「いつだってお前は自分のことばっかり!どうしてそう我儘なんだよ!何様なんだ!お前は!え?子供を作るのもお前にわざわざお伺いを立てないといけないのか?」
体中のあらゆる細胞が拒否反応を示す、恐ろしさで言葉がどもる
「わ・・・私は・・・べつに・・・子供は欲しいけど・・・まだ早いって・・・言うか・・・ 」
「今月の生理は?来たのか? 」
「え・・・・ええ・・・・ 」
彼は「チッ」と口を鳴らした
私は顎が緊張でこわばっていた、初めて殴られたあの日以来彼が癇癪を起すと、頭の回路がショートしたみたいに真っ白になる。そして体が粉々に砕け散ってしまう気がして、訳もなくガタガタ震えてその場から動けなくなってしまうのだ
「次の生理が遅れたらすぐに病院に行けよ!まぁ・・・どうしようもないお前でも母親になったら、ちょっとはまともになるだろうしな、優しい旦那で感謝しろよ!」
私はただじっと目を見開き、彼の信じられない言動を頭の中で反復していた
赤ん坊を、うちの父を操る道具としてしか考えていない、この人の考えをどう変えられることが出来るだろう・・・・
そしていきなり足首を掴まれて言われる
「パンツを脱げよ」
私は震えながら従うしかなかった
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