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タップするのはや!
俺、なんでこんなに空回りしてるんだろう。
ネタを考えて、盛り上げようと必死になって、声を張り上げてるのに。
気づいたら、みんなの笑顔の真ん中には俺じゃなくて、他の誰かがいる。
悔しいとか、悲しいとか、そんな簡単な言葉じゃ表せないモヤモヤが胸の奥でずっと渦巻いてる。
みんなすげぇんだよ。
即興で面白いこと言えるし、ゲームもうまいし、声だってカッコいい。
俺だって頑張ってるつもりなのに、何でこんなに差がつくんだろう。
“まぜ太くん”って名前を出してくれる人はいるけど、それがただの“おまけ”に聞こえる時がある。
笑ってる自分の顔が一番嫌いだ。
「俺もいるよ!」って必死にアピールするけど、内心は不安でいっぱいで。
あの人みたいに器用にできたら、もっと認めてもらえるのかな。
それとも俺にはそもそも、光るものなんてないのかな。
配信の後、ひとりになった瞬間が一番怖い。
みんなの声が消えて、静寂だけが残る部屋で、自分の価値を測ろうとしてしまう。
「今日の俺、ちゃんと面白かった?」
「邪魔になってなかった?」
そんなことばっか考えてる。
ファンに「まぜ太くんのおかげで元気出る」って言われると嬉しいんだ、本当は。
でも同時に「俺、ほんとにそういう存在になれてるの?」って胸がチクっとする。
笑顔を作ってるはずなのに、自分の心はどんどんすり減っていくみたいだ。
嫉妬なんてしたくないのに、比べたくないのに、比べてしまう。
そのたびに自分の器の小ささに吐き気がする。
でも誰にも言えない。
こんな醜い気持ち、知られたら、きっと引かれるから。
だから今日も、ふざける。
馬鹿やって、声張って、笑ってごまかす。
その裏で、こっそり心が泣いてるのに気づかないふりをしてる。
本当は――ただひとこと、「頑張ってるね」って言ってほしいだけなのにな。