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少女レイ(完結済)

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少女レイ(完結済)

1 - 第1話_重なった影

♥

40

2022年02月17日

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……あの〜

チャット風の小説(いつものやつ)書けないんですけど……

なにかの誤作動ですかねHAHA

ということでお詫び(?)にこっちで小説書きまーす。(この前投稿した「才能」みたいなやつだけど)

((((高確率で連載になるかも))))


曲は

「少女レイ」

登場人物

(プロセカじゃないです!すみません、!)

・水田  哀(すいたあい)14歳

・押谷  渚(おしたになぎさ)14歳

それではスターティン!!!




風になびく黒髪。

さんざめく波の音。

水平線の入道雲。

今までの記憶が走馬灯みたいに頭の中に流れてきて、

今の私は、まるで猫に追い詰められたハツカネズミだ。


潮の匂いと蝉の音に惹かれて

踏切へと飛び出した___。


「……待って!」

1歩踏み出そうとした瞬間、友達の渚に腕を引かれる。

そう、渚は、私だけが友達。

私がいなくなったら渚は独り。

居場所なんてなくなるだろう。



2人きりこの儘、愛し合えたら__

「___ごめん」



目の前に広がる赤い鮮血。

その瞬間、私の頭がフラッシュバックする。

煩い蝉の声に、二度と帰らなくなった哀。

私と哀の、お揃いのキーホルダーが切れて、

哀が永遠に戻らない気がして……__


私と哀が初めてあったのは、中学1年生の冬。

先生に頼まれた仕事を、電気もついていない教室で行っていた。

そうしたら、ふいにトビラがガラリと開いて

「何してるの?」

そう言って私の向かいの席に座った。

「……佐藤先生に頼まれたの」

「ふーん……生徒会って大変だね」

そんな他愛もない会話をして

「押谷渚だよね?私水田哀。よろしく」

そう言って、白い手を差し出した。

「……よろしく」

その手を掴み返して、握手した。

「ねぇ、ギターの練習していい?」

返事をする間もなく、ギターケースを取り出して、チューニングを始めた。

机に座る哀の横顔は、儚くて。


___そんな哀に惹かれて、恋に落ちた。


思えばあれは一目惚れだったんだ。

そこからは、一緒に帰ったり、登校したり、遊んだり……

仲良かったんだ。あの時までは……



数学の教科書を忘れて、夕方に学校に忍び込んだ。

扉を開けようとした時、扉の窓から、ふたつの影を見つけた。

哀のセミロングに、同じクラスの、哀の隣の席の子のボブ。

輪の中に入ろうと思って、扉を開ける右手に力を入れた時に




ふたつの影の顔が、重なって、口吻をした。

少女レイ(完結済)

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コメント

2

ユーザー

私も少女レイの小説かいてるんですが、こぬかさんの少女レイとてもいいです!!

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