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続き
恥ずかしくなり、アメリカのことをどん、と思い切り押した。「ッ何すんだよ!バカ!」「まだ気づかないのかい?」「…は?何がだよ…」「アーサーは昔からこういう時だけ無駄に鈍感なんだぞ、」なんだコイツ…喧嘩売ってんのか?「俺は、小さい頃からずっとずっとアーサーのことが好きだなんだぞ」と声を振り絞ってアルは言った。「……、それは憧れを恋と勘違いしてるやつだよ、小さい頃からそう思ってたんなら間違いねぇ」アルが一瞬呆れたような顔をして 「〜〜〜!!アーサーのバカ!バカ!バカ!」いきなりバカと連呼し続けた。「誰がバカだこの野郎!」と飛び掛ろうとした瞬間後ろから聞いたことのある声で「お前ら何してんの…?」というのが聞こえた。振り向くと案の定…フランスがいた。フランスは俺とアメリカを交互に見渡して「…あぁ、なるほどね」と何かを納得したような表情をした。「おい髭何に納得してんだよ」「眉毛の手元見てみ?大体それで分かるだろ」ん…?と思い、手元を見てみるとアルの手と俺の手は互いにくっつきあっていてどちらとも離さなかった。その事実を指摘されたことが恥ずかしくなり、勢いでアメリカの手を引き離した。「HAHAHA!フランス!よくわかってるじゃないか!なぁイギリス、俺たちもっともっと仲良くするべきだと思うんだぞ!」なんてさっきとは全然違った明るい声でいつものように高笑いをし始めたアメリカ。そして、じりじりと詰め寄ってくる。「お、おい!やめろッ!こっちにくんな!」
「あ、じゃあお兄さん帰るね~お二人の茶番に付き合ってられないし(笑)」「お、おいフランス!助けろよ!!」俺の気持ち分かってるくせにアイツ!!「やだねーだ!何で眉毛助けなきゃいけねぇんだよ」「ッざけんな!クソ髭!!おいアメリカはなっ…せ!」「…どうして、嫌がるんだい?アーサー」「そんなの簡単な事だ!昔と違って俺らは国として生きなきゃいけないんだ、」「…そんな事、分かってるさ。君が、教えてくれたじゃないか」そう言って、アルはもう一度口づけをした。今度は先程の軽い口づけよりも少し長いキスをされる。「ん”ッ!?ぅ”ん”…!」
「んッ…ふ、ぅ…!んン”ッ」先程よりも比較的深いキスをされて俺は頭がついていけなかった。どん、っと押し返してもアルは唇から離れてはくれなかった。むしろ俺の身体をぎゅっ、と抱きしめて固定させた。「んぅ…ふっ…んん…」アルは唇を離した。「…アーサー、キスする時は鼻で息をするんだぞ、」「、は…な?」「…そう、あれ…【イギリス】はキスが上手い国No.1じゃなかったっけ? 」「っ…!おまぇ、こういう時だけ…国扱いすんじゃねぇよ…!」ははっ、ごめん、と男らしく笑うアルに深くにも少しだけときめいてしまった。「アーサー、ここ会議室だからさ…俺の家で…続きをしようよ、」なんで、コイツは続きをやる前提なんだよ、!「っ、いやだ、俺は帰る…!絶対帰ってやる!!」「何がそんなに嫌なんだい?」「この会議が終わってからのお前の行動全てが嫌なんだよ!」「……」そういうとアメリカは先ほどと違って深く黙り込んだ。「…え、?アメリカ…お前、どうしたんだよ…」何も返答しない「お、おい、!アメリカ…、何で…返事しねぇんだよ…このばか…」
それでも、返答しない。あの言葉に傷ついてしまったのだろうか。「、あ…あめりか!さっきは、すまなかった、よ…そ、その…さっきの続きとやらは…嫌だけどよ、…あの、お前ン家、ぐらいは行ってやってもいいぞ…?」そういうとアメリカは打って変わって「本当かい!?アーサー!言質はとったんだぞ!」「ん”な…!お前、嵌めやがったな…!!」「HAHAHA!」
「さぁ、出発だ!」アルのばか!!!
そうして俺は(半ば強制的に)アメリカの家へ行くことになった。