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僕が生きた意味

1 - 第1話 ひなたと里奈の出会い

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2025年11月17日

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「もう疲れた、16年も生きれば十分だ。 」

特に思い入れがあるものも無いし。そう言って降りようとした。

「ちょっと待ったー!残りの人生私に託してみない!?」

冴森里奈《さえもりりな》が始めた 僕の物語。

そう、これが僕、影井かげいひなたの人生の始まり。


「お母さん、僕、学校行きたくない。」

「ひなたなら大丈夫よ。貴方なら行けるわ。頑張ってね!」

「うん、分かった。ありがとう」

なんで、学校なんか行かなきゃいけないんだ。

学校に行っても虐められるだけだ。

また虐められるくらいなら死んだ方がマシだ。

もうこんな日々を送りたくない。

それならいっそ飛び降りよう。


「お母さん、先にいくね。」

「行ってきますでしょ。まぁいいわ。行ってらっしゃい。」

そう言って僕は学校では無く。

屋上へと向かった。


「今日は、僕の命日か。」

「やり残した事も無いし、そろそろかな。」

そうして僕は飛び降りようとした。

僕が飛び降りようとした時、誰かが階段を登ってくる音がした。

「ちょっと待ったー!」

「は?え、」

初めて、人を下敷きにして倒れ込んだ。

「ダメだよ!飛び降りちゃ!いろいろ疲れたんだと思うけど、命を無駄にしちゃダメ!」

「別にいいじゃないですか。楽しい事なんて何も無いですし。 」

「じゃあ、残りの人生、私に託してみてよ!絶対幸せにしてみせるから!」

「今、幸せになりたい訳じゃないです。ずっと前から幸せになりたかったので。」

「まぁまぁ、そう言わずに!あ、私!冴森 里奈って言うの!よろしくね!」

「え、えっと、よろしくお願いします?」

何言ってるんだ僕。

よろしくなんてしない。しちゃいけない。

頭では分かっているのに。

言葉にしてしまった。

「私、君の名前知ってるよ!影井ひなたちゃんでしょ!?」

「うん、」

「ずっと話してみたかったんだよー!」

そんな訳ないだろ。

僕なんかと話したって何の得もないのに。



次回、ひなたの人生、考えが少し変わる。

かもしれない。

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