今朝は雨だ。雨は嫌いでは無い。そこにしんみりとした格好いい意味などなく、ただ涼しいからである。自転車が使えないので歩いてバス停まで行かなければならない。 (雨の日は滑りやすいので、お足元にご注意ください) 俺の中の某ショッピングモールのナレーションさんが注意してくれている。 (小さなお子様をお連れのお客様は…) 俺に子供は居ないのでこの忠告は無視しておく。この年で子供など作ったら学業の負担になること間違い無しだ。もっとも、大人になっても子供は持たないだろう。いや、語弊があった。子供は持てないだろう。何故ならモテないからである。ふと右を見ると、普段は誰もいない公園のベンチに男女が2人肩を並べて座っている。色々と死にたくなった。(憂さ晴らしに叫ぶとしよう)『きェェェェェェェェエアァぁ!!!!』肩を並べていた男女は目を見開いてこちらを見ている。ざまぁみろ。朝から地球温暖化を促進させるからである。まあいい、バス停に着いたのでバスに乗って学校へ行くとしよう。






