sk side
海
ab 「綺麗だねー」
sk 「お前の方が綺麗だよ」
ab 「ふふっ 笑ありがとー」
これはお決まりのような共通点0の両思いのくだり
茶番に見えるかもだけど
俺の本当の気持ち
そんな気持ちを伝えられずに月日が経ってゆく_
俺が水に足を入れて遊んでいると
パシャッ
カメラのシャッター音がなる。
sk 「あ、また撮ったぁー!」
ab 「楽しくてつい、笑」
sk 「いいけどさぁー」
最近よくメンバーに教わりながらカメラで色々なものを撮っている。
sk 「あべちゃんは映らないのー?」
ab 「うん、写り悪いからなー」
sk 「それ、アイドルが言うことじゃないわ 笑」
sk 「康二が撮ったあべちゃん、あざてーけどなぁー」
ab 「康二は上手いからねー」
sk 「ふーん、」
その日はそのままお互いの車で帰って行った。
数週間後
sk 「あべちゃんっ、(泣」
大好きだったあべちゃんは
重い病気で亡くなった。
sk 「なんで、教えてくれなかったの、?」
ab『教えたらどこか連れ出すでしょ?佐久間なら』
sk 「あべちゃんの撮った写真見てたの、」
sk 「本当に写りが悪いねっ、」
あべちゃんのカメラには1枚だけ俺とのツーショットが入っていた。
あの時のカメラは康二のカメラじゃなかったのか、
ab『思い出だもの、あれだけはけせなかったよ、』
sk 「あべちゃん、」
ab『なに、?』
sk 「会いに行っても、いい、?」
ab『早くおいで、』
“大介”
sk 「…今から行くね」
fk side
線香をたいて花を飾る。
1つのお墓の前で7人が手を合わせる。
目の前には2人仲良く眠っている
阿部と佐久間。
2人で仲良く過ごせていますか?
喧嘩していますか?
泣いてませんか?
笑えていますか?
俺たちはいつだって9人で
snowmanだから。
離れていても1つだから
絶対忘れない。
大きくなってから
会いに行くな、
だから…
ポツッ、 ポツッ、
お墓に2滴の雨が降る
雨、?違う、
落ちてきたのは
2人の涙だった_
“2人の涙”
𝐹𝑖𝑛.
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