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テラーノベル(Teller Novel)
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ども、主です。それでは本編どうぞ!


ーNoside

💜「皆様、お集まりのようで。」

丁寧な口調で女装をした💜は言う。❤はたくましい友の様子を眺めていた。一応、自分にも役割があるようだったが、💛の側にいさせられる。💙は、そわそわしながら、最近何とか散歩できる程度になった💗の側にいた。ここは桃之琥珀邸の広間。その奥には帝と🧡の姿があった。緊張している💜の背中を、ポンポンと❤が叩く。

❤「大丈夫。💜くんの推理は正しいはずだよ。」

💜「う、うん、、、。」

💜は、桃之琥珀邸・橙之炎邸・黄之光邸全ての女官を集めた。女官だけなのには理由がある。宦官はまず、化粧を施したりしないはずだ。よっぽどの変わり者でない限り。💜はその女軍勢の中央に立って大きく息を吸った。

💜「この中に、第一お世継ぎであり、桃之琥珀邸の主、💗様を毒殺しようとした者がいます!!」

はっきりとしたその口調で、一人の女に目をやった。❤たちはすでにその犯人を知っている。❤は一人の女官の腕を掴み、中央へと運んだ。彼女の名を、桃華(とうか)といった。💗は眉間にシワを寄せる。

桃華「な、なんでしょう、、、。」

内向的そうな彼女を前にしても、💜はうろたえなかった。

💜「、、、貴方ですよね。兄の権力を奪おうとしたのは。」

桃華は、💗の実の妹である。いわゆる姫といったところか。❤はそれに関しては初耳だったが、桃華の存在は知っていた。ずっと💙から相談を受けていたのだ。水をかけたり、どう考えても側近がやるような仕事じゃない厩掃除を押し付けてきたりするような、顔は良くても性格はカラスよりも醜いものである。

桃華「そ、そんなことありません。私は確かに💗様の妹ですが、そのようなはしたないマネはしないです。」

随分シラをきるなコイツ。❤の握りこぶしが怒りを物語っていたが、その拳は💛に包まれた。

💛「、、、❤、気持ちは分かるのですが、今は💜さんに任せておきましょう。懲らしめて白状させるのが僕達の役目です。」

❤「、、、っ御意。」

💛「(ギュッ)大丈夫です。気持ちは皆同じですから。」

噂の通りの腹黒皇子だと思った。ちょっと吹き出しそうにしたのは、気のせいだと思っておこう。❤は証拠のマンニチールの粉末と毒の成分の資料、そして小瓶に付いていた指紋の調査の資料を握りしめていた。

💜「では、この小瓶は?貴方のものと他の女官からの証言もあります。」

桃華「わっ、、、私のものに触らないで!それに、やったのはコイツよ!コイツだって皆言ってたじゃない!!」

桃華はかっとなったのか、💙の襟を掴もうとしていた。その時、もう1つの手が伸びた。💗だった。💗の目は妹を見る目ではなかった。恐ろしいほどの怒りの目だ。

💗「、、、桃華。お前がそんな奴だとは知らなかったよ。失望した。」

桃華「お、お兄様、、、何かの誤解よ!私は何もっ、、、!!」

💗「それが嘘だって言ってんだよ。もし本当だったとしても、俺はお前を王宮の外にでも売るつもりでいた。」

桃華「そっ、、、それはどういう、、、。」

💗「お前がここで務め始めた頃からだろうか、お前から嫌がらせを受けているという情報は90件以上にも昇る。それでもここまで留めておいたのは、俺なりの情だった。でも、もうそれも必要ないようだな。父上からの許可は得ている。」

💗は桃華に思い切り平手打ちをした。桃華は絶望と悲しみに動けないでいた。そのまま宦官に連行され、何かを叫びながら引きずられていった。犯人も分かったことだしと女官たちは戻っていった。

❤「る、💛様。」

💛「どうしました?」

❤「本当に証拠もなしにこれで良かったのでしょうか。」

💛「、、、良いんじゃないですか?僕もあの方から何度か罵られたことがあったので、清々しました。」

❤「へ〜、、、。」

💛「そうだ!今日、空いてます?」

❤「え?あ、はい、、、。」

💛「それだったら、”密会”しません?」

❤「、、、は、はい、、、。」

事件の幕が下りたと共に、なんだか匂わせた雰囲気の2人なのであった。


はい!いかがでしたでしょうか?

皇帝の息子になんか恋しちゃいけません!

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