テラーノベル
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僕は三人兄弟の長男としてこの世に生まれた。
僕には生まれる前の母親のお腹の中に
居た時の記憶がある
どうやら母親のお父さんが入院して
母親の兄弟達とお見舞いに来た様だ。
生まれてからの最初の記憶は病院の
治療室前の椅子で父親と二人で
座っている所だった。
どうやら妹が生まれる様だ。
薄暗い廊下だった事を覚えている。
そこから記憶が飛んで僕は
4歳になっていた様だ。
妹は2歳だったどうやら全身脳性麻痺
と言う障害を持って生まれたらしい。
僕は楽しそうに父親の実家で遊んでいた。
父親の実家の近くには
巨大な岩が道路の真ん中にあった
父親が言うにはその岩を退かそうとした人達は
怪我や病気で亡くなった呪われた岩らしい。
記憶が飛んで次は僕が自分の家に居る所だ。
当時家族4人で住んでいたアパートは
ボロくて非常に狭かった。
僕は良くテーブルにパンのシールを貼ったり
押し入れなどに登っていたりイタズラ好きの
子供だったみたいで良く母に
怒られていて父に庇ってもらっていたのを
良く覚えている。
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