけた。
コリュッ
柔太朗の体に、背骨を抜けて脳まで達するような快感が走った。電流のような、でも痛みではない。限界を超えて刺激を受けた柔太朗のものも、コリコリとした前立腺もパンパンに膨らみ、体の奥から何かが込み上げてくるような、感じたことのない感覚があった。
「あっ……へっ……な、に……へん……」
「柔太朗の気持ちいところ、いっぱい潰してあげるね」
勇斗が確信を持ったようにその場所を繰り返し刺激する。
こりゅっ…くりゅっ……
マッサージ器の激しい振動も相まって、柔太朗の体が、自分の意思とは関係なくビクビクと跳ね、腹筋がピクピクと痙攣する。
「や、、、、!!はやちゃん、へん、なんかへん……きもちよすぎて、、、こわいっ……!」
「大丈夫。そのまま感じて」
勇斗の声は、どこまでも優しい。でもその指の動きは容赦がない。快感が強すぎて何も考えられない。頭がボーッとしてぐちゃぐちゃで、涙が止まらない。
「あっ、あっ、はやちゃんなんか、、、くる………!」
ぷしゅっ……
体の奥から、何かが弾けた。瞬間柔太朗の体から、透明な液体が意思とは関係なく吐き出される。それは今まで経験したことのない感覚だった。恥ずかしい。でも、同時に抗えないほどの快感が全身を駆け巡る。
「すごい…柔太朗、潮吹きできたね♡」
勇斗が満足そうに笑う。柔太朗は息を切らしながら、顔を真っ赤にして俯いた。
「はやちゃん、俺のこといじめ過ぎ……」
「ごめん。でも、すっごいエロくて綺麗だったよ」
その言葉に、柔太朗はさらに顔を赤らめた。でもそれ以上に、勇斗の目がまだ飢えていることに気づいた。
「柔太朗、まだ続けていい?」
柔太朗は、小さく頷いた。もう断る理由なんてなかった。勇斗が、自分のものを柔太朗の中にゆっくりと挿入する。先ほどまで指で刺激されていた場所に、もっと大きなものが入ってくる感覚。指とは比べ物にならない圧迫感。柔太朗は息を呑んだ。
「痛くない?」
「……うん」
勇斗がゆっくりと動き始める。最初は優しく、でも少しずつリズムを刻むように。だが柔太朗の体は、さっきの感覚を覚えてしまっていた。
ぷしゅっ
ぷしゃっ
「えっ………?」
勇斗が突くたびに、あの場所が刺激される。そして突かれるたびに、柔太朗の体からはまた液体が溢れ出す。
「うーわ、柔の身体えっろ…潮吹きの感覚、覚えちゃったの?俺が突くたびにぷしゅぷしゅ出てるよ♡」
「えっ、、あっ、はやちゃん、ごめっ……勝手に、、、出ちゃっ……」
「いいよ、そのまま。柔太朗のえっちなところもっと見せて?」
勇斗の動きが少しずつ速くなる。柔太朗の体は、もう自分のものではないみたいだった。勇斗が突くたびに、潮が吹き出す。シーツはもうぐっしょりと濡れている。恥ずかしさと快感が入り混じって、柔太朗は頭がおかしくなりそうだった。
「はやちゃん、はやちゃん、あっ……♡あっ…………♡♡」
「柔太朗、気持ちいい?」
最早返事もなく、強すぎる快感でなにも聞こえず虚に涙をこぼす柔太朗。
勇斗が、最後に深く突き込む。柔太朗の体が大きく痙攣し、そして二人は同時に達した。その瞬間、柔太朗の体からはまた大量の液体が溢れ出していた。
「……すごいね、柔太朗」
勇斗が、柔太朗の額にキスをする。柔太朗はもう何も言えなかった。ただ、勇斗の胸に顔を埋め荒い息をついていた。
「疲れた?」
「……はやちゃんの、ばか」
「なんで?」
「だって、こんなの、恥ずかしすぎる」
勇斗が小さく笑う。その笑い声が、柔太朗の耳に心地よく響く。
「でも、気持ちよかったでしょ?」
「……うん」
柔太朗は、小さく頷いた。勇斗の腕が柔太朗の体を優しく包む。
「俺も、気持ちよかった。柔太朗と一緒にいれて」
その言葉に、柔太朗の胸が熱くなる。多忙な勇斗となかなか会えない日々。でも、こうして触れ合える時間があるならそれだけで幸せだと思えた。
「はやちゃん」
「ん?」
「また、来てね」
「うん。今度は、もっと早く来るよ」
勇斗の腕の中で石鹸の香りが、まだほのかに残っていた。
コメント
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読みました……😶🌫️🤍 うん、もう、ずるい。このお話。 多忙な彼に合わせて準備して、一緒にお風呂に入るあたりからもう柔太朗の気持ちが痛いほど伝わってきて。 「会いたかった」ってやっと言えたシーン、すごく好きです。 その後の展開も、勇斗が優しいのに確信犯ですごくて……///// 柔太朗が段々と快感に飲まれていく描写、丁寧で、ちゃんとエロかったです……。 続き、すごく気になります。二人のこの後も、見守りたいです🌙
#ご本人様とは一切関係ありません
あんり
444
#ご本人様には関係ありません
ち び
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