ut視点
どうしてこうなった
都合よくさぼれていたのに、今は担架を持って走っている
なんでも、クロノアっていう人が危ないんだとか
(死ぬほどどうでもいい)
同盟国とはいえ、仲間という訳でもないし、助ける気にはなれなかった
、、、まぁ、でも借りは返さへんとやな
c国近くは、敵軍の死体でいっぱいだった
軽く見渡せば、生きている人間を見つけた
遠目だからよく分からないが、恐らく日常国の人だろう
近づけば、2人の人間が近くに横たわっていた
「すみません、手伝いに来た鬱というものですが、、、」
?「あ、貴方が大先生?」
「そうですね、みんなにそう呼ばれてます」
聞こえてきた声はとても可愛らしかった
よく見たら、顔も可愛い
日常国には、女性の幹部がおるんか
?「僕はしにがみです、早速ですが手伝って貰えますか?」
目線を下にした彼女は、少し寂しそうだった
俺もそっちを見ると、片方は応急処置が施され、もう片方は放置されていた
流石の俺でも察しがつく
俺は何も聞かず、答えた
「分かりました、でも俺も力とか体力無いんで2人で運びませんか?」
sn「そうですか、ありがとうございます」
彼女はそう続けた
儚げな彼女は、とても魅力的に感じた
「あ、あ〜、一応担架あるんで、楽ではあると思いますよ」
しにがみさんは何も言わず、頷くだけだった
俺もまた、何も言わず担架を置いてクロノアさんを乗せた
「行きましょうか」
sn「はい、、、」
彼女のどうしようもなく不安という気持ちが伝わってくる
俺は、そんな彼女に疑問を抱いた
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