テラーノベル
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数時間前
リョーコ「あなた一人だけねー」
…「…はい」
リョーコ「名前は?」
…「…ハヤト」
リョーコ「おーけーハヤトくんねー」
「見た感じ普通のサイボーグだけど」
「公務執行妨害と違法所持って何したのよ」
ハヤト「大麻と砂糖持ってある場所密輸しようとしたら見つかりました」
「んで邪魔だったんで軽く爆破を…」
リョーコ「軽くの規模じゃねぇよ」
ダン
チハル「ヒッ」
リョーコ「これってここら辺の道路で捕まっちゃった人たちですよねー」
「今から名前と罪状言ってくので返事してくださーい」
「マックス・マカリスター」
マックス「はーい」
「カート・クレイマー」
カート「はーい」
リョーコ「2人は砂糖の不法所持?」
カート「はーい」
「イワオカナタ」
カナタ「うす」
「ダイドウジアカネ」
アカネ「はい」
リョーコ「道路交通法違反?」
カナタ「うーす」
「クジョウチハル」
チハル「…はい」
「クルスマキナ」
マキナ「はい」
リョーコ「スピード違反・公務執行妨害・警察車車両爆破?」
マキナ「はーい」
カート「えぐ」
マックス「僕らよりやばいじゃん」
リョーコ「黙れー黙れー!」
「ハヤト」
ハヤト「はい」
リョーコ「公務執行妨害・大麻砂糖不法所持?」
ハヤト「お調べのとーりです」
カート「うわ」
マックス「砂糖不法所持仲間じゃん」
リョーコ「黙れー!!」
「ほいじゃあみんな配ってあるプリントに目ぇ通してください」
「これから皆さんに参加してもらうプログラムの内容入ってるんで」
「じゃあ1行目…マックス君から呼んでください」
マックス「え?」
「えーと刑期計上プログラム概要」
「惑星連邦の刑事施設における」
マキナ「警察官のみによって判断がみなされこれをもってプログラムを終了とする」
リョーコ「はーいありがとうございます」
「皆さん書いてあることはだいたい解りましたよね?」
「いや全然わかんねぇよ」
「長かったなー」
「難しい言葉ばっかでわかんない」
「いやそんなむず、あれみんな解ってない感じなんだ」
「こういう役所仕事丸出しの文章ってホント嫌」
リョーコ「勝手に喋んないでくださーい」
「結局どうなったら刑期終了なんだ?」
リョーコ「静かに、静かにー!、静かにー!!」
マキナ「えだから要は刑務所パンパンだから代わりに社会奉仕して償えってことでしょ?」
リョーコ「まぁそういうことなんですけど」
「だったら最初からそう書けよ」
「すごいねマキナこの文章理解出来んだ」
「あーしの文章力舐めんな」
ハヤト「…(うるさいなぁ)」
リョーコ「はい、うるさいです!うるさいです!」
「書いたやつ逆に頭悪ぃだろ」
リョーコ「なんか質問ありますか」
チハル「はい!」
リョーコ「はい!クジョウさん」
チハル「この奉仕活動ってどんくらいかかる感じですか?」
リョーコ「そーですねぇいつもだいたい1週間くらい…」
「はぁ?そんくらいやんの!?」
「長すぎ!社長に怒られるー!」
リョーコ「だまれ!だまれ!」
「他質問」
カート「はい」
リョーコ「もーなに?」
カート「具体的に奉仕活動って何するんすか」
リョーコ「だーか…それはふつうにいい質問だ」
リョーコ「今目の前にあんのは惑星間走行列車、通称ミルキーサブウェイ」
「正式名称はAM24って呼ばれてます」
「地球歴72年にタイタン工業が作って、それ以来中部鉄道が運用してます」
「ただご覧の通り長いこと使われている影響で非常に汚いです!」
「なので、本日みなさんにはこの車両の清掃をやって貰います 」
ハヤト「…(めんど)」
リョーコ「ミルキーサブウェイの掃除!」
「これが今回みなさんの社会奉仕活動です!」
ハヤト「…」
マックス「ねぇさっきからあの子無口すぎない?」
カート「なんも喋んねぇな」
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