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コメント
7件
後編はもっとやばいかもね💕︎
(・∀・)ニヤニヤシテンジャナイノォ?ԅ(♡﹃♡ԅ)グヘヘヘ(変態がここにいます)
にやけが止まらない!!!!
番外編7 『みんなで王様ゲームやってみたら波乱しか起こらなかった(´・ω・`)』After story
前編
グロバナー家 本邸 会議室
『……。』
(中々良い余興だったな。)
『ふふっ。』
『フィンレイ様どうしたんだ…?』
『分からん。悪魔執事の屋敷に行ってからこうなんだ…。』
『フィンレイ様、何かいい事でもありましたか?』
『…あぁ。悪魔執事と主でとある余興をしてきたんだ。それが楽しくてな。』
『余興ですか…。それは良かったです。』
『またやりたいな…。』
(ん、そうだ。私から誘えばまたしてくれるのでは無いか?うん、そうしよう。)
※職権乱用フィンレイ様爆誕。
一方デビルズパレスにて――
『主様。フィンレイ様からお手紙が届いております。』
『フィンレイ様から?』
私はルカスから手紙を受け取る。
『なになに…。この間やった余興をもう一度催して欲しい。今度は主と悪魔執事と私だけの。』
『…どうやらこの間やった…王様…ゲーム…?がお気に召したようで。』
『フィンレイ様そんなに楽しかったんだ…。』
『どうされますか?』
『うーん、でも、フィンレイ様も忙しいだろうし、予定を確認しないことにはなぁ…』
『あ、いえ、実はもうそこまで来てるんです。』
『へ?』
(最初からやる気満々だったんだ。)
※ムーちゃんは白猫さんとデートです。
大人なゲームなので純粋なムーちゃんは参加させない方がいいと思いました。
というわけで王様ゲーム第2弾!!
私達は団欒室に集まった。
『あの、フィンレイ様…。くじはあらかじめ作ってきたんですか?』
フィンレイ様はくじの入った箱を渡す。
『あぁ。今日作ってきた。』
『あ、そうなんですね。』
(余程気に入ったみたい。)
※くじには細工済みです。
『この間は途中退席してしまったからな。今日は最後までやるぞ。』
『わ、分かりました。』
『今回の王様ゲームは少し特殊だ。』
『特殊?』
『あぁ。この紙には20人分の名前が書かれている。そして、それを先ず引く。そして、この王様サイコロを振る。』
(ゲーマーやん。フィンレイ様。めちゃ準備してきてるやん。)
『例えばルカスと出たとする。そしたらルカスの紙を持ってる人が王様だ。次にこの服従サイコロを振る。ベリアンが出たら、ベリアンの紙を持ってる人が服従だ。ルールはわかったかな?』
『なんか、ギャンブルみたいですね…。』
(なるほどね、紙を引いたらサイコロを2回振る。まずは王様サイコロ、その後に服従サイコロを振る。そして、その名前が書いてある人が王様・服従ってことか。 単純そうで難しいな。)
『では第1回戦だ。あ、王様を決めるサイコロは毎回私が振る。』
(ニコニコしてるなぁ…こっちまで微笑ましくなる。)
『紙を引いたか?次に王様を決める。』
フィンレイ様はサイコロを振る。
『ボスキ君か。ボスキ君のカードを持ってる人は?』
『お、俺です。』
『フェネス君が王様だ。そしたらフェネス君。命令を言った後にサイコロを振ってくれ。』
『!!』
(なるほど、フィンレイ様意地悪だな……。
サイコロを振ったあとに命令なら命令を知ってるから嫌な気持ちは半減。でも、先に命令でサイコロを振ったら誰が当たるか分からないから嫌な気持ちは全面…。流石グロバナー家貴族様だ…狡猾且つ策略家。まさにこれはギャンブルそのもの!)
『えと、じゃあ振りますね…。えいっ。』
(フェネス可愛い。)
コロコロ…(˙o˙)(o:)(.o.)(:o)コロコロ
『ベリアンさんが出ました。』
『そしたらベリアンの紙を持ってる人が服従だ。』
『ベリアンさんの紙を持ってる人は…?』
『わ、私です。』
(まさか最初から当たるとは…。)
『では、フェネス君。王様が直接主に服従させるんだ。』
『!?』
(へぇ…流石フィンレイ様ですね。遊び心がある…直接手を出す王様ゲームを考えるなんて。)
『え、っと…じゃあ…。主様、頭を撫でさせてください。』
『え?』
『日頃からお疲れでしょうから、少しでも癒されて欲しいんです。』
『フェネス…。』
(へぇ、フェネスは欲がねぇな。)
(俺たちの中で1番むっつりそうなんすけどね〜。)
『主様。失礼します。』
フェネスは私の頭を撫でる。
『いつも本当に頑張っていますよ。俺はいつも見てますからね。疲れた時は俺がこうしてあげますから。』
『あ、ありがとう…///』
『よし、次に移るぞ。』
『次だ。ハウレス君のカードを持ってる人は?』
『おっ。俺っすね。』
『そしたらアモンくんが王様だ。サイコロを振り給え。』
『了解っす!』
『ハナマルさんが出たっす!ハナマルさんのカードを持ってる人はいるっすか?』
『えぇ!また私!?』
『へぇ、主様っすか。どんな命令にしようかな〜。』
アモンはカードを片手に私に近寄る。
『っ…。』
(アモンのことだ。きっとなにか企んでる。)
(何か企んでる。って顔してるっすね。ご明察っすよ。主様。)
『…ふふっ。』
(でもまだ分かりませんよね。何を企んでるか。どこに何が仕掛けられているか。までは。)
実はこの、王様ゲームは我々とフィンレイ様で仕組めたゲームである。フィンレイ様に事前に手紙を送り王様ゲームをすることを決めていた。そして、くじに細工をしたのはもちろん私。そして、サイコロにも細工がしてある。細工をしたのはもちろんハナマル君。そう。フィンレイ様と執事たちはグルである。仕組みはこうだ。
王様カードをフィンレイ様に振らせて、指名のカードが出る。そして、例えばアモン君が出たとする。そしたら、アモン君と書かれたカードを持っていた人が王様。ここまでは普通。
次に服従サイコロを振る。その前に主様の隣に座る両サイドの2人に主様のカードを盗み見てもらい、マークでジェスチャーをしてもらう。
※🫖⚔️🍽✝️🦋🦾🌹🍷🔑🌟🕯🧵❤️🩹🧸💮☔
🐾🤍(これがマークでジェスチャーする。)
でも、ジェスチャーでも伝わらない場合もある。その場合は口パクで伝えたりまぁ、様々だけど。そしてもうひとつこの王様サイコロに
主様の名前は書いてない。そう、このゲームは主様に服従させてドキドキさせて照れる顔を拝むゲーム。そして、この服従サイコロにも仕掛けがある。指定のものが必ず出るように重心を傾けてる。まぁ、運だから必ずしもそうなるとは限らない。だから、もし、指定のものが出なかった場合は実力行使しかない。小さい玉を飛ばしてサイコロの目を変えるしかない。じゃないとイカサマがバレちゃうからね。ふふっ。
長々と話したけど、これが最初の方で気付かないと主様はどんどん罠にハマっていくことになる。まぁ、私としては好都合だけどね。
(見抜けるか見抜けないかは主様次第です。)
『さて、どんな命令にしようっすかねぇ。』
アモンはわかりやすくニヤニヤする。
『っ…。』
『…うーん。決めたっす。主様は俺に10秒間後ろからハグされて耳元で囁かれる。これにするっす。』
『っ…思ったよりハードな命令…』
『では、失礼しますっす。』
アモンは私を抱きしめて、耳元で囁く。
『可愛いっすね…主様。もっとオレに照れた顔…見せて下さいっす。』
『っ、近い…』
『抱き締めてるんすから当たり前っすよ。耳まで真っ赤にして…可愛いっすね本当に。』
『も、もうこれ以上は…。』
アモンは私から離れる。
『満足っす♪主様の可愛い顔が見れて♪』
『っ……///』
(ダメだこれ心臓もたないかも…。)
後編へ続く!